コミケを風疹から守り隊

2024年6月6日木曜日

週間PseuDoctor2024年6月第1回(Blog版第2回)

 #0. はじめに

皆様こんばんは。先週よりblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯は前回のblog版第1回をご覧ください)第2回をお送りします。
と言いつつ、早くも今週は1日遅れとなってしまいましたが、その分内容は盛り沢山となった……筈です。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「長期金利上昇も円安も恐るるに足らず」
こういうネタを大袈裟に騒ぎ立てるのは結局、ザイム真理教徒(と勿論その背後で糸を引く財務省)。つまりはいつもの緊縮派プロパガンダと同根。だからといって放っとくと人口に膾炙して有害なので、毎度ながらカウンター情報を当てておく。
1)長期金利が上昇して12年ぶりの高水準に
などと大ニュースの様に言う https://twitter.com/jijicom/status/1795620835895673158 が、それでも1%ちょいだし、6月に入って再び1%を割り込んだ。この程度では住宅ローンなど各種ローンへの影響はまだまだ小さいと言えよう。それよりも物価高やステルス増税などの悪影響の方が遥かに甚大。むしろそれらを誤魔化す為に敢えて「金利上昇!!」と大騒ぎしているのではないかと疑う。
そもそも、つい先日までメディアも野党もこぞって日銀へ「金融緩和終了せよ」の大合唱を送っていた筈なのに、いざ緩和を止め始めて金利が上がり出すと掌を返して「金利上昇」を問題視し始めるとは、人をバカにするのにも程がある。
2)円安は日本経済に有利
これは私自身も以前から言っている通り https://x.com/_pseudoctor/status/1783147794003538118 だが、それを裏付けるのがクルーグマン氏(言わずと知れたノーベル経済学賞受賞者であり「左派」の経済学者でもある)の「円安は日本にプラス」という力強い言葉 https://twitter.com/Y_Kaneko/status/1797485400916947151 
ところが財務省の御用新聞たる日経はこんな企業アンケートまで使って「円安悪玉論」への世論誘導に余念が無い https://twitter.com/nikkei/status/1797624446792147415 。こんなの、業種・業態によって円安の影響は全く異なる(そして、トータルとしては日本経済にとってプラスになる)のだから「どの企業に聞いたか」が決定的に重要。なのにそこは「東京都内の企業」と濁す。恣意的と言わざるを得ない。
3)政府(財務省)は今回の介入で大儲けした
介入規模は10兆円弱に及ぶが、その原資は円高の時に(介入で)買ったドル。つまり70円台で買ったドルを今回は150円台で売った訳で、為替差益は約5兆円にもなる。国民1人当たりだと4万円、丁度、今般の定額減税の規模にも匹敵する。
これほどの「臨時収入」を得ていながら国民への還元は一切、無い。財務省に言わせれば「外為特会だから財布が違う」らしいが、そんなものはどうにでもなる。実際、2022年には国民民主党が議員立法「外国為替資金特別会計からの繰入れの特別措置に関する法律案」を提出している https://twitter.com/h1r0tk91/status/1796514342730694665 。これと同じスキームの法案を通せば良い。財務省とザイム真理教徒が妨害しなければ実現可能な筈。
そもそも、外為特会は「毎年10兆円ずつ増え続けている」 https://twitter.com/money__short/status/1796694168187875705 のだから、何も無い時ですら、毎年10兆円ずつもの巨額な繰り入れが可能。これこそ「埋蔵金」だよね。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「骨太の方針の光と影」
1)影の部分
最大のものはやはり「来年度にPB黒字化目標の維持 https://twitter.com/asahi/status/1797721930071687342 」だろう。改めて「PB黒字化」とは「税収の範囲内で歳出を賄う」事。一見すると良い事にも思えるが、それが罠。何度でも言い続けるが、個人や企業団体の会計と国家の会計とでは目的が正反対。即ち「収入の範囲内で支出を賄うべき」なのは個人や企業団体であり、国家は逆に「支出が税収を継続的に上回るべき」つまり財政赤字こそが平常運転。そしてその支出の裏付けになるのが政府債務(国債)いわゆる「国の借金」。故に「国の借金」は継続的に増やし続ける「べき」なのだ!
俄かには信じ難い人も居るだろうが、ではここでちょっとしたライフハックを。ある事柄の成否を判断する際には、概ね3つの視点から見るのが有用。その視点とは「時間、空間、そして理論」である。即ち
時間:過去と比べて現状はどうなのか
空間:他の場所と比べてどうなのか
理論:原理原則や学問的コンセンサスと比べてどうなのか
これらに当て嵌めて考えてみる。
時間:過去の日本は政府債務を物凄い勢いで増やし続けていた。その額、明治維新からバブル崩壊までの150年間で何と4000万倍!概算すると「6年ごとに2倍」つまり「30年なら32倍」のペース。翻って直近の「失われた30年」を見ると「30年かけてようやく2倍」のペース。余りにも違い過ぎる。
空間:世界中の国で政府債務は増加し続けている。データを取れる国で比較する限り、日本の政府債務増加率は、世界最低。
理論:貨幣論で考える。経済規模が拡大するのに比例して流通通貨量も増大すべき。ここで通貨とは政府機関が発行して国民に供給するのが原則。通貨発行の裏付けとして国債(政府債務)が存在する。以上より政府債務は(特殊事情が無い限り)一貫して増加し続けるべき。またクルーグマンを始めスティグリッツ、バーナンキ(全員がノーベル経済学賞受賞者!)といった一流の経済学者は揃って現在の財務省方針に批判的。
以上より「PB黒字化」は経済政策としては下の下、愚策中の愚策。
2)(本当に仄かではあるが)光の部分
ロイターが報じた素案 https://twitter.com/ReutersJapanBiz/status/1797809497768898947 を見てみよう。内需を支える「家計購買力への影響に注意が必要」と明記されるそうだ。現在最も手当てが必要なのは内需なので、この認識は正しい。但し問題は、これが円安による影響に限定されるのでは困る。何度も言う様に本質は通貨不足、即ち財政支出不足、つまりは政府債務不足が最大要因なのだから。
次に定額減税。減税そのものは大いに歓迎する。しかし如何せん規模が圧倒的に足りない。これでは「物価上昇を上回る家計所得の伸び」には到底及ばないだろう。「状況が改善しなければ追加策を求める声が出そう」とあるのも、全くその通り。即ち今後の追加策を期待したい。言うまでもなく最大の抵抗勢力たる財務省とザイム真理教徒をどこまで抑え込めるかが焦点となろう。

#3. 【週間PseuDoctor】【政治】【社会】「国民民主党から衆院選に出馬予定の井戸まさえ氏が草津問題を謝罪 https://twitter.com/idomasae/status/1797408210808393904 
1)謝罪自体は積極的に評価したい
上記の謝罪が出た当初は「あれだけ非難しといてこれで幕引きか」とか「遅すぎる。批判されたから選挙の為に慌てて取り繕ったんだろう」などの批判が目立った。確かに、そう言いたい気持ちは解る。解るけれども、ここはやはり原理原則に立ち返るべき。即ち
「やらかしても全く謝らないどころか、批判を悉く無視し続ける人」と
「遅いし不十分だしそもそも選挙の為っぽいけど、とにかく謝った人」とでは、どちらがマシなのだろうか。考えるまでもない筈。もしもこれで「形だけでも謝った井戸氏」に攻撃が集中し、今も知らん顔をし続けている何人もの人達が見逃されるのであれば、まさに「批判など無視するのが最適解」となってしまい「謝ったら死ぬ病」が悪化する一方だろう。
……と考えていたら、折しも国民民主党の玉木代表から「井戸氏が草津町長に直接謝罪する」という情報がもたらされた https://twitter.com/tamakiyuichiro/status/1797790894583865783 。産経新聞も記事にした https://twitter.com/Sankei_news/status/1798223368241791113 ので、もう後には引けないだろう。これは更に歓迎すべき動きであり「謝れる人と謝れない人」とを峻別する、一つのエポックメイキングになる可能性がある。
2)主権者が政治家に要求すべき態度
さて、以前から言っている通り、主権者としての我々が政治に臨むべき態度の基本は「選挙を通じて少しでも良い政治家を選び取り続ける事」。残念ながら完全無欠の政治家など存在しない。だからこそ、少しずつでも良くしていかなければならないのだ。
以上より、主権者の判断として望ましいのは2つ。井戸氏と玉木代表の謝罪を積極的に評価する事と、更にその先、つまり政治家としての実績を期待し要求する事。この2つは別に相反するものではない。解る人は既に解っている筈。
3)所属政党の違いによる大きな変化
最後に、この謝罪が「井戸氏の立憲民主党から国民民主党への移籍」に際して行われた点に注目したい。おそらく、立憲民主党に所属したままだったら謝罪などしなかったと予想される。何故なら、あの党全体がそういうカラー(絶対に自分達の非を認めない)に染まり切っているからだ。現在でも批判を無視し続けている例は枚挙に暇が無い。咄嗟に思い付くだけでも、風評加害者のおしどりマコ擁立問題、国会で閣僚の信仰を問うド直球の憲法違反、選挙の度に指摘されている数々の違反行為 etc. どれ一つ取っても党の存在そのものを揺るがす大問題の筈なのに、メディアのバフもあり悉く無視し続けている。その一方で、政治資金パーティー問題は小沢一郎に怒られた途端に大人しくなってしまった。そういうとこやぞ。

#4. 【週間PseuDoctor】【社会】【科学】【教育】「東大教授おきさやか (@okisayaka) 氏の雑な議論(モドキ)が大炎上」
1)今回の経緯(具体的な問題点は次項で)
①発端はカビの生えた「文系理系対立」をネタにして理系にマウントを取ろうとする https://twitter.com/okisayaka/status/1793496977961079288 も、一発言の中で論理矛盾をきたして失敗。
改めてマウントを取る為に専門用語を振りかざし「アナタ達は知らないでしょ」演出を試みる https://twitter.com/okisayaka/status/1794341942744301954 。しかしこれが惨憺たる大自爆。
今回使用した専門用語は「トランスサイエンス」だが、そもそも都合よく誤用しているので話にならない。まとめてくださった方がいらしたので貼っておく https://togetter.com/li/2374870 。
③マウントに失敗すると「話題逸らし」「文脈無視」「片言隻句を論う」などの手法を駆使して誤魔化しにかかる。例えば今回は「アンチフェミ」の話にすり替えようとした。
④いよいよ進退窮まると「被害者ポジション」を取って相手の批判を無効化しようとする https://twitter.com/okisayaka/status/1797329399387451537 。これは先週も述べた「弱者棍棒・弱者盾」の応用技である。即ち「利用可能な弱者」を見つけて「寄り添う」のが面倒な場合に自らを弱者と規定する事によって、この「攻防一体の万能武器」の使用を可能とする。
2)各段階での問題点
①文系には(理系と違って)「不知の知」があると宣うも、これ自体が矛盾。何故なら理系全般についての傾向を決め付けているからだ。どこが「不知の知」やねん。あるいは「理系の学問は解らなくても理系の人物評価は出来る」とか言い出すかもしれないが、それこそ傲岸不遜な態度だと考える。
そもそも「理系vs文系」の二項対立自体がカビの生えた議論。例えば「言語と論理を操り自らの考えを筋道立てて述べる」のは文理共通の要素。あくまで私見だが、殊更に「文理対立」を言い立てる人が言う「文系」とは「勉強が苦手」程度の意味だと考える。なので、このニセ対立によって最も風評被害を被っているのは、真面目に考えている「文系」の人達だと思う。迷惑な話。
②「トランスサイエンス」の誤用。ここだけでも壊滅的にgdgd。本来の定義は提唱者であるWeinbergに依るべきなのに、それだと都合が悪いからオリジナルのナンチャッテ定義で誤魔化そうとする。で、その際でも「出典を探られては困るけどマウントは取りたい」という相反する要求を満たす為に、あろう事かChatGPTによる説明を引っ張ってきてコミュニティノートを付けられる https://x.com/okisayaka/status/1794716036346020055
もぅこれだけでも学問の徒としては論外の態度。その上、ハルシネーション問題が指摘されている最新の科学技術に頼りまくるなんて「理系分野に対する不知の知」はどこ行った。
③ここはもぅ、そのまんま。関係ないアンチフェミの話題を引っ張ってくるあたり「論点逸らし+藁人形+属性攻撃」のコンボ。口喧嘩の技術としてはなかなかだが、学術的議論からは遠ざかるばかり。
④これもまぁ、世間ではそこそこありがちな手法。いよいよ進退窮まると「ぴえん」して有耶無耶にしようとする。子供か。
3)全体に通底する他責思考と低自己肯定感
おき氏は終始一貫して「何とかしてマウントを取ってやろう、バカにしてやろう、貶めてやろう」という態度を徹底している様に見える。これは裏返せば「マウントを取られたくない、バカにされたくない、尊敬されたい」という態度でもあろう。どうしてそこまでバカにされるのを恐れるのだろうか。天下の東大教授なのに。
ここからは推測だが、タイトルの通り「極めて自己肯定感が低い」のではないか。自己評価に関する安定した基準を持たないから、常に他者との比較を行う事で自尊心を保つしかできない。こういう人はどこにでも居る。隙あらば他人を貶したり貶めたりに余念が無いタイプ。だがそれは言わば「裏返しの劣等感」なのだ。
そう考えると哀れでもある(勿論、同情心など全く無いのだが)。
4)オマケ(掘り返された過去事例)
HPVV(子宮頸がんワクチン)への態度 https://twitter.com/kumogakurenn/status/1796093751091220726

#5. 【週間PseuDoctor】【メディア】【社会】「セクシー田中さん問題で日本テレビと小学館が相次いで調査報告書を公開」
日テレの調査報告書はこちら https://www.ntv.co.jp/info/pressrelease/20240531.html にあるので各自確認して欲しいが、一言で言えば「自己正当化と言い訳のオンパレード」。なので読んだ人々からツッコミが殺到した。一例は https://twitter.com/Panamabunsyo/status/1796520029003071846 。また普段は実名報道の重要性を散々説いているのに、報告書では匿名だった点も批判を浴びた https://twitter.com/takosuke2200/status/1796459939650777557 。予定よりも大幅に遅れたにも拘らずこの体たらくなのは「思わず本音がダダ洩れになってしまった」「何とか株主総会までに体裁だけでも整えようとした」あたりが理由なのだろう。
更に凄いのは、こんなgdgdの報告書を出して総ツッコミを喰らっている真っ最中なのに「雲仙普賢岳大火砕流から33年、多くの犠牲者が出ました」と他人事の投稿をして大炎上
https://twitter.com/ginseiou/status/1797863051670213004 した。御存知ない人の為に簡単に述べると、日テレ取材班が避難勧告を無視してタクシーで現場に乗り付け最寄りの民家から盗電して取材。警備と避難誘導の為に駆け付けた消防団員と警察官、タクシーの運転手、その全員が火砕流に巻き込まれて死亡した。言うまでもなく日テレの取材が無ければ誰一人として死なずに済んだ。で、その「事実」をコミュニティノートに付けられると、投稿ごと削除して同一内容で再投稿。そこにもCNが付いたので再び削除し今度は内容を変えて再投稿、そこにもCNが付くという、何とも言えない酷さ。ここまでくると「都合の悪い事実は消そう、隠蔽しよう、誤魔化そう」という体質が蔓延しているのではないかと考えたくなる。日テレは「誤って削除した https://twitter.com/livedoornews/status/1798566213150490740 」という事にしたい様だが、それだと上記の如く連続かつ内容を変えてまでの再投稿は説明が付かない。誰が信じるんだ、こんなもの。
さて一方、小学館の調査報告書はこちら https://www.shogakukan.co.jp/news/476401 。これを日テレの報告書と見比べてみると、双方の齟齬が見えてくる。これも一言で言えば「小学館側が伝えた筈なのに日テレ側には伝わっていない」状況であり、その最大の原因はプロデューサーだと思える。なので決して小学館側に責任なしとはしないが、それでも改善策を公開した https://twitter.com/itmedia_news/status/1797636900951556486 点も含めて、日テレに比べれば百万倍マシ。
ではここで改めて、当初に私自身がどう考えていたのか見てみよう https://x.com/_pseudoctor/status/1752704777648251299 。いま振り返ってみても、概ね妥当だったと考えている。

#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
今回から、こちらもブログ版に含める事にしました。
まずはデレステ。LIVE Infinity頑張ってます。当初はその厳しさに苦しんでいました(マトモにやろうとすると毎日10時間ずつプレイしなければならない https://x.com/_pseudoctor/status/1529477890420936706 )が、プロデュース方針をフル活用して進行をほぼ2倍にできる様になってから少しだけ楽になりました。そして例の「最初から」ボタン(通称「あ、今のナシボタン」)が実装されたのは非常に嬉しかったです。それでも一度に3人天空に送るのはむ~りぃ、1人ずつ天空送りにするのが精一杯です。という訳で、ようやく累計7人となりました。
そしてアズレン。海域イベント「赫輝のマルティリウム」ようやくD3クリアしまして、モガドールもお迎え出来ました。しかし相変わらずベアルンはお迎えできません。アルザスは既に5隻になったのに。いよいよ報酬で取らなければダメかも。後は例によってクルーズ船の探索が全然間に合っていないので、ここから頑張らねば。

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。
「蓮舫氏が都知事選に出馬」の話題にも触れたかったのですが、ちょっとツッコミ所が多過ぎて手が回りませんでした(爆)
Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした

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