コミケを風疹から守り隊

2025年2月20日木曜日

週間PseuDoctor2025年2月第3回(Blog版第37回)

#0. はじめに

皆様こんばんは。

三寒四温と言います通り、寒波が断続的に襲来しています。今回は一段落した様ですが、連休にかけて再び寒くなる予想です。私も温度変化についていけず体調を崩しそうになっている昨今です。皆様もどうかご自愛ください。

それでは今週もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第37回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「緒方林太郎衆院議員が財務省批判に反論
1)「財務省嫌悪煽る風潮」との言い分にツッコミ殺到
緒方林太郎議員と言えばあの「事業仕分け」で「スーパー堤防はスーパー無駄遣い」との迷言を残した人物。この「事業仕分け」自体が財務省の仕込みであった事は今ではよく知られているが、緒方氏自身も東大法学部を中退して外務省に入り政治家に転身した「官僚出身の政治家」なので財務省の振り付けで動くのには慣れていた事だろう。
そうした経緯を鑑みれば、唐突に思える今回の言い草も「財務省のファンネルしぐさ」だと理解できる。
当然の様にこの発言には「いや財務省は批判されて当然だろう」とのツッコミが殺到した。民主主義国家に於いて選挙で選ばれていない(主権者の負託を受けていない)組織が最も強大な権力を揮い、しかもその力を自分達の利益と地位を盤石にする為に使っているのだから批判されない方が無理。

2)これじゃ「ザイム真理教」って言われても仕方ないよ
以前から再三指摘している通り既存大手メディアは財務省などの官僚を批判しない。むしろ彼等のプロパガンダを積極的に広報しまくっている。「権力批判がメディアの使命」みたいな言い方をする人達は、こうした指摘には絶対に答えないしね。
当の官僚達も本来の仕事は「政治家の政策を着実に実行する事」なのに、あろうことか自分達から政策の立案を行い政治家を操って実行に移す。失敗すれば知らん顔。逃れられなくなったら政治家を生贄に差し出して終わり。
政治家(の大部分)も選挙に勝つ事に全力を注いでいるから政策の勉強をする余裕も無く、いざ選挙に勝ってから官僚に政策を教わる始末。だから官僚の敷いたレールに乗っかってる方がむしろ快適だったりする。
こうして「政官民」が一体となってザイム真理教を盛り立てている。
更に、法人化で話題となっている「日本学術会議」もまた、ザイム真理教の一翼を担っている。学術会議と言えば原発処理水放出の時もコロナ禍の時も「学術的に正しいのは何か」を言わなかった事が批判されている。それどころか震災に際しては復興増税を提言し、更に財政再建を推進している。つまり財務省のプロパガンダを垂れ流しているのだ。明らかに益よりも害の方が上回っている(参考過去記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2024/06/pseudoctor202463blog4.html#2 )。

3)財務省批判は粛々と論理と根拠に基づいて行うべき
とはいえ、流石に「財務省批判なら何でも正義」という訳にはいかない。特に最近では「反原発・反ワクチン・排外主義」などを掲げる急進的な団体が財務省解体を叫んだりしているので注意を要する。マトモな人はこういった運動からは距離を置くべき。
そんなものに頼らなくても、財務省批判のネタは佃煮にする程あるのだから。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】【医療】「減税や国民負担減にトコトン抵抗する石破政権

1)「103万円の壁引き上げ」に所得制限を付けようとするデタラメさ
「年収200万円以下なら150万円程度に引き上げ」との自民党案を見た時には流石に絶句した。セコいにも程がある。間違いなく「とにかく少しでも減税額を減らそう」という財務省への忖度が強力に作用した結果だろう。
問題点をまとめておく。
①上記の如く、とにかく減税額(=政府支出増額)を減らそうとしている。
②元々所得税を殆ど払っていない低額所得者だけを優遇する愚。
③税制の原則(公平・中立・簡素)から益々外れていく。
④制度が複雑になり手間が増える一方。減税の時は「手続きが大変、周知に時間が掛かる」とか言い訳しまくるくせに、減税額を削る為だったら平気で制度を複雑化するダブスタ。
またガソリン税の暫定税率廃止(減税)にも屁理屈を捏ねて抵抗する。これは岸田政権の頃から「補助金では恣意的に減額・廃止できる。減税せよ」とずっと言われてきたのに、今まさに補助金が減額されガソリン価格が高騰している。石破政権は「地方創生」を旗印にしているにもかかわらず、公共交通機関が少なく自動車への依存率が高い地方ほどガソリン税減税を必要としているのに無視する。何度でも言うが財務省傀儡のデタラメ政権だ。

2)高額療養費自己負担引き上げの見直しは付け焼き刃の誤魔化し
石破政権の「とにかく国民負担減には抵抗する」態度が如実に現れているのが表題の件。僅か5330億円の削減(しかもそのうち2270億円は「患者が治療を諦める」事による削減だという)の為に国民の健康と生命を犠牲にする鬼畜政策。
あまりの酷さに関係各位が御尽力し、ようやく見直しにこぎ着けたと思いきや、その内容たるや「8割の該当者は当初案通り自己負担引き上げ」という小手先の付け焼き刃。しかもその当初案、最初は15%の引き上げ幅だったのが厚労省が勝手に73%に引き上げたという。
官僚の暴走とそれを制御できない石破政権の腑抜けぶり。
なお本件に関しては、外国人(特に中国人)が制度を悪用しているとの意見がある。確かに悪質な事例が認められるものの、数字を見る限りでは制度の根幹を揺るがすレベルには至っていない様だ。確かに制度の穴を塞ぐ事も重要だが、それが問題の本質かの如く思い込まされるのは、例の「分断統治の罠」に嵌っている可能性が高い。

3)そもそも「医療費削減」は必要なのか?
本件を問題視している人の中にも「医療費削減の必要性」を当然の前提にしている人が多い様に思える。しかし私は以前から、こうした考え方こそが有害だと考えている。即ち「医療費削減の議論は(少なくとも現時点では)不要・有害」。詳しくはいつもの過去記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2018/11/blog-post.html を見て頂くとして、ここでは要点のみを述べよう。
①政府支出は継続的に増大させ続けるべき。何故なら他の各国と同等レベルの安定した経済成長を持続させる必要があるから。故に、どの分野であれ「政府支出を減少させるべき」といった主張には基本的には与しない。
②社会保障費が財政を圧迫している様に見えるのは、見せかけ。何故なら歳出削減の圧力(←これ自体がそもそも間違いなのだが)の中であらゆる支出を削りまくった結果、どうしても削り難い生命や健康に関わる部分の比率が相対的に増加していったから。
③医療は社会インフラの一種であると同時に産業の一種(サービス業)の側面も持つ。つまり医療に財政支出を行う事は公共事業に準ずるものであると同時に、国内産業の育成・内需拡大の側面も持ち合わせている。
④確かに現在の医療制度には非効率・不合理な部分は幾つもあり、是正を要する。しかしそうした部分ばかりにフォーカスしてしまうのは、前項と同様の「分断統治の罠」に陥る行為だと考える。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#3. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】【社会】「国民民主党への毀誉褒貶
1)やはりオーガニック推しはダメ
先週も述べた https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/02/pseudoctor202522blog36.html#3 通り、私は全政党の中で国民民主党を最も推している(ほぼ唯一の推しと言って良い)が、だからこそ批判すべき点は批判する。
で、その際にも「オーガニック推進はダメ」と指摘したが、今週は曰く付きの団体「ママ♡エンジェルス」のメンバーが「たまきチャンネル」に出演したとの情報が流れてきた。反マスク・反ワクチン・反原発の団体でもあるので問題は大きい。玉木氏の地元である四国で勢力を伸ばしており行政にも食い込んでいると聞くので、政治家としては無下にも出来ないのも解る。確かに「清濁併せ呑む」のが大物政治家の条件かもしれないが、それにしても節度というものがあろう。これ以上ニセ科学への親和性を高めるのであれば、それに応じて批判も強めていく事になろう。

2)結局、日銀同意人事にも賛成してしまう
これも先週懸念した通り、結局は緊縮利上げ派の小枝淳子氏の日銀審議委員就任に賛成してしまった。反対したのはれいわ新撰組だけなので大勢には影響ないとはいえ、党として緊縮路線に賛成したも同然の行為であり、理解に苦しむ。
言うまでも無く財政政策と金融政策は車の両輪であり、どちらか一方をないがしろにして良いものではない。本件も未来に向けて禍根を残す事になるだろう。

3)それでも国民民主党は他党よりマシ
これだけ問題点があっても、やはり全政党の中で国民民主党が最推しである。だがその支持は専ら「政府(財務省)の金を出させて国民の所得を増やそうとしている」点に依存している。逆に言えばその長所が失われれば一気に支持者は離れる。
私などが言うまでもなく百も御承知だとは思うが、党勢が拡大すればするほど運営は難しくなる。一層の奮起を期待したい。


#4. 【週間PseuDoctor】【社会】【政治】【医療】「デヴィ夫人が新党12(ワンニャン)平和党を結成
1)犬猫愛護を掲げるが他の動物はどうでもいい?!
名前の通り犬猫の愛護を使命にしている様だが、高級毛皮のコートを愛用している夫人が動物愛護を訴えるのは説得力に欠ける。どうも動物愛護は建前で、本当に言いたいのは「犬の食用禁止」の部分ではないだろうか(後述)。

2)反ワクチンとの親和性
デヴィ夫人は昨年の都知事選で田母神俊雄氏・内海聡氏を応援して「ワクチン反対」を訴えていた。こうした人物が国政政党を結成する事には強い危惧を感じる。願わくば泡沫政党のままでひっそりと消滅するのを望む。

3)真の目的は「北朝鮮シンパ」なのか
本人が北朝鮮シンパだとの指摘があった。確かにそう考えると色々と辻褄が合う。前述の「犬の食用禁止」も(日本では犬を食べる人など殆ど居ないので)韓国への牽制だと捉える事が出来るし、そもそも「○○平和党」という名称自体、北朝鮮と親交の深かったアントニオ猪木氏の「スポーツ平和党」を彷彿とさせる。


#5. 【週間PseuDoctor】【医療】【社会】「大手教科書に反戦詩が採用される
1)あの「反原発記者」による拡散
その詩とは宮尾節子さんの「明日戦争がはじまる」。これをあの青木美希氏が拡散した事でTwitter(X)でも注目された。青木氏と言えば元新聞記者のジャーナリストで筋金入りの反原発論者であり、実際にはほぼ活動家といって差し支えない人物。
そうした人物が推す「反戦詩」とは如何なるものか、推して知るべしではあるのだが、それでも先入観に捉われるのは良くないので、読んでみた。

2)内容が「中二病的」とツッコミ
同じ様に「読んでみた」人々から一斉にツッコミが入っており、私もほぼ同様の感想を持っている。一言で述べればタイトル通り「中二病的」。そもそもこの詩は誰の視点で書かれているのか。まさか作者自身が「人を人とも思わなくなった」り「命を命とも思わなくなった」りした訳ではないだろうから「そう思う様になった人」を外から見て詩にしているのだろう。要するに一般人を見下し自己を超越した存在として位置付けている。だから「中二病的」だと言うのだ。
そう考えると、これが「中学」の教科書に採用されるのは丁度良いのかもしれない(爆)


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
シンデレラキャラバンリコレクションは今回も6人のアイドルを無事に15+1人お迎え出来ました。とはいえ適宜スカウトチケットを使用して調整した結果ではありますが、まぁイベ限スカチケもカムバックスカチケも150枚以上溜まっていますので、少し使う位で丁度良いでしょう。
そして本日(もぅ昨日ですが)からLIVE Parade。イベ曲もコミュも無くなったのは寂しいですが、その分スッキリしたとも言えます。シンデレラロードに近いノリになったと言いますか。
ともあれ、今回も全クリを目指します。
#デレステ

一方のアズレンはイベントの谷間なのでいつもの様に作戦履歴などをこなしています。メンテ後は前哨戦が始まりますね。
#アズールレーン

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。

赤いきつねのCMを炎上させようとして失敗した様ですね。炎上商法をコンサルにしていた人が火を付けようとしていたらしいので、失敗して幸いです。むしろ当該CM動画は2億回もの閲覧を叩き出し、逆の意味で炎上商法大成功です(爆)
そろそろ企業の側も「理不尽なクレームは無視が正解」と学習した様ですし、モンクレにとってはやりにくいフェーズに入ったと言えましょう。しかし一方で、本当に弱者が虐げられた際に声を上げる手段が失われつつあるのは残念です。
そう、丁度トランスジェンダーに権利を侵害された一般女性の様に。

Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした

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