コミケを風疹から守り隊

2024年5月25日土曜日

週刊PseuDoctor2024年5月第5回(Blog版第1回)

 #0. はじめに(如何にして私は週間PseuDoctorをブログに移行するに至ったか?)
などと大袈裟なタイトルを付けましたが、そんなに複雑な話でもありません。
これまで何年にも渡り「週刊PseuDoctor」をTwitter(X)で毎週お届けしてきました。しかしこの度「連ツイがシャドウバンの対象になるらしい」との情報 https://twitter.com/Ganbon_BOT/status/1793955441397187018 を聞き及びました。確かに最近の私自身にも思い当たる節があったので、これは少々困った事態です。だって、連ツイを封じられては「週刊PseuDoctor」が成り立たないのですから(爆)
運営(イーロン)の「課金させたい」という明瞭な意志は感じますが、だからといって「標準で用意されている機能を用いただけなのにシャドウバン」というのは極めて理不尽です。
この際だから言わせてもらいますが、イーロン・マスクが買収してからの「Twitter」は使い難くなる一方です。確かに党派性に塗れた「キュレーション」が無くなったのは良かった。でもコミュニティノート(CN)の導入は買収前からの予定だと聞き及んでいますので、イーロンの功績ではない。一方で、悪くなった点は幾つもあります。
1)サードパーティ性のアプリを締め出して事実上公式アプリに統一。これがクッソ使い難い。最悪なのは未読管理が出来ない事。それでもiOSには「Tweetpd」というアプリがある様だが、Android では良いアプリが見当たらない。
2)デフォルトでタイムラインが時系列に並んでいない。
3)同じRT(RP)が何度も何度もTLに流れてくる。
これらから推測される運用方針は「TLなんて流し読みすればいいじゃん」というものです。これは私の態度と真逆、即ち「個々の投稿を1つずつ丁寧に読みたい、自分の投稿も丁寧に読んで欲しい」と考える私にとっては、昨今のTwitter(X)は居心地が悪くなる一方です。逆に言えば、これらが改善(というより元に戻すだけ)されれば課金にもやぶさかではありませんが、現状では到底そんな気にはなれません。
などとぼやいているだけでは仕方がないので、取り敢えずTwitterにはタイトルと概要のみを記載する事とし、本体はこちらブログへのリンクを貼る様にしてみます。
という訳で、本記事はTwitter(X)から来た読者を主な対象にしてはいますが、単独で読んでも大丈夫だと思います。本文中にTwitter(X)へのリンクも沢山貼ってありますが、リンクを一切踏まなくても論旨は通る様に書いたつもりです。
なので、どうぞ安心してご覧ください(^^)

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「先進国中最悪レベルの筈の日本の財政状況が、何故か国際社会では全く問題視されない不思議(爆)」
折しも5/24からG7財務相・中央銀行総裁会議が行われていた訳だが、勿論そこでも全く話題にもならなかった。勿論、過去のG7でも、日本が議長国になる直前の時でさえ「日本の財政事情」など話題にもなっていなかった https://x.com/_pseudoctor/status/1648700802129862656 これはまぁ当然すぎるほど当然。言うまでもなく日本の財政状況は世界でもトップクラスの健全さを誇っているからだ。それを悪く見せる為に日本独自の会計基準で粉飾しているのが「財務省の悪行三昧(のほんの一端)」。この「粉飾」の具体例については過去スレ https://x.com/_pseudoctor/status/1740025103579324917 や拙ブログの過去記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2022/06/blog-post.html も参考にしてください。
で、鈴木財務相も植田日銀総裁も(そして随行している官僚連中も)そんな事は百も承知だから「本物の経済の専門家」が集う場所では決して話題にしない。逆にその鬱憤を晴らすかの如く、日本国内ではメディアや与野党政治家への「洗脳」にいそしむ。そうした所業を永年続けてきた結果、自民党主流派だけでなく野党第一党まですっかり「財政破綻デマ」に騙され、先日の枝野氏の如く「消費税減税をすれば財政パンク」などと世迷言を吐く様になる https://twitter.com/tamakiyuichiro/status/1794511116305105285 。一方の自民党も財政再建推進本部が「財政黒字の継続を」などとメチャクチャな提言をする https://twitter.com/keipierremulot/status/1794006137836388535 。普段なら立憲民主党などは自民党の揚げ足取りに余念がないのに、こういうネタになった途端、自民党主流派と見事に歩調を揃える。これも財務省の洗脳が与野党問わず行き届いている証拠(傍証)の一つ。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【報道】【政治】「上川外相の発言を切り取り・捏造報道したメディア、懲りもせず正当化と保身に走る醜態を晒す https://twitter.com/don_jardine/status/1793794567046893590 」
本件で述べたい点は3つ。1つはこうして内部文書が出たという事は、逆にダメージを受けた証左だと考える。もしも歯牙にもかけていないのだったら、わざわざこうして引き締めを図る必要が無いからだ。
そして2つ目は内部文書が「流出」したという事実。これは社内にも現状を良しとしない人が存在する事を示している。
最後の3つ目はメディアの相互批判が徐々に本格化しつつある点 https://twitter.com/Pre_Online/status/1793538408767275376 。この傾向を歓迎したい。

#3. 【週間PseuDoctor】【社会】【医療】「学校健診(検診)を叩いて炎上させた『音楽評論家』は放射線デマでしばき隊シンパで反ワクチンの活動家・風評加害者だった」
その評論家とは高橋健太郎氏。本件が(ボリューム的に)今回のメインであり、それだけに論点が極めて多岐に渡るので順番に述べていこう。
1)今回の経緯
高橋氏が曖昧な伝聞情報だけで学校健診(検診)を非難し始める https://twitter.com/Tebasaki300Teba/status/1794695749806194971 。即ち発端は「息子の同級生に泣いていた人が居る」という伝聞に伝聞を重ねた不正確なネタ。にも拘らず学校名を特定して叩く。更にそれを神奈川新聞や政治家(長岡京市の川口よしえ市議 https://twitter.com/_North_Arrow_/status/1793972596238925921 )が取り上げ、週刊女性やライブドアニュースまで拡散 https://twitter.com/mihyonsong/status/1795051806462009766 。
多くの人の目に触れた結果、報道内容と高橋情報との矛盾点が指摘され始める https://twitter.com/okamaitach/status/1794346373049094157 、 https://twitter.com/Mak0Nakamura/status/1794271173012013327 。医療関係者や詳しそうな人をブロックするもレスバが追い付かず「伝聞」「食い違い」と矮小化 https://twitter.com/RTBrz5VkCIfBMir/status/1794300911176818723 して誤魔化し、しまいには「飽きた」と言い放って投げ出す https://twitter.com/guruado/status/1794356630492250582 。
しかしその後、早い段階で高橋氏とコンタクトを取っていた毎日新聞(御存知の通り、医療崩壊させた実績を誇る)満を持して追加燃料を投下 https://twitter.com/mainichi/status/1795214648263733494 。これに「飽きた」筈の御本人も反応し、この記事を紹介するなど未だ懲りていない様子。
2)本件での問題点は大きく4つ
①着衣健診(検診)による見逃し増加の危険。その対象疾患はざっと考えただけでも脊柱側彎症・先天性心疾患・皮膚疾患・虐待など幾つもある。特に虐待は親や保護者によるものが多い事・被虐待児は(傷を見られたくないので)脱衣を嫌がる傾向がある事より「親が反対している・本人が嫌がっている」を理由にすればするほど虐待の見逃しが増える。
実例は直近のTwitter(X)だけでも幾つも挙がっている。
健診で見つかった例:
「恥ずかしがるから」で見逃された例:
「見逃し」で訴えられた例も複数ある https://twitter.com/honoasa/status/1793256971308786047
そして、たとえ賠償を勝ち取っても、それで病気が治る訳ではない。最も被害を受けているのは「病気を見逃された児童」なのは明らか。つまり炎上を仕掛けた輩は無傷である一方で、「一番の弱者」が最も深刻な被害を受ける結果となる。
更に言えば本件では「事前に『お知らせ』で保護者に内容説明」「待機時は着衣」「仕切られた場所で1人ずつ診察」「看護師も同席」と「これ以上どうするの?」ってぐらい配慮した健診になっていた。ここまでやっても炎上させられるのなら、そりゃぁ医者だって手を引きたくなるよ。学校健診(検診)は「学校の義務」なのであって、医者の義務ではないのだから。
②誤った教育効果。未来ある児童に「受診時でも脱衣は不要」との間違った経験を与えてしまった。このまま大人になってしまうと、より深刻な疾患を見逃される可能性が増大する。それで何より不利益を被るのは疾患の当事者。煽って炎上させた連中は知らんぷり。
HPVV(子宮頸がんワクチン)の件では、今まさにそうなってる真っ最中だよね。
③真に「人権侵害」をしているのは誰か。本件を「児童の人権侵害」だと騒ぎ立てている節もあるが、上述の如く最も深刻な被害を受けているのは一番の弱者、即ち「病気を見逃された児童」。故に(繰り返しになるが)深刻な人権侵害を引き起こしているのは、正義ぶって炎上させた側。
④いつもの「活動家のやり口」に成功体験を与えてしまった。次項で述べる通り高橋氏は活動家・風評加害者であり、これまでにも「曖昧な根拠で炎上させて自分だけは逃げおおせる」行為を繰り返してきた。今回も責任を負わない様に予防線を張った上で騒ぎが大きくなると身を引いているので、まぁそういうスタイルなのだろうね。
真面目に受け取ると馬鹿を見る。
3)高橋健太郎氏は放射能デマ屋でしばき隊シンパで反ワクチンの活動家・風評加害者
これは冒頭にも書いた通りだが、実例を以下に挙げておく。
あの「オペレーションコドモタチ」の賛同者:https://twitter.com/pmanrouu824/status/1793295420321628573
早川由紀夫の「毒米」発言を擁護:https://twitter.com/papa_no_nikki/status/1793342505372766478
「汚染水」&「反ワクチン」:https://twitter.com/A22aun/status/1793971903838978338
やはり、真面目に相手をするのも馬鹿らしいが、さりとて放っとくと害を撒き散らす、始末に困るタイプ。
4)高橋健太郎氏の「芸風」は以前からのものらしい
話題になった事で、改めて高橋氏の過去の所業が掘り返された。即ち原爆をジョークのネタにしたり https://twitter.com/tsukuru_ouu/status/1793295119883591951 、本業の音楽評論でもマイケルジャクソンのスリラーに1点を付けたり https://twitter.com/Maluminse1998/status/1794370478951534718
これらから見えてくるのは「他者の営為をバカにしてからかう事で気持ち良くなる」タイプの人だと推測する。
老婆心ながら、この人、68歳で息子さんが小6って事は、大卒まであと10年は面倒を見る可能性が高い。それまで今の芸風で家族の分まで食い扶持が稼げればいいね。どうも時代の変化を読み損なっている様に見受けられて仕方がない訳だが。
5)その他(より一般化して語りたい要素)
まだまだ問題とすべき論点はあるが、一般化して述べた方が良いものが幾つかあるので、ここでは項目のみ挙げ詳細は次項と次々項に譲る。
・活動家・風評加害者のやり口。
・「医者叩き」には一定の需要がある。
・健診の意義と意味。


#4. 【週間PseuDoctor】【社会】【人権】「活動家・風評加害者のやり口と医者叩きについて」
前項を受け、まず活動家・風評加害者のやり口を解説する。その中心にあるのが「弱者を盾にし棍棒にする」方法(後述)。これは前項の着衣健診の例のみならず、反原発・反ワクチンなどで特に顕著に現れてくる。その特徴を列挙しよう。
①攻撃対象は権力者・権威者。但し本物である必要は無く、むしろ「それっぽく見えるけれど実際にはさほど権力を持っていない相手」の方が叩くには都合が良い。
②真の権力者には手を出さない。これは前項後半の言い換えでもある。常に保身を考えて立ち回っている彼等は、反撃されそうな相手への攻撃を避ける。その典型例が行政(官僚)。下っ端役人を叩く事はあるが、高級官僚には絶対に手を出さない。
③弱者を「攻防一体の万能武器」として利用する。その為に表面的には弱者に寄り添うふりをするが、実際には利用したいだけ。その点はよく観察すれば見分けられる。即ち、寄り添っている様に見えて本心では「弱者救済・被害者救済」には関心が無い。むしろ「弱者を弱者のままに留めて置く」のに熱心。何故なら、ずっと弱者のままで居てくれれば「弱者棍棒・弱者盾」として使い続けられるからだ。
次に「医者叩き」について。私は以前から、ネットでもリアルでも「医者叩きネタ」には一定の需要があると感じている。その理由は何点か考えられるので、こちらもこの機会に列挙してみる。
①身近な権力者・権威者である。
②叩いても反撃を食らいにくい(食らい難かった)。
③利用できる「弱者」を見つけ出すのが比較的容易。
お気付きだろうが、これらは上記の①~③に呼応している。つまり活動家のやり口にハマりやすい。加えて医療の特殊性に起因する要素がある。
④医療には「社会インフラ」と「サービス業」の二面性があり、それらを都合良く使い分けている人が(どちら側にも)居る。なお「医療の二面性」については過去スレも参考にしてください

#5. 【週間PseuDoctor】【医療】【社会】「健診と検診の意味と意義」
前々項を受けた2つ目。まず健診と検診の違い。
健診とは健康状態を調べ疾患の予防に繋げるもの。
検診とは特定の疾患があるかどうかを調べるもの。
つまり学校で行われているのは「健診と検診の両方」という事になる。ここで、煽って炎上させている人達は「検診」の要素が含まれている事を無視ないし軽視していると考える。
では検診の意義とは何か。疾患のスクリーニングである。スクリーニングとは無症状の人に広く「網を掛ける」様に行う検査であり、特異度を下げてでも感度を上げる事が求められる。即ち少しでも怪しければ精密検査に繋げるのが役割であり、見逃し・見落としは可能な限り少なくすべきもの。
一方の精密検査とは確定診断に使うものなので、感度が下がったとしても高い特異度が求められる。
以上が理解できていれば、先の着衣を求めた連中の愚かさにも気付ける事だろう。

それでは、本日はこの位にしておきましょう。
Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様でした。
またお会いしましょう。

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