コミケを風疹から守り隊

2024年11月15日金曜日

週間PseuDoctor2024年11月第2回(Blog版第24回)

 #0. はじめに

皆様こんばんは。
Twitterにも書きました通り、今週月曜日に新型コロナワクチン接種しました。コスタイベを打ちたかったのですが勤務先が用意してくれたのはコミナティでした。そのせいもあり水曜日まで少々だるかったので今週は1日遅れでお送りしています。
それでは今夜もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第24回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「国民民主党vs抵抗勢力
1)国民民主党案の妥当性
玉木代表本人も言ってるけど「基礎控除が30年間も据え置き」だったのが異常。そもそも基礎控除とは憲法25条が保障する生存権に基づき「最低限の生活を営むのに必要な収入には課税しない」とされてきたもの。故に「最低賃金の上昇率と同率で引き上げるべき」という国民民主党の主張には説得力がある。
この点はかつて他の野党も指摘していたが自公政権安定多数の下では相手にされなかった。今回実現の芽が出てきた途端に反対に回るのは、まさに「政策よりも政局」って感じがして(悪い意味で)解り易い。

2)反対勢力のダメダメさ
上述の如く大義名分は「基礎控除引き上げ」側にある。なのでそれ自体に反論している人はあまり見かけない。反対論は専ら「税収が減る」一辺倒に見える。しかしこれは何重にも破綻した屁理屈。
①「税収が減る」とはまんま「国民の手取りが増える」のを意味する。上記の如く「これまで取り過ぎていた税金を返す」のだから「税収が減る」のはむしろ望ましい。
②国民の手取りが増えれば当然の様に景気は回復する。故に所得税収も法人税収も増える。気に食わないが消費税収も増える。即ち反対論者が主張するレベルの税収減など起こらない。
③ここ数年「史上最高の税収」を記録し続けてきたのも記憶に新しい。景気回復も不十分なのに税収だけが史上最高などと、ここだけ見ても明らかに「税の取り過ぎ」である。
④もしもどうしてもお金が足りないのなら積極的に国債を発行すべき。国債の発行高が足りないから「政府債務対GDP比」は悪化の一途を辿る。逆に言えば国債を増発して政府支出を増大させれば、この指標は直ちに改善する。この事は「政府支出が直接的にGDPを増加させる」のを知っていれば理解できる筈。

3)不倫報道への対応と評価
本件、流石に「財務省のハニトラ」までは言い過ぎだろう。別に財務省に肩入れしているのではない。「バレたら自分達にも類が及ぶ」様な事はしない筈だからだ。官僚が最も嫌がるのは「責任を追及される事」なので。その傍証だと考えるのが、財政危機を煽ったり為替介入をしたりする時はあれほど表舞台に出まくってた財務官僚や財務省OBが、今回これだけの騒ぎになっているのに全く顔出しせず、匿名でのコメントに留まっている件。集中砲火を浴びそうだから逃げているのではないか。
で、表に出てこない分、裏からメディアに「スキャンダル探し」を唆すぐらいはしてるだろうし、メディアの側も「時の人」だから血眼になっているだろうとは思うが、それ以上を推測するのは止めておく。
さて不倫は道義的に悪い行為なので、家族から強めの叱責を受けたのは良い事。おそらく今回の件で最も株を上げたのは玉木代表の妻、二番目が榛葉幹事長だろう。反対勢力としては玉木代表の首を獲れれば(辞任に追い込めれば)大勝利だったろうが、それは世論を見誤り過ぎ。私のTLはもとより、もう少し観測範囲を広げてみても、玉木氏を批判している人は幾らでも居るが、辞任論に言及している人は殆ど見掛けない。それも本来の理屈から言えば当然の話で、個人的な事情により国民の大多数が恩恵を蒙る筈の政策が頓挫するのは断じて避けなければならない。だから玉木氏が責任を感じているのであれば尚更、石にかじりついてでも政策を実現させなければならない。それこそが(当事者に対する責任とは別に)国民に対する責任というものだろう。
ポピュリズムやイエロージャーナリズムが機能し難くなっているのは朗報だ。なお今回、不倫相手とされる人物のファッションまで論っている向きがみられるが、それはルッキズムであり、もっとはっきり言えば「私人に対する人権侵害」に抵触しかねない行為。


#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【国際】【政治】「米国大統領選挙の影響
1)蓋を開けてみればトランプ氏の圧勝
早い段階で当確が出たのも意外だったが、最終的には激戦区の全てをトランプ氏が制した。日米のメディアからは「ハリス有利」の声しか聞こえてこなかったので、この結果は彼等にとっても不本意だっただろう。敗因の分析も結構だが、都合のいい時だけ「ガラスの天井」とか言い出すのはカッコ悪いよ。

2)トランプが勝ったのではない「リベラル」が負けたのだ
伝え聞くところによるとハリス陣営とその支持者達の嫌われ方は相当なものだった様だ。選挙が終わってボロボロと出てくる情報を話半分に聞いただけでも、トランプ氏本人だけでなく支持者までアホ呼ばわりしていては、勝てる戦でも負けるだろう。またハリス氏自身も、敗戦の弁を述べるのが1日遅れた件からも窺える様に、独善的なだけでなく不誠実でもあったと感じる。
そしてまた本邦の既存大手メディアも、前述の如く、選挙前は「ハリス有利」の予想一辺倒だったのに選挙が終わった途端「負けたのはガラスの天井のせい」とか言い出すのは、控え目に言っても偏向報道だと感じる。

3)「リベラル」は変質して支持を失った
こういう風に「リベラル」が変質してしまったのは以前からの傾向であり、その典型例がLGBT+やBLMの扱い。即ちLGBT+に関しては「多様性」を謳いながら自分達が推す特定のマイノリティの権利ばかり主張した結果(自らが定義する)「多様性」を強制するという自己矛盾に陥っている。BLMに関しても黒人の権利ばかり強調する一方で、よりマイノリティであるアジア人に対する差別(それも黒人によるものでさえも)は無視されてきた。
論理的思考を好む人であればあるほどこうした「リベラル」の一貫性を欠いた言動に嫌気が差すだろう。こうして、かつて知性派のものだった「リベラル」は、権力志向の差別者がそれを誤魔化す為の隠れ蓑と成り果て、本来のリベラルからの支持を失う事になった。
これまで私はこうした「リベラル」の事を「Jリベラル」と呼んできたが、日本独自の傾向ではないと解ってきたので、今後は単に「似非リベラル」「偽リベラル」と呼んだ方が良いのではないかと考えている。
最後に言わずもがなの事を書いておくが、以上の指摘はトランプ政権の問題点を一切免責するものではない。


#3. 【週間PseuDoctor】【国際】【政治】「クレジットカード会社or決済代行会社による表現規制
1)直接原因は決済代行会社の横暴
過去の絶版マンガを取り扱っていた「マンガ図書館Z(旧Jコミ)」が決済代行会社の「全ての決済サービスの解約」によりサイト停止。これに関しては「過去の作品は今とはレギュレーションが異なり現在の基準ではアダルトに相当する」と分析する人も居る。それ自体は正しいかもしれないが、問題の本質はそこではない。
理由が何であれ、決済代行会社の恣意的かつ一方的な判断により(クレジットカード以外の決済手段を利用しているサイトも含めた)任意のサイトを停止に追い込める点が、最大の問題。決済代行会社とクレジットカード会社はあくまで決済手段を提供しているだけなので、そこが決済内容に恣意的に口を出すという事は、例えるなら一万円札に印刷された渋沢栄一が突然に口を開いて「俺はそんな所には行かない」と言い出した様なものだ。
更に追い打ちをかける様にメロンブックスでもVISA/Masterクレジットカードの使用が停止された。こちらはまだ「JCB乗り換え」による回避手段が残されているものの、同様の措置を喰らってきたサイトは多いので問題は深刻。

2)言うまでもなく「表現の自由」に対する重大な脅威
どうしても「表現の自由」は軽く見られがちな風潮があるが、実際には基本的人権の中でも特に重要なもの(いわゆる「二重の基準論」による精神的自由権の優越)。詳しくは拙ブログの過去記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2010/12/blog-post.html を参照してください。
私企業、しかも上述した通り決済手段を提供する役割の企業の力により表現の自由が制限されるのは極めて大きな問題であり「国家体制そのものに対する挑戦」と言っても過言ではない。本件に関しては山田太郎議員、赤松健議員、くりした善行議員らが動いてくださっている。この各氏は以前から表現の自由を守る為の活動を積極的に行っている方々であり、その活動に深く敬意を表すると共に、今回もまた有効な行動を期待したい。


#4. 【週間PseuDoctor】【行政】【社会】「東野篤子教授を中傷した茨城県警警部に罰金30万円
1)あまりにも軽い処分にビックリ
私見では懲戒免職でもおかしくないレベルだと思うのだが、どうやら「罰金30万円の仮処分」で終わりらしい。まぁこれから何らかの懲戒処分が行われる可能性も微レ存ではあるが、見通しは暗い。
そもそもこの人物、茨城県警生活安全課の警部だという。警部というからにはおそらく生活安全課長、即ち東野氏がストーカー被害を訴えた際の捜査責任者にあたる。これは本当に恐ろしい。自分が犯罪被害を警察に相談したら、何とそこの責任者が犯人だったという、出来の悪いホラーだとしか思えない展開。これは極めて重大な信用失墜行為だと考える。だからこそ公務員として何らかの懲戒処分があるのが当然だと思っているのだ。

2)本人が自分を「かわいそう」と評する事の意味
本人の言い分がふるっている。曰く「私だって捜査も受けてる。それなりに社会的制裁を受けているとは思うんですけど、少しかわいそうとは思いませんか」だそうだ。これに関して「全くかわいそうとは思わない」との反応が寄せられており、それ自体は極めて健全。しかし更に大きな問題は、他ならぬ警察組織でそれなりの地位にある人物が「捜査も受けてる」事を「社会的制裁を受けている」とみなしている点だ。詳しくは次項で述べるが、通常は捜査を行う側の人間がこう述べるからには、日常的に「社会的制裁を与えている」という自覚がある訳だ、相手が無実であるか否かに関わらず。これって大変な事ですよ。

3)警察権力の肥大が三権分立を脅かす
三権とは「立法・司法・行政」であり、我が国で司法権を持つのは裁判所のみ。即ち警察や検察は行政の一部門に過ぎない。にもかかわらず現状ではこれらの行政部門が実質的に司法権の一部を行使している。これも「国のあり方」そのものに対する重大な脅威だと考える。
その具体的な現われが前項で述べた「捜査を受ける=社会的制裁」という認識だ。「かわいそう」かどうかはともかく、これは警察が自らの判断のみで「任意の相手に社会的制裁を加えられる」のを意味する(ついでに言えばメディアは被疑者の段階で個人情報をバラ撒けるし、検察は起訴するかしないかを自分達の都合だけで決められる)。そして裁判所もこうした風潮を追認している。即ち「既に社会的制裁を受けている」のを理由として厳刑したりする。もしその理屈が通るなら、無実なのに捜査を受けた人は自動的に補償されるべきだと思うのだが、当然の様にそうした動きは皆無。
という訳で、現状では警察や検察といった行政の一部、更には三権のいずれでもないメディアまでが実質的に司法権の一部を行使している。言い換えれば司法権はそれだけ侵されているのだが、当の裁判所は異を唱えるどころかその現状を追認する有様。この状況は民主主義国家かつ法治国家である筈の我が国にとって非常に大きな問題だと以前から考えているのだが、重視する人は未だ少数なのがつくづく残念。


#5. 【週間PseuDoctor】【私事】【VR・MR】「『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』の感想その5~VR編オマケ~」
先週は2つのMRモードのうちギャラリーモードについて述べたので今回はバトルモードの話をしたかったのですが、実は未だにそこはプレイできていないのでした(爆)
そこで今回はメインのVRモード感想のオマケです。個人的に最もドキドキしたのは「発進シークエンス」。ガンダムではないけれど「銀河漂流バイファム」のOPの冒頭とか大好き。今回のVRモードは難易度低めでオペレータは何度でも教えてくれるし無限にやり直しできるんだけど、ここはやっぱり十分に練習してスムーズに発進シークエンスをこなせる様になりたいです。だってカッコイイんだもん。

#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
まずはLIVE Paradeお疲れ様でした。基本的には先週お伝えした通り、全エリア全クリ40000pt2百万人動員全て達成しました。
イベ曲はドミナントとときんをお迎えして大分頑張ったのですが「フルコンしてれば銀トロだったのにな~」レベルに留まりました。つまりオバロ効果を使ってもウソコンならぬウソワンミスが精一杯でした。
という訳で今はまったりとシンデレラキャラバンリコレクション。もぅドミナントとか言わずに☆20アイドルをセンターに据えてやってます。
#デレステ

そしてアズレン。例によってメンテ明けは未だ殆ど触れていませんが、一度全クリした復刻イベですので、そこそこ周回して特別計画艦の経験値を稼いだりします。
#アズールレーン


#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。
引き続き季節外れの台風25号が接近しています。どちら様もお気を付けください。
Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした 

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