2025年3月5日水曜日

週間PseuDoctor2025年3月第1回(Blog版第39回)

#0. はじめに

皆様こんばんは。

先週は3月下旬~4月上旬並みと、まさに春本番の陽気でしたが、今週は一転して広い範囲で記録的な大雪に見舞われました。更に今日は再び気温が上がり大量に降った雪が一気に溶けるというややこしい事態になっています。溶け残った雪は多くの水分を含んで重く固くなっているのでご注意ください。

それでは今週もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第39回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】【医療】「高額療養費自己負担額引き上げの件は最悪の展開を迎える
1)「一時凍結」の報が流れるも結局はガセ
3週連続で取り上げており患者や医療者の関心(危惧)も強い本件。あまりの愚策に患者団体や各学会が相次いで反対を表明する事態となった。石破政権はやる事なす事デタラメばかりなので、とうとう堪忍袋の緒が切れた状態。
そんな中「一時凍結」とのスクープ報道が流れた際にはTLが喜びで満ち溢れたのだが「凍結」の意味する所は「来年8月以降に実施する引き上げについては改めて検討する」という事らしい。つまり今年8月の引き上げは予定通り行うのであり、これを「一部凍結」と呼ぶのは明らかにガセ。持ち上げられた所に勢いを付けて落っことされたのでショックは倍加する。

2)「引き上げは物価上昇分」などと愚にもつかないデタラメ答弁に非難が沸騰
しかも石破は「官僚の言いなりで丸っきり制度を理解していない」のがバレバレとなった。その証拠がこの「引き上げは物価上昇分」などというインチキ答弁。国会で言ってしまったのだから無かった事にはできないよ。
例によってダメな点をまとめておく。
①診療報酬(医療機関へ支払われるお金)には物価上昇分などビタイチ考慮されていないのに、患者から取る分には「物価上昇分を反映」だと?やらずぶったくりもいい加減にしろ。
②例の「103万円の壁」引き上げにも「物価上昇」を反映させるべきなのに、そっちは散々出し渋っておきながら、ふんだくる方だけはシレッと決める。顔面皮膚の厚さが30cmぐらいあるのではないか。
③こんなデタラメを吹聴しておきながら、のうのうと「国民に理解を求める」などと言ってしまえる傲岸不遜さ。どこまで国民感情を逆撫でできるかのチキンレースでもやってるつもりか。

3)「戦後最低最悪レベルの首相」との呼び声も高い
別件(C-17輸送機の中古購入)なども含めて、石破首相のデタラメぶりは、それこそ枚挙に暇が無い。そのうえ「戦後80年談話」に意欲を燃やすなど「たとえ参院選でボロ負けしても首相の座にしがみつく」気マソマソの態度には怒りを通り越して呆れかえる。
もはやあの「悪夢の民主党政権」に勝るとも劣らない、戦後最低最悪レベルの首相と呼んで差し支えないだろう。改めて、こんな「反アベで凝り固まっただけの中身空っぽ野郎」を、総裁選の際に「コイツはダメだ」と下馬評が高かったにもかかわらず、派閥の論理を優先させて総裁に選出した自民党議員は恥を知れ。
「党員票でトップになった候補が総裁になれないのはいかがなものか」
「選挙で負けた責任を総裁が取らないのはいかがなものか」
これ全部、石破自身の言葉だからね。しらばっくれるんじゃないよ。
それとメディア。こんなに酷い首相なのに殆ど批判しないどころか、天野さんに対して「政府に逆らうのか」とまで言ったそうじゃないか。「権力監視とは名ばかりで、実際には真の権力者たる財務省の走狗である」のは十分に承知してたけどさ、ここまでアカラサマになると草も生えないよ。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「れいわ新選組と立憲民主党と日本維新の会の酷さ

1)れいわの酷さ
前項の如く石破政権が最低最悪なので、せめて野党にはしっかりして欲しいのだが、国民民主党(も決して満点ではないが)以外は軒並みダメダメ。
まずはれいわ。マクロ経済の分野だけでは注目に値する主張をしているものの、それ以外では推せない理由が目白押し。最大のものは党首の山本太郎氏。放射能デマで反ワクチン、もうそれだけで役満なのだが、それに匹敵するダメさは「信用できない」点。そもそも政治家とは、選挙に際して目標とする政策を有権者に提示し当選の暁にはそれを全力で実行すべき存在。つまり公約を反故にする様な人物はそれだけで政治家として全くの不適格。その視点から見れば山本太郎氏は勿論、前述の石破政権も「悪夢の民主党政権」も同罪と言えよう。こうした山本太郎氏のダメさについては過去スレ https://x.com/_pseudoctor/status/1483814852699504641 でまとめている(参考まとめにも収録した)。
なお昨今の世論調査で「30代の支持率が国民民主党に次いで2番目、自民党を上回る」との報道があったが、どうやら30代のサンプルサイズは50人程度らしいので、人数にすると1~2人程度の違いに過ぎない。つまり誤差範囲。れいわの支持浸透は決して楽観視すべきではないが、過度に騒ぎ立てるのも問題。

2)立民のヤバさ
次に立憲民主党。一言で言えば「悪夢の民主党政権」をまんま引き継いでいるからダメダメ。その典型例が先日の党大会。あの放射能デマの鎌田さゆり氏が「民主党政権は間違ったこと…ない!」と絶叫して喝采を浴びた。「民主党政権の正統なる後継者」の玉木雄一郎氏が遥か以前に率直な反省の弁を述べている https://x.com/tamakiyuichiro/status/1437260977393725445 のと比べても、残酷な程に対照的。
その他のメンバーも負けてはいない。米山隆一氏は相変わらず(財務省のプロパガンダそのまんまの)デタラメなマクロ経済観を垂れ流し続けるし、エスカレートする原口一博氏の陰謀論はとうとう身内のしのだ奈保子議員から批判される始末。そもそも代表の野田氏にしてからが公約を破って消費税増税を決めた大ウソつき。未だに数だけは野党第一党ではあるが、実質的には既に「泡沫政党の貫禄」と評しても過言ではなかろう。

3)やっぱり維新もダメダメ
そして維新。先週も述べた通り高校無償化(とは名ばかりの実質は税負担化)と引き換えに予算案に賛成した裏切り者。ガソリン減税も基礎控除引き上げもなし崩しにされた人々の無念が #減税潰しの維新 なるハッシュタグを産んだ。
こうした動きに逆ギレした維新は国民民主党への責任転嫁を図る。どう見ても減税を潰したのは維新の方なのに「高額療養費自己負担額引き上げに反対」「ガソリン減税には賛成」と口先だけの言い訳を重ねる。口では何とでも言えるが、行動は嘘を吐かない。予算案に賛成した事が全て。


#3. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「『103万円の壁』そしてガソリン税でもとにかく金を出し渋る政府と財務省
1)メチャクチャ複雑になり多くの矛盾を内包した「103万円の壁」
維新の抜け駆けでgdgdになってしまった基礎控除引き上げ。先週も述べた通り、榛葉幹事長の「壁を取り払わなければならないのに、障害物競走みたいに壁が何枚も出てきた」は言い得て妙。そのうえ最も手当てを厚くすべき中間層に対する措置は僅か2年間の期間限定。まさに「如何に誤魔化すか」に官僚が心血を注いだ結果。
これほど複雑になったからには、さぞシステム改修も大変だろうと思いきや、当初「178万円に引き上げるのはシステム改修が大変」と言い張った人達(そしてシステム屋さんにツッコまれた人達)は揃いも揃って静かなもの。どんなデタラメでも「言ったモン勝ち」の世界で生きてるとそうなっちゃうのかね。
改めて原理原則に立ち返ると、基礎控除引き上げなんてのは本来「毎年(せめて隔年で)」行うべきもの。今年は178万円でも、物価上昇を見込めば来年以降は更に引き上げるのが当然。それを何年も掛けて「178万円になるべく近づけます」なんて言ってる様じゃ、スタートラインに立つ前から既に失格だよ。
そして無闇に複雑にした結果、境目の部分では「収入が増えた方が手取りが減る」逆転現象も起こる。通常ならそういう事態が間違っても生じない様に制度設計すべきなのに「とにかく誤魔化す」のを最優先にした挙句、絶対にやってはならない事をやってしまった。これは官僚の立場からしても大大大失態だよ。

2)「ガソリン税暫定税率廃止」にもゼロ回答
そして当然の様にガソリン税暫定税率廃止にも抵抗しまくる。加藤財務相の「毎年1.5兆円の税収が恒久的に失われる」との答弁には思わず天を仰いだ。
過去最高の税収を記録している中でこの言い草。
もともと「2年だけ」の約束だった「暫定」税率を50年もダラダラ引っ張ってきてこの言い草。
コストプッシュインフレには減税で対応するのが国際社会の常識なのにこの言い草。
財務省が用意した原稿を読んでるだけとはいえ、これは余りにも酷い。
そんな中、国民民主党を中心として野党が共同で「ガソリン税暫定税率廃止法案」を提出するという。とはいえ、おそらくこれも維新の反対により否決されるだろう。なのでこれは「誰が反対しているのかを国民の目に焼き付ける為」だと割り切って見る事に決めた。

3)財務省のプロパガンダが国の隅々まで行き届いている
これも毎週の様に述べているが、とにかく財務省のプロパガンダは政治家・メディア・有識者から著名人に至るまで幅広く浸透している。今回目立ったのは、あのホリエモンが唐突に「今はインフレだから減税すべきではない」という稚拙なマクロ経済論を言い始めた件。こうした「コストプッシュインフレとデマンドプルインフレの区別を付けないインチキマクロ経済論」は財務省のプロパガンダとして定番。だから今回の件も財務省の仕込みである可能性を考えている。
流石に政治家も財務省批判を無視できなくなってきた様で、石破首相は「財務省は日本経済の発展や国民生活の向上を目指して、一生懸命やっているということは間違いない」などと答弁したが、これも大嘘。財務省設置法第3条 https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000095#Mp-Ch_2-Se_2 に「財務省の任務」が記載されているが、総理の言うような事は一言も書かれていない。役人はよく「我々は法律に則ってやっている」と言い訳するが、その言い分に従えば「財務省は日本経済の発展や国民生活の向上などカケラも考えていない」のが正解となる。そして現実の財務省の振る舞いもまさにそれを強力に裏付けるものになっているのだ。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#4. 【週間PseuDoctor】【政治】【国際】「トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談は物別れ
1)会談前には僅かな期待もあった
会談の前には「鉱物利権の取引で合意」との情報や「トランプがゼレンスキーを独裁者と呼んだのを誤魔化す」との報道など、僅かに雪解けを感じさせる雰囲気もあったのだが、残念ながらそうした期待の方が淡雪の如く消えてしまった。

2)残念ながら今回の合意には至らなかった
一言で言えば「トランプとロシアとの結び付きが想定以上に強固だった」のだろう。態度がどうの、感謝が足りないだのは、正当化の為の屁理屈に過ぎない。そもそもウクライナ側がゼレンスキー大統領1人なのにアメリカ側がトランプとヴァンスの2人だった時点で「吊し上げ」の雰囲気が漂っていた。この状況で「ゼレンスキーが通訳を入れなかったのが悪手」だとの指摘には首肯する。するが、トランプが徹頭徹尾ロシア(プーチン)に肩入れしていた点は動かし難いので、たとえ通訳を入れていたところで、大勢には影響しなかったかもしれない。

3)ヴァンス副大統領が煽った?
その意味で、今回話題になったヴァンス副大統領の「煽り」がどの程度影響したかは疑問だが、少なくとも全体の雰囲気を悪くする事で多少なりとも決裂に寄与したのは間違いない。
そもそも「感謝がどうの」と精神論や建前を振り回すのなら、所詮ヴァンスは副大統領なのだから、大統領たるゼレンスキーに対してまずはキチンと礼儀を示すべきだろう。それをしていない時点で「煽りの為の煽り」なのだろうなと感じる。

4)その他(ケネディJrとイーロンマスク)
さて一方でトランプ政権の重要なメンバーであるRFケネディJrが麻疹(はしか)の大流行を受けてワクチン接種を呼び掛けた。国際的に有名な反ワクチン派であるケネディJrの「転向」は大きな衝撃。現実を見て良い方向に向かうのは歓迎だが、一方で「地位を得たので反ワクチンビジネスから足を洗う機会を窺っていた」というシニカルな見方も成り立つ。
一方のイーロンマスク。Twitter(X)で見るだけでも「イーロンに対するコミュニティノートは表示されない」とか「イーロンに不都合なAI回答の修正を試みた」とか「スプートニクに関する警告文が出なくなった」とか、不穏な動きが見られる。全て偶然とは考え難く、嫌な感じがする。
まぁ(以前にも増して)そういうものだと割り切って使う(あるいは、使わない)しかないよね。


#5. 【週間PseuDoctor】【社会】【ニセ科学】「あの福岡伸一氏の記事にツッコミ続出
1)ツッコまれたのは朝日新聞Glove+の記事
正直言うと「ニセ科学ヲチャー」にとって福岡伸一氏とはある意味馴染み深い、懐かしい名前であり「まだやってたのか」との印象すらある。まさに「浜の真砂は尽きるとも世にニセ科学のネタは尽きまじ」である。
さて今回話題になったのは「マザーツリー仮説」という、まぁ一言で言えばお伽噺。「そういう考え方もある」というだけで、科学でも何でもない。最大限好意的に解釈しても「未だ科学の俎上に乗っていない」つまり未科学って事。
それを分子生物学者の肩書で尤もらしく公の媒体に載せて発信するのは「科学を装っている」と看做せる。
以上より「ニセ科学」であると判断する。

2)福岡伸一氏は昔からの筋金入り
上述した通り、福岡氏は以前からこうしたいい加減な言説を吹聴して、それを売りにしてきた人物である。話は面白いので聞き入ってしまうのは解るしメディアも彼を使いたがるが、言ってる事の大部分は全く科学的ではなく、それっぽい雰囲気を纏っているだけ。その意味ではモギケンとかと非常に近い立ち位置に居ると言えよう。


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
まずは久々のアタポンイベ。今イベ(とイベ曲)はその名も「スターライトステージ」。デレステ10周年アニバーサリーと連動した記念すべきイベですね!今回も例によって2000位以内を死守する構えです。
一方のイベ曲はLV27という事もあり現在まで2ミスのコンボBが精一杯。現時点では何とか8000位台前半に引っ掛かっていますが、フルコン出来ないと銀トロは厳しそうです。
そしてガシャ。今回久々に、おはガシャで限定アイドルをお迎えできました。銀河イチ可愛い幸子です!
#デレステ

一方のアズレンは海域イベを少しずつ進めています。いつもの様にC1から始めてC3だけ10周して今はD2をやっています。ストーリーとミニストーリーはまだ全然ですが。
そして建造。アンドレア・ドーリア(META)以外は無事にお迎え出来たので、最悪でも報酬でゲットすれば良いかな、と思っています。
#アズールレーン


#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。

ふと思ったのですが本編でも取り上げた「れいわ新選組」と「日本維新の会」、お上の方針に何でもかんでも反対しまくる団体が「新選組」を名乗り、お上の方針にむしろ迎合する傾向を示している団体が「維新」を名乗っているのは皮肉ですね。
いや勿論「じゃぁ名前を取り換えればいいじゃん」という訳にもいきません。それぞれに歴史的意味のある名称なのですから、そうした名前を名乗るのであれば、歴史的背景をも背負う位の気概を見せて欲しいからです。
その意味では明らかに両方とも名前負けしていますね。

Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは承認制です。投稿してもすぐには反映されません(平均して何日か、時には何週間もお待ち頂く場合もありますので、どうか御容赦ください)。
コメントを投稿される際は、ハンドルを設定してください。匿名投稿も可能ですが、これはブログの仕様です。
お名前の入力をお願い致します(勿論、本名である必要はありませんし、URLの入力も任意です)。