コミケを風疹から守り隊

2013年3月11日月曜日

あの日から2年


初回公開日:2013年03月11日
最終更新日:2013年03月11日


1.お悔やみとお見舞い(とお祝い)

東日本大震災から、今日で丸2年です。
2年という事は、仏教的に言えば、亡くなられた方の三回忌に当たります。
改めて、亡くなられた方々(勿論、仏教徒でない方も含めて)へのお悔やみを申し上げます。
また、被災された全ての方々へ、お見舞い申し上げます。
併せて、本日が誕生日である方をはじめ、記念日である方々には、心よりお慶び申し上げます。

2.個人的に願う事

私には個人的に願っている事が幾つかあります。以下にそれらを列挙します。


1)復興が更に進むのを願う
あくまで感覚的なものでしかありませんが、思ったより復興の進みが遅い様に感じます。
勿論、様々な要素が関わっていると思いますし、私の感覚の方がおかしいのかもしれません。
ただ少なくとも、2つだけ、は言っておきたい事があります。それは、
「復興の妨げになる様な風評被害は、出来るだけ少なくなって欲しい」
「復興予算に関しては、迅速な執行と、無駄遣いや流用の防止の両方を切に望む」
の2つです。

2)危険を過度に煽るのは止めて欲しい
これは、主に「放射能」絡みの話です。流石に震災当初に言われていた様なムチャクチャ(例えば「数か月以内にバタバタ人が死ぬ」という様なデタラメ)は現実の前に影を潜めましたが、それでも明らかにおかしな事を言い張る人は残っています。
そして、そういう言い分を信じてしまった人は、もはや(心理的に)引き返し難いところまで行ってしまった様に思います。
私は、煽る人に対して語る言葉を持ち合わせません。
それでも、危険煽りを信じてしまった人には、伝えたい言葉があります。

きっと、戻ってくる所はある筈です。
貴方の不安を否定したいのではない。むしろ、少しでも解きほぐしたいのです。
ある程度の知識を身に付け、冷静に考え判断出来れば、むやみに怖がらなくても済む様になる筈です。
今はまだ無理でも、いつか、きっと。

3)震災をイベントとして消費して欲しくない
ここ数日、新聞でもテレビでも、震災と原発事故絡みの記事や番組が目に見えて増えています。「風化させてはいけない」という気持ちも解りますし、私自身もこうして記事を書いている訳ですから「震災を題材にするな」なんて、とても言えません。
しかし、やはり取り上げ過ぎではないかと思えてなりません。
おそらく明日からは、掌を返した様に、震災と原発事故に関する番組や記事は減る事でしょう。
そのギャップに、どうしても違和感を感じずには居られないのです。

3.Twitterをやっていて悪かった事、良かった事

唐突ですが、Twitterをやっていて悪かった事と良かった事について書きます。

悪かった事:人の剥き出しの悪意に触れる機会が増え、心が傷付く事もありました。
良かった事:様々な場面で「当事者の生の声」を知る事が出来ました。またTwitterのおかげで、通常であればまず知り合わないだろう方々と言葉を交わす事も出来ました。

震災により変わってしまったモノ、失われて二度と取り戻せないモノは数限りなくあります。しかしその一方で、新たに手にしたモノもある筈だと信じます。

4.おわりに

今回の記事は、ちょっと気持ちがまとまらない事もあり、いつもよりかなり散文的になっておりますが、どうか御容赦ください。

最後に、当ブログの記事を宣伝しておきます。
「震災」タグの記事を一覧するには、こちらのリンクをご覧ください。
その中でも、よくご覧頂いている記事は「P03-01:震災に便乗するニセ科学」「放射線、デマ、そして分断」、「電気が足りないと人死にが出る(あるいは、脱原発の為の冷静な議論)」などです。
宜しければそちらも併せてお読み頂ければ幸いです。

過去への反省と、未来への希望が、常に貴方と共にありますように。

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