コミケを風疹から守り隊

2025年2月27日木曜日

週間PseuDoctor2025年2月第4回(Blog版第38回)

#0. はじめに

皆様こんばんは。

先週までとは打って変わって今週は気温が上昇傾向にありますが、逆に朝晩はより寒く感じたりします。昼間の暖かさに身体が油断しているのかもしれません。「季節の変わり目は体調を崩し易い」とはこの事か、と身をもって感じたりしています。

それでは今週もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第38回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済【医療】「石破政権は『高額療養費自己負担額引き上げ』を強行の構え
1)僅か1950億円削減の為に国民へ「死ね」と言うのか
先週も取り上げた本件、石破総理は何としても微修正で押し切るつもりらしい。受診控えを指摘された総理は、何と今から実態調査の「方法を検討」するという。「調査する」ですらない。「実行しちまえばこっちのもの」という内なる声が漏れ聞こえてくる様だ。
本件の酷さは枚挙に暇が無いが、ここでは3点指摘しておく。
①表題通り、僅か1950億円削減の為に国民に「静かな自殺」を強いる鬼畜
②省令のみで変えられるのを良い事に厚労省案を鵜呑みにして議論を尽くさない乱暴
③とにかく政府支出をケチり国民から搾り取ろうとする財務省言いなりの無能
なお、石破総理答弁の言葉尻を捕らえて擁護を図る向きもある様だが、端的に言って「制度全体を見ていないエクストリーム擁護」と言うしかない。また例によって既存大手メディアは石破政権に不利な報道は殆ど行わない。忖度を丸出しにしたアカラサマな態度に「権力監視」のお題目が虚しく響く。

2)患者と医療者の怒りが爆発
こうしたデタラメさに対して当然の如く患者からも医療者からも異論が噴出している。これまでこの制度に救われた人々がどれだけ居たか。それは裏返せば、改悪により切り捨てられる人々がどれほど居るか、という事でもある。「治療を止めたら死ぬしかない」という声が澎湃と湧き起こっている現状をどう考えるのか。無視し続けるつもりか。

3)でも「それよりアッチを削れ、ソッチから取れ」とか思ってしまうと、まさに財務省の思う壺(分断統治)
実は今回これが最も危惧している点。本件に怒り抗議している人のうち少なくない人々が「もっと先に削る所があるだろう」と主張している。特に事情に詳しい人ほど、その傾向がある様に思う。
しかし(これも先週書いた通り)私はそもそも「医療費全体を削減すべきでない」という信念を持っている。詳しくはいつもの過去記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2018/11/blog-post.html と先週の記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/02/pseudoctor202523blog37.html#2 を見て頂きたいが、一言で言えば「経済成長で賄うべき」であり、継続的な経済成長を諦めさせられてきたのが「失われた30年」の正体だからだ。
恐ろしいのは、もしここで「解りました、国民の生命を守る為に制度の改悪は止めましょう。その代わりに高齢者を3割負担にして湿布も風邪薬も保険適用から外しましょう」なる主張が出てきたら、むしろ大喝采で迎えられるのではないか。そう危惧する。
それは「財務省による分断統治」が大成功するのを意味する。彼奴等は中身などどうでもいい。とにかく政府支出を削れれば良い、国民負担を増やせれば良いのだから。
もう少しはっきり書こうか。
確かに「医療の無駄を排除し効率化を図る」意見には一理ある。しかしそれはあくまで「全体のパイを継続的に拡大させていく中で、それをどう分配するか」という方向性で議論されるべきである。間違っても「縮小するパイの中でどれを優先的に削るか」という議論であってはならない。何故なら日本も(他の全ての先進国と同じ様に)安定した経済成長を持続的に達成し続けていくべきなのだから。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「日本維新の会がここにきて緊縮主義の本領発揮

1)予算案賛成へ
悪い予想が当たってしまい、維新が予算案賛成に回ってしまった。しかも「教育無償化と社会保険料の削減」などという「譲歩とも言えないレベルの譲歩(後述)」と引き換えに。これで今国会での(103万円の壁引き上げやガソリン暫定税率廃止などの)減税が実現する可能性は限りなく低くなった。
多くの国民の期待を裏切った維新の罪は重い。次の選挙で(自民・立民と共に)壊滅的な打撃を受ける事を期待する。

2)前原誠司共同代表の「貢献」っぷり
今回の件の最大の功労者(戦犯)は前原共同代表だろう。これは衆目の一致するところだと考える。前原氏と言えばかつて国民民主党に所属していた際に、玉木氏の「予算案賛成」に異議を唱えて離党した人物。その彼が今度は抜け駆けして予算案に賛成するのだからいい面の皮だ。一貫しているのは「反玉木」だという訳か。
まぁ前原氏は、あちこちの政党を渡り歩いては次々と屋台骨を傾けていく、言わば「サークルクラッシャー」の如き存在。実は彼が加わった時から「あぁこれで維新も終わりだな」と思っていたのだが、いよいよそれが現実味を帯びてきた形。
いやホントに、このままだと党ごと沈没するだろうね。

3)教育無償化は事実上の「増税」政策
さて維新が目玉の如く掲げている「教育無償化」だが、結局のところ「財源」は国民負担増で賄う事になる。だから「税負担化」「増税案」と批判されているのだ。
ここで国民民主党案の如く「財源は教育国債」と言い切れれば立派なものだったのだが、それでは財務省様が絶対に首を縦に振らない筈。そのせいで、朝三暮四どころか目先の僅かな利益と将来の増税を引き換えにしてしまった。
更に言えば「私立の無償化は質の低下を招く」という指摘もあるのだが、それらについての対策も皆無。要するに維新も「実質的な内容には興味が無い」という事なのだろう。


#3. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「『103万円の壁』でも政府と財務省は緊縮主義を貫く
1)壁を増やし解り難くして誤魔化しを図る
これも上述の「高額療養費自己負担額引き上げ」の件と全く同様に、石破政権は小手先の修正だけで済まそうとしている。そしてこれも同様に、修正する度に制度が複雑になっていく。まさに榛葉幹事長の「壁を取り払わなければならないのに、障害物競走みたいに壁が何枚も出てきた」は言い得て妙。
こうして無闇に複雑化させるのには2つの目論見があると考える。1つは表題の如く「解り難くして誤魔化しを図る」意図。少しでも金を出し渋りたいから複雑にするのだ。そしてもう1つは「制度を複雑にすればするほど事務手続きも煩雑になり官僚の利権増大の余地が増す」つまり官僚の焼け太りを図っている。勿論これは非効率化をもたらし国民にとってはデメリットしかない。

2)頼みの綱はやはり国民民主党
という訳で(維新の裏切りによって苦しい立場に追い込まれてしまったが、それでも)頼みは国民民主党。というのは勿論、今回の予算が成立してもそれで終わりではないからだ。自民と維新は予算成立と引き換えに国民の信頼を決定的に失った。一方で国民民主党は地道に愚直に政策を訴え続ける事で支持を伸ばしてきた。既に実質的な支持率では野党第一党の座にあるといえるので、今後もブレずに安易な妥協をせずに方針を貫けば更に党勢を増すだろう。決して諦めずに頑張って欲しい(我々自身もね)。

3)ビューロクラシーは日本の宿痾
それにつけてもラスボス財務省をはじめとする佞臣の跳梁跋扈は目に余る。そもそも政治家(代議士)とは主権者(国王)たる国民の代理(代表)として政治を行うのだから、官僚とは政治家の意志を忠実に実行する事「だけ」が仕事である。しかし実際には政治家への「誤説明」を通じて逆に政治家をコントロールしている。
これに限らず行政の権力は国の隅々にまで及んでおり、三権分立と言いながら立法や司法の分野にも大きく食い込んでいる。そればかりか「第四の権力」たるマスコミにも極めて強い影響力を有している。ここまで官僚の権力が肥大しているのは国家のあり方として歪であり是正する必要がある。
改善点は幾つもあるが、やはり最大のものは「財務省を歳入庁と歳出庁に分割する」事だろう。およそどの様な組織であれ「金を集める部門」と「金を配る部門」とが一体化していては権力が集中し過ぎる。この状態がずっと続いているのが日本の宿痾だと考えている。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#4. 【週間PseuDoctor】【政治】【国際】「トランプ政権の危険性がエスカレート
1)露骨なロシア推しウクライナ批判
ある程度予想はしていたが、それでもここまで露骨にプーチン寄りの姿勢を示すとは思わなかった。思い付く要素は2つ。1つはトランプ氏の元々のスタンス、即ち「強い側に付いた方が利益になる」との考え方。そしてもう1つはイエスマンばかり側近に置いているせいで情報が偏っている可能性。
まぁ後者に関しては、実際に交渉の現場に出てくれば是正される部分があるかもしれない。早速マクロン大統領に「ファクトチェック」された事でもあるし。
これ以上ウクライナが不利にならない事を望む。

2)朝日新聞がプーチン贔屓のあまりトランプに同調?
朝日新聞とトランプ氏と言えば水と油、到底相容れない存在だと思っていた。しかし余りにもアカラサマなロシア贔屓ウクライナ批判を繰り広げてきた結果、トランプ大統領と大同小異な言い分を主張する羽目に陥っているのは皮肉。
かつて対米開戦を煽っていた頃と、本質的には何も変わってないって事だね。

3)引き続き政府機関を続々と「粛清」
さてトランプ政権の話に戻ると、就任直後から様々な政府機関で職員を解雇しまくってた件が話題となっていた。その嵐は未だ止まず、ではあるが、僅かながら風向きが変わってきた様にも思える。少なくともイーロン・マスク氏に関しては「そこまで言いなりにならなくてもいい」といった雰囲気が出始めている様だ。


#5. 【週間PseuDoctor】【社会】【報道】「赤いきつねCM非実在型炎上の続報と今週の『ふてほど』
1)赤いきつねCMの件では焚き付けた炎上チェッカーや遅れてきた「浅田理論」が話題に
本件に関する私の意見は先週のエンディング https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/02/pseudoctor202523blog37.html#7 で書いた通りだが、少し背景情報を追加する。
まず「広告炎上チェッカー」企業代表の中村ホールデン梨華氏の投稿がきっかけで批判が急増したとの分析がある。つまりマッチポンプの炎上商法である疑いが強い。
次に戸谷洋志准教授が今更の浅田理論(差別かどうかは差別される側が決める)を振り回した挙句、過去の「性差別的著書」を掘り返される始末。
更には映画作家の我妻和樹さんまで参戦するもボコボコに反撃される。
これらを見る限り、こうした「非実在型炎上商法」も完全に割に合わないものに潮目が変わったと見て良いだろう。

2)パブコメの1割がAIを利用
先週の記事でも取り上げた青木美希氏が「反対のパブコメが見掛け上多かった事」を肯定的に取り上げている。ここにも彼女の「反原発活動家としての側面」が如実に現れていると考える。何故ならこうした見方は何重にも間違っているからだ。
最大の間違いは「パブコメは数だよ、兄貴」の如き物言い。パブコメは多数決ではない。同じ様な意見を何千件送ろうとも「一つの意見」としてカウントされる。
以前から「コピペで数を水増しして文末だけ微妙に変えた意見が大量に投じられる」との指摘はあった。今回はそれが「AIによる水増し」に代わっただけとも言えよう。

3)伊藤詩織氏が映画で映像や音声を目的外使用
伊藤氏は確かに性被害者ではあるが、その事が素材の不適切使用を免責するものではない。どうも世の中には「被害者ポジションを取れば何をやってもいい」と思い込んでいる人が一定数おられるみたいで、それはそれで大問題なのだが、彼女の場合はむしろ「単なるワガママ」の様にも思える。
更に問題なのは、TBSの須賀川記者がこうした手法を是としている点。TBSと言えばあの「坂本弁護士一家殺害事件」でオウム真理教に情報を「横流し」した過去を持つ。なので映像や音声の目的外使用に関しては人一倍神経を使わなければならない立場の筈なのに、この体たらく。
やはり「既存大手メディアは過去の事例に学んだりしない」という事なのだろうか。

4)その他の「ふてほど」
これについてはちょっと時間切れなので、参考まとめの方を見てください。


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
LIVE Parade「今回も全クリを目指します」などと書いてしまいましたが、今回のEX5は久し振りに難しかったですね。最近のEX5は(LIVE InfinityのEX階みたいに)オマケ的な扱いだったので油断していましたが、以前の難易度に戻った感じです。
という訳で当初は「どう考えても、むーりぃ」と思っていたのですが、諦めずにチャレンジしたら、何とかクリアできました!勿論ユニットは一工夫しました。
センターには黒みくにゃんのシンデレラマジックを配置し判定強化を2人にスキルブーストとトリコロールシナジーを1人ずつ編成しています。こうすればシンデレラブレスの効果と併せてほぼ切れ目なく判定強化が効き、かつ少しですがスコアアップ効果も見込めます。
という訳で次は久々のアタポンですね。また忙しくなりそうです。
#デレステ

一方のアズレンは順調に前哨戦も終わりメンテ後は本編の海域イベですね。今度のマルコ・ポーロはどんな役回りになるのでしょうか。
#アズールレーン

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。

「ブログもAIに書いてもらえばいい」という投稿と「AIの言い分は間違いだらけ、しかも指摘しても訂正しない」との投稿が相次いで流れてきて複雑な気分になっています。
とはいえ、私自身のスタンスは以前と変わりません。「AIは便利な道具だが頼り過ぎるのは危険」、つまりコンピューターやスマホそのものとか、他の便利な道具に対するのと同じですね。

Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした

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