コミケを風疹から守り隊

2011年2月9日水曜日

Web論座がホメオパシーについて事実誤認の記事を載せっ放しで対応が遅れまくった件(2011/3/31現在)

(タイトル変更・本文追記しました)
これは、もう「Web論座問題」と呼んでも良いレベルですね。

何の事か解らない方は、とりあえずこちらのまとめを関連リンクと共に読んで頂ければ、大体の流れは掴めると思います。ただ、それすら面倒臭いという方もいらっしゃるかもしれませんので、そういうワガママさんの為に、今北産業(本当は10行以上あるけれど)的に、以下にまとめました。

1.Web論座にスイスでのホメオパシー事情を伝える記事が載った(執筆者は外部の人)
2.その記事中に「ホメオパシーがADHDに効果的だという実験結果がある」という記載がある
3.その他にも「スイスでは牛にもホメオパシーが使われている」「筆者自身が効果を実感している」という記載もある
4.上記2.の記載は明らかに事実誤認である。詳しくはこちらの記事を読んで頂くとして、結論から言えば、ホメオパシーがADHDに効くとは言えない。
5.上記3.の点についても異論は多いが、少なくともADHDの件に関しては明らかに事実とは異なっているので、何人もの人がWeb論座に対応を求めた。
6.但し、対応といっても、必ずしも元記事の削除とか謝罪とかを求めているのではない(ここ重要。Togetterのコメント欄にも、ここの部分が解ってない為にトンチンカンな事を言っている人がいる)。こっそり削除して無かった事にされるのも嫌だし。あくまで「記事中に事実と異なる部分がある」という情報を提供して欲しいという事。具体的には、欄外に編集部の注釈を入れるとか、カウンター情報へのリンクを貼ったりする、といった対応を求めている。
7.その後、Web論座には、カウンター情報とも言える久保田裕氏の記事と、菊池誠氏の記事が載った。
8.これは推測だが、どうもWeb論座的には、7.の記事を載せた事で対応が済んだと思ってるっぽい。その後いくら突付いても応答が無く、先日ちょっと搦め手まで使ってようやく引き出した反応が、上記のToggetter(つまり、事実上のゼロ回答)であった(2011/2/9時点)。