コミケを風疹から守り隊

2025年10月23日木曜日

週間PseuDoctor2025年10月第4回(Blog版第68回)

#0. はじめに

皆様こんばんは。

急に寒くなりましたね。ついこの間まで「いつまでインディアンサマーが続くんだ」と思って半袖で過ごしていたと思ったら、早くも北の方からは初雪の便りが聞こえてきました。
と思いきや、長期予報では11月には再び暖かさがぶり返すらしく、何時になっても「丁度良い塩梅で止める」という事をしませんね「令和ちゃん」は。

それではblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(Twitterでの連ツイを止めてブログに移行した経緯はblog版第1回をご覧ください)第67回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「高市早苗総理誕生
1)維新との連立(連携)は不安要素
紆余曲折はあったし、本当に大変なのはこれからだとは思うものの、ともあれ高市政権が発足した。全てはこれからだとは言え、目下の最大懸念事項はやはり「維新との連立(連携)」。何故なら政策面での不一致が無視できないレベルで存在するから。
言うまでもなく維新は新自由主義(ネオリベ)政党であり、これは緊縮主義とは相性が良い。何故ならネオリベとは「政府の市場への介入は最低限にすべし」という考え方であり、言い換えれば「たとえ弱者救済や敗者復活の為であろうとも政府はなるべく金を出すべきではない」となる。これは高市政権の「医療や介護への財政支出を増やそう」という方針と真っ向から対立する。
当面はこの対立は表面化し難いだろうが、火種である事は間違いない。そしてもう一つの大きな問題が例の「議員定数削減方針」である。

2)改めて「議員定数削減」に反対する
私はずっと以前から「議員定数削減反対」の態度を取ってきた。その理由は何よりも「議員定数削減方針は民主主義の否定に繋がる」からである。即ち「参考まとめ」にも載せた通り「議員定数を減らせば減らすほど独裁制に近付き、増やせば増やすほど直接民主制に近付く」。勿論「直接民主制よりも独裁制の方が望ましい」なる思想を持つのも自由だが、それならそうと堂々と主張すべき。
穿った見方をするなら、維新は退潮にある党勢を立て直す為にライバルを蹴落とす為に、比例代表の議席数を減らそうとしているのではないか。維新よりも少数政党である共産・社民・れいわ・日本保守などはどれも比例代表制に大きく依存している。逆に維新は大阪ローカルでは圧倒的に強いが全国区ではからっきし。故に「比例代表の議席を減らすのは維新のライバルを蹴落とすのに効果的」となる。
比例代表制に関しては「小選挙区との重複立候補禁止」や「党籍移動による議員資格の喪失(但し単なる離島での議席剥奪には反対)」であればまだ議論の余地はあると考えるが、いずれにしても議員定数はもっと増やすべきであって、議員定数削減には断固として反対。

3)公明党とあの「名前を言ってはいけない」NPOとの関係は?
すっかり影が薄くなった公明党だが、その影響がNPO法人フローレンスと創業者の駒崎弘樹にも及んでいる。即ちフローレンスと駒崎氏への批判が澎湃と沸き起こっているのだ。詳しくは参考まとめを見て頂きたいが、公明党絡みで巨額の補助金を受け取ったり「日本こども縁組協会」を一緒に設立した仲の「ベビーライフ」を「全く関係ない団体」と断じて法的措置をチラつかせたりしているのは、批判されるに値する言動だと考える。

#議員定数削減反対

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【報道】「まだまだ高市新総理の足を引っ張るメディアと野党
1)「支持率下げてやる」報道は続く
未だに「印象操作」を施した報道が後を絶たない。その一部は自民党広報による記者会見全文書き起こしにより明らかになってきたが、勿論、記者会見のみが報道ネタではないので印象操作の全てでもない。未だに「女性」に絡めたイチャモンレベルの報道も続いている。
そんな中、田原総一朗氏の「あんな奴は死んでしまえ、と言えばいい」発言が大炎上した。本人ももういい年なんだから感情を抑えるのが難しくなってきているのかもしれないが、それでも従前と同様に起用し続けるTV朝日の体質も批判を免れない。しかも当該番組は生放送ではなく事前収録だったという。ならば尚更、そのまま放送した局の責任が問われる。しかしTV朝日は本人への厳重注意で済ませる構え。そういえば時事通信の「支持率下げてやる」カメラマンも厳重注意で済ませてるし、なぁなぁで終わらせる気マソマソで萎える。
ついでに言えば田原氏はその後「野党に対する怒りで、誰に向けたものでもない」などと釈明しているが、それならば「あんな奴は」の部分はどう解釈すれば良いのか。特定の相手が念頭にあったからこその「あんな奴」発言ではないのか。
見苦しい言い訳だと感じた。

2)最も株を下げた立憲民主党
今回の高市政権誕生に際して最も実損を被ったのは公明党かもしれないが、最も「株を下げた」のは何といっても立憲民主党だと考える。そこらじゅうに粉をかけまくって引っ搔き回した挙句、最後は「野田佳彦」と書いて負けてるのだから、竜頭蛇尾にも程がある。
ここで敢えて「負けてる」と書いたのは、野田立民が「勝ち負け」しか考えていないから。何度でも言うが、政治家の仕事とは「政策を実現させる事」であって「政敵を倒す」のはあくまでも政策実行の為の副次的な手段でしかない。今の立憲民主党は実現させるべき政策目標も持たなければ、自分達の食い扶持を維持する事にしか興味が無い。その結果が「与党の逆張りオンリー」に終始している。
今更「選挙互助会」からの脱却が図れるとも思えないから、今後は支持者の高齢化に伴って社民党の後を追って斜陽路線まっしぐら、の可能性が最も高いだろう。

3)国民民主党への毀誉褒貶
さて国民民主党。一時は台風の目になりかかったものの、自民党が維新との連立(連携)を組んだ事で一気に蚊帳の外となった。だがその維新とて閣僚を出さない(本来の連立とは言い難い形での)連携なので、あくまで政策本位で行くのなら国民民主党にもまだまだ存在意義も活躍の余地もあろう。
ただ勿論、不安要素も大きい。これまでの様に連合の機嫌を伺いつつスピリチュアルやオーガニックにも色気を出すというフワフワした態度を続けていては今以上に指示を広げるのは難しい。折角「政策本位」という方針を打ち出しているのだから、そこを貫いてこそ浮かぶ瀬もあろうというものだ。


#3. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「高市政権での景気回復なるか
1)景気回復への期待と不安
高市政権が発足した事で景気回復への期待は膨らんだ。時期と順番に含みはあるものの、少なくともガソリン税(と軽油取引税)、103万円の壁については「やる」と明言しているので期待できる。ただその後については不確定要素が多く不安が残る。上述の如くネオリベの維新と組んだ事で財政出動にも歯止めがかかるのではないかと心配している。
そこで注目の財務相人事、何と「片山さつき」氏を充てるという。これはサプライズ。片山氏といえば大蔵官僚~財務官僚を経て国会議員になった人物であり、これまでは緊縮派のイメージが強かった。但し総裁選で高市早苗氏の推薦人に名を連ねた頃から風向きが変わってきた様でもある。少なくとも高市氏のマクロ経済観に真っ向から反対したままでは推薦人として矢面には立てないだろうから。ともあれ、予断は許さない。財務省相手にどう渡り合うか、しっかりと見せて頂く。とりあえず「池田としえ」を推していた過去の件は(国民民主党が須藤元気氏を公認した件にも匹敵する黒歴史ではあるが)一旦、棚上げにしておくとして。
また併せて「経済財政担当大臣」に就任した城内実氏にも注目している。彼は「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の顧問でもあり、自民党では数少ない積極財政派。これまでは「ガス抜き要員」などと悪口を言われる事もあったが、こうして地位を得た現在、どの様に活躍するのかを見ていきたい。

2)未だ根強い緊縮派のプロパガンダ
それでもまだまだ緊縮派の妄言は根強いが、大体彼奴等の言い分もネタ切れ感が強くなってきた。「天が落ちてくる」レベルの財政破綻危機を煽り、どこの政府も重視していない幻の「財政規律」とやらを守れと叫び、日本でしか通用しない「債務残高対GDP比」を金科玉条の如く振りかざす。
これらは既に悉く「賞味期限切れ」であって、こんな煽りに騙される人は減る一方。何より高市総理自身がこれらのプロパガンダがインチキである事を(おそらく全国会議員中一二を争うレベルで)理解している。
だからといって批判の手を緩める必要など全く無い。財政規律などと口にしただけで指を差して笑われる様な、そういう世界が訪れるまでザイム真理教徒との闘いは続くだろう。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#4. 【週間PseuDoctor】【社会】【人権】【報道】「人権を無視し続ける『似非リベラル』
1)毎日新聞に安倍氏暗殺の「社会的意義」が載る
高市氏へのイチャモンが勢いを増すのに呼応したかの様に「反アベ」報道も息を吹き返している。その典型が毎日新聞による「安倍元首相暗殺の『社会的意義』を振り返る」なる連載。流石に批判を受けて「社会的意義」の文言だけは削除した様だが、連載そのものは継続されるので本質的には何も変わっていない。
そもそもテロリストの名前や言い分を取り上げるだけでも言語道断なのに、むしろそれを「正義」だと思い込んで積極的に拡散させようとしている。それが「社会的意義」なる言葉のチョイスに滲み出てしまったのだろう。本件に限らず毎日新聞とTBSは以前からテロリストに強いシンパシーを抱きジャーナリズムの本分を忘れていると思われる節が多い。例えばあの重信房子の出所をまるで「オタサーの姫」よろしく大歓迎したり、毎日新聞社そのものを倒産の危機まで追い詰めた人非人の西山太吉をまるでヒーローの様に取り上げたり。
結局は、どれほど批判を受けた所で「西山事件」の頃から社の本質は変われていないのだね。それこそ御社の「社会的意義」こそ既に喪失しているのではないか。

2)ミュージシャンに「思想」を訊ねる愚行
これは音楽プロデューサーの松尾潔氏による「デマと差別を許さない街宣」の中での発言。「贔屓のミュージシャンに今の社会についてどう思うか、ファンには訊く権利がある」と述べた。言うまでもなくこれは思想統制の「踏み絵」。批判を受けた松尾氏は慌てて「『答えない』も自由」などと取り繕っているが、典型的な詭弁。そもそも松尾氏自身が過去に「沈黙が肯定を意味してしまう」などと述べていたのだし。
ここで注目すべきは似非リベラルお得意の「権力勾配」理論。彼等によれば「弱者から強者に向けての言動は差別に当たらない」という。ではここで、音楽プロデューサーたる松尾氏、音楽ファン、ミュージシャンの三者中で最も弱者なのは誰か。
それはミュージシャン。何故ならミュージシャンはプロデューサーに逆らってもファンから見放されても生きていけないから。一方でプロデューサーもファンも幾らでも「代わり」を見つける事は可能。その意味でプロデューサーがファンを煽ってミュージシャンに踏み絵を迫るのは明らかに「弱者抑圧」であり明確な人権侵害。
この様に、立派な大義名分を掲げながら堂々と人権侵害を行うのが「似非リベラル」の典型的な特徴。

3)神奈川新聞が川崎市長選で特定候補者の「落選運動」を行う
こちらもある意味「平常運転」の神奈川新聞。川崎市長選の候補者のうち「宮部龍彦」氏についてだけ全く異なる扱いにしている。その理由を「著しい差別的言動」としているが、そもそもどういった言動なのか伝えないので、有権者は差別的言動なのかどうかを確認できない。それどころか新聞社による一方的な「レイシスト」呼ばわりだけが掲載される。これは端的に市民の「知る権利」を侵害しており、報道機関としての本質に関わる大問題。
そしてその背景には気になる情報も。宮部氏のブログで主張を見ると「川崎市ふれあい館の社会教育事業で講師の委託先が偏っているため中立化が必要」とあり、その委託先に神奈川新聞の「名物記者」石橋学氏の名前がある。
なるほど、そういう事か(いやまぁ「偶然」の可能性も否定できませんよ?)


#5. 【週間PseuDoctor】【社会】【教育】「いじめと教育問題(直近2ヶ月)
1)広陵高校問題続報
今週の「ほとぼりが冷めた頃に蒸し返すシリーズ」は「いじめ・教育問題」。
まずは例の広陵高校野球部問題。高校も高野連も既に終わった問題だと思っている(そうしたがっている)のかもしれないが、全くそんな事は無い。それはネット民のしつこさとデジタルタトゥーの恐ろしさを舐めている。
今後も永きにわたり「広陵高校」の名前が出る度に「あぁ、あの……」と言われる事だろう。それが嫌なら問題に正面から向き合いキチンと総括する事だ。たとえ大変に思えたとしても、結局はそれが一番の近道なのだから。

2)いじめや教育問題全般
上記以外にもいじめ(という名の犯罪)や教育問題は幾つも発生している。そこで今回はこうした事例の「発生条件」について考えてみたい。私見での注目ポイントは2つ。
1つは「閉鎖的な集団である事」。部活も学校も、簡単に辞めたり転校したり出来ない。そういった集団の中ではいじめが発生し易くなる。逆に、簡単に出入りできる様な集団であれば(危なければすぐに逃げ出せるので)いじめ問題は発生し難いだろう。
そして2つ目は「上下関係が明確である事」。学校であれば教師と生徒との間には明らかに非対称な上下関係があり、更に最近では「スクールカースト」という言葉も一般的になった点からも解る様に、生徒の間にも上下関係が明確になってきている。いわんや部活の場においてをや。こうした上下関係は必然的に支配被支配の関係となり、いじめの温床を形成する。


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
デレステまずはいつものLIVE Infinity。3人目のとときんもURまで達し、現在は160階を越えたところです。そしてまた、せっせと各曲を叩いているおかげで、今更ながら初のMASフルコンボ&ハイスコアを各タイプで(そしてMAS+でも)記録しています。
特にMAS+の「We wish your smile」はイベント中にフルコンボしたものの、その後はなかなか出来なかった曲ですので、喜びもひとしお。
#デレステ

そしてアズレンは引き続き「ダンまち」コラボと復刻イベ。他の報酬は全て獲得したのですが、例によって未だにストーリーを全部読めていません。それほど長くない筈なのに、ついつい後回しにしてしまうんですよね。まぁ残り数話ですので、メンテまでには何とか。
#アズールレーン

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。

既に皆様御存知とは思いますが、若くして悪性腫瘍(類上皮肉腫)で亡くなられた「中山奏琉(なかやまかなる)」さんの辞世の呟き「グエー死んだンゴ」が既に3億ビューを越える超バズとなっており「成仏してクレメンス」の想いを込めた寄付が一大ムーブメントとなっています https://togetter.com/li/2617516
なかやまさんが亡くなられた事自体にはどうしようもない悲しさと無念さを感じましたが、同時に一連の動きには嬉しさと感謝、感動を覚えました。巷間言われていた「日本には寄付文化が無い」というのは間違いだったのですね。
願わくば、これが一過性のブームに終わることなく、医学研究の進歩と発展に対する社会の理解が一層進みます様に。

Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした



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