コミケを風疹から守り隊

2025年1月17日金曜日

週間PseuDoctor2025年1月第2回(Blog版第32回)

#0. はじめに

皆様こんばんは。
それでは今週も、blog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第32回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「自民党森山幹事長が年収の壁引き上げに関し『財源の裏付けを』と発言
1)三党幹事長合意を守らない不誠実
2024/12/11の三党幹事長合意では「178万円を目指して、来年から引き上げる」事が明確に確認されている。その後の宮澤洋一税調会長の発言を受けて「幹事長よりも税調会長の方が偉いのか」などの批判が巻き起こったのも記憶に新しい。
今回はその批判が的を得ていた形。即ち森山幹事長は宮沢税調会長の発言を後追いでなぞるかの如く「財源の裏付け」などと言い出したからだ。控え目に言っても、不誠実にも程がある。
即ち、御自分が明示的に「178万円を目指す」のに合意したのだから、もしも、仮に「財源問題」などというものが存在するのなら(←勿論現実には存在しない。単に財務省とザイム真理教徒がゴネているだけ)その解決に向けて誠心誠意の努力を見せるのが当然だろう。なのにまるで他人事の様に、国民民主党に向かって要求を突き付ける。不誠実なだけでなく無責任な背信行為である。

2)未だに「財源」とか言い張る奴は阿呆か悪人
前項にもちょっと書いた通り、そもそも減税に財源は不要。この事は既に何度も解説しており、直近では前回記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/01/pseudoctor202511blog31.html#1 #1の3)で述べた。それに基づいて論理的に考えれば、本来の「財源」とは政府及び政府機関が発行した通貨であると理解できる筈。即ち財源が足りないのならば通貨を増発すれば良い。そして政府はその通貨の裏付けとして国債を増発すれば良い。勿論財務省は嫌がるだろう。自分達の権力が弱まるばかりか、これまで30年ずっとついてきた嘘がバレてしまうからだ。
勿論、無制限に増発できるものではないが、日本の現状ではまだまだ余裕がありまくり。具体例を挙げるなら、むしろ国債を増発して政府支出を増やした方が、例のインチキ指標「政府債務対GDP比」は改善してしまうのだから。

3)その他の閣僚・自民党政治家もダメダメ
加藤財務相も結局は官僚に洗脳されて財務省の代弁者に成り下がった。また河野太郎氏も「財政規律を守るため独立機関が必要」などと寝言を言い出す。そもそも守る必要の無い「財政規律」を守るという目的が財務省の思い通りだし、独立機関などを作った日には官僚の天下り機関になるのは火を見るよりも明らか。どうしてここまで愚かになれるのか、逆に驚嘆に値する。更には林官房長官も「財政健全化の旗」などと言い出す始末。
そもそも「財政健全化」とは何だ。税収の範囲内だけで歳出を賄うという意味か?それは経済成長の否定だ。明治以来僅か150年間で200万倍以上にも増加した財政規模を、今後はビタイチ増やさないという宣言だ。だから「日本全国総国民窮乏化計画」だと言いたくなるのだよ。


#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「今週の財務省とザイム真理教徒
1)政府と財務省の緊縮攻撃
という訳で前項、そして前回までの記事をちょっと見ただけでも財務省とザイム真理教徒の跳梁跋扈は目に余る。当然の如く今週も連中はトバしている。
まずは「少子化対策費用を社会保険料に上乗せ徴収」の件。少子化対策と称して現役世代の負担を更に増やすとか、わけわからん。社会保険料は事実上の税金として作用していながら法律を変えなくても増やせるので、これまでも「ステルス増税」として増やされ続けてきた。その結果、賃上げ効果が相殺されるどころか、むしろ手取りは減り続けてきた。もぅ「いい加減にしろ」というのが多くの勤労者の本音ではないだろうか。
また財務省に対してちょっと批判的な投稿をした幻冬舎の箕輪厚介氏の所に「財務省の方々がご説明に来た」のは典型的かつ象徴的。そしてその後、箕輪氏が「財務省最高!」とか言い出したのも笑える(笑えない)皮肉。

2)メディアも野党も同調
相変わらず新聞やTVなどの既存大手メディアは財務省の広報機関を演じ続けている。日経は「ファクトチェック」と称して世界標準の知見から著しくかけ離れた財務省のプロパガンダ丸写しの記事を恥ずかしげもなく掲げ、朝日新聞は一線を退いた御用学者の妄言を堂々と取り上げる。
これは何度でも蒸し返すが、本邦ではマトモな経済学者は財務省に妨害されてなかなか出世できない。その結果、世界標準とは全く異なる「財務省経済学」が幅を効かせており、当然ながら国際的には歯牙にもかけられない。その好例がノーベル経済学賞。即ち他のあらゆる分野では何度も受賞している「優秀な」日本人が、経済学の分野に限っては候補にすら上がらない。如何に本邦の経済学が世界標準とズレているかの傍証である。
そして野党、とくに立憲民主党は野田代表になってから財務省寄りの緊縮主義を隠そうともしなくなった。また米山隆一氏は以前からデタラメなマクロ経済学を吹聴している事で定評があり、今回もなんと「国債の借り換えはデフォルト」という独自の珍説を開陳するに至った。何度も何度も恥の上塗りをし続ける面の皮の厚さには一種の感動すら覚える。

3)「有識者」やネット民にも緊縮主義が蔓延
また、かつては有識者とみなされていた人物の化けの皮も剥がれてきている。例えば池田信夫氏などは以前にも「逆神」と呼ばれたりしていた存在だが、もはや「喋れば喋るほどボロが出る」レベルに達している。詳しくは参考まとめを。

4)参考情報
そんな中、参考になる情報も幾つもある。国民民主党の玉木代表(全てに賛成できる訳ではないが)や、マクロ経済に明るい(が故に旧民主党を追い出された)金子洋一氏などの情報発信は引き続き大いに参考になる。


#3. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「毎日新聞の『被災者を背後から撃つ』『能登ウヨ』記事が大炎上
1)記事内容とくに「能登ウヨ」への反応
つい前回にも「能登地震に際しても災害弱者を踏み付けにする」との指摘 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/01/pseudoctor202511blog31.html#5 をしたばかりだが、まるでそれを嘲笑うかの如く毎日新聞に「被災者を背後から撃つ者」なる記事が掲載された。タイトルだけ見るとまるで被災者に寄り添っている様にも見えるが、実際には控え目に言っても分断を図る内容であり、特に被災者に向けて発せられた言葉である「能登ウヨ」を肯定的に取り上げている点に批判が集まった。
この言葉は、復興作業への理不尽なクレームをたしなめる行為に付けられたレッテルであり、これ自身が党派性にまみれた理不尽なもの。だからこそ、党派性を振りかざして被災者を政治利用しようとする立場には都合が良かったのだと推測している。

2)取材対象は(おそらく)たった一人(多分アノ人)
さて本記事は毎日新聞徳島支局長の井上英介氏の手になるものだが、Twitter(X)上で見る限り、最近まで能登地震関連の情報発信は殆ど無い。唯一と言って良いのが、今回の取材対象者と目される人物(おいこら氏)とのやり取り。実際、記事にも他の取材源からの情報は見受けられない。なお林智裕氏による毎日新聞への問い合わせに対し本日(1/16)午後になって回答があり、その中では「複数の人に取材」したと述べているが、その取材源が明かされる事は決して無いだろう(確信)。まぁ、たとえ二人でも「複数人」だし、道端で出会った人と一言二言話しただけでも「取材」ではあるよね。
話を戻して。
当該氏は自らが取材源である事を認めていない様だが、記事に載せられた写真が本人撮影のものと同一である事から「取材源でないのなら写真を無断使用された」事になってしまう。その点に留意すべき。
なお、ネットの集合知によって「能登ウヨ」の初出まで明らかになっている。やはり「震災を政治利用したい人物」から発せられた言葉だと考える。

3)広がる批判の動き
当然の如く毎日新聞に対する批判の動きは広がっている。前述の如く林氏の問い合わせに対し16日付で返答があった。おそらく毎日新聞的にはこれで終わりにしたい所だろうが、それは無理な相談というものだ。実際、同日には北國新聞に批判記事が載った。
こうした「メディアの相互批判」は大いに歓迎すべきところ。


#4. 【週間PseuDoctor】【社会】【医療】「インフルエンザの流行が観測史上最悪
1)患者数が統計開始後最多
流石に報道にも取り上げられる様になってきたが、今シーズンのインフルエンザは記録的な大流行を示している。更にその陰に隠れて目立たないものの、新型コロナも引き続き流行している。
これらの事は診療現場では既に知られていた所だが、メディアも行政もなかなか現状を認めようとしなかったので、広く知らしめるのが遅くなった感は否めず、残念。
せめて今からでも、各位それぞれ感染防御に改めて留意していただきたい。

2)感染予防には何よりマスク、そしてワクチン手洗い換気
という訳で、繰り返し強調するがインフルやコロナに対する一般的な感染防御はマスク・手洗い・三密回避(換気)。これらの事は誰でも知っていた筈なのだが「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とばかりに疎かになっている。それが大流行の最大要因だと考える。
これも何度でも蒸し返すが、誰もが感染防御を励行していた3年前にはインフルは壊滅レベルまで抑え込まれていたのだ。これも医療現場では周知の事実であり、その防御力に驚愕した医療従事者も多かった筈。
なのにここでもやはり、メディアも行政も、これらの最も効果的な感染防御法を伝えるのに及び腰に見えて仕方ない。特にメディアなどは睡眠だの腸内環境だのシャワーだのと、無駄とまでは言わないが明後日の方向への対策ばかり。
誰に忖度しているのか知らないが、こうして「党派性や政治力学によって客観的な正しさが捻じ曲げられてしまう」事例は様々な場面で何度も目にしてきた。反原発、反ワクチン、緊縮主義など、みんなそうだ。徒労感に駆られるのもしばしばだが、それでもまだ諦めない。

3)薬が足りないのに厚労省は斜め下の対応
歴史的な大流行に伴い治療薬も枯渇してきている。それに拍車を掛けているのが、例の「相次ぐ薬価引き下げ」の動き。即ち「儲からない様にすればするほど生産量は低下する」という、ある意味当たり前の動きが生じている。要するにここでも悪いのは財務省。
しかし厚労省はそんな「不都合な真実」を認める訳にはいかない。そこで「薬不足は過剰発注のせい」というストーリーをでっち上げる。あるいは自分達からそれを信じているふりをする。
当然ながらそんなのは責任逃れと責任転嫁のポーズに過ぎないので、そんな対応を幾らやったところで本質的な解決には全く結び付かない。医師不足を「偏在」の問題だと強弁しているのと同様の態度。


#5. 【週間PseuDoctor】【社会】【報道】「Metaのザッカーバーグ氏がファクトチェッカーを廃止
1)ザッカーバーグ氏の言い分
ザッカーバーグ氏は決してファクトチェックそのものを諦めた訳ではない。むしろ逆で、より効果的なファクトチェックの為に「政治的に偏向した」ファクトチェッカーに任せるのを止め、代わりにTwitter(X)と同様のコミュニティノート形式を導入しようとしている。

2)JFC古田大輔氏の投稿が炎上
こうしたザッカーバーグ氏の姿勢は当のファクトチェッカー達には受け入れ難いものではあっただろう。なので反論や批判を行うのは別に構わないのだが、問題はその際に、自分達が有利になる様な切り取りや歪曲を行った点にある。
これにより、図らずもザッカーバーグ氏の言い分(ファクトチェッカーは偏向している)の正しさが証明されてしまった。

3)朝日新聞らもJFCに援護射撃
こうした「ダメな動き」はファクトチェッカーやファクトチェック団体に留まらず、彼等の古巣である大手メディアにまで波及した。これにより、その偏向ぶりだけでなく「オールドメディアとの密な関係」まであぶり出されてしまったのは、なかなかに皮肉な事態と言えるだろう。


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
まずデレステは前イベのLIVE Carnivalから。先週書いた通り、最終的にもRank SSでしたが、まぁまぁ満足しています。次回にはRank SSSは無理でも、もう少し伸ばしたいな。
そして今イベのシンデレラキャラバンリコレクション。ほぼ全面的にAUTO LIVEチケットに依存しておりますが、おかげさまであまり時間を取られずに済んでいます。まぁ、今のうちだけだとは思いますが(爆)
#デレステ

そしてアズレン。メンテ後の共闘イベも淡々と進めております。春節恒例のイベントもあり「あぁまたこの季節がやってきたなぁ」と感慨に耽ったりもします。
#アズールレーン

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。

「物価上昇を上回る賃上げ」なるスローガンが岸田政権の時から言われ始め、石破政権もそれを踏襲しています。しかしこれ、賃金を支払う企業の側からすれば「人件費を増やせ、しかしそれを価格転嫁するな」と言われているのと同じなんですよね。だって、人件費の増加を価格転嫁してしまえば、賃上げが更なる物価上昇を呼ぶ結果になってしまうので「物価上昇を上回る賃上げ」なんて永久に来ませんからね。要するにコストプッシュインフレの現状では、どうあがいても無理ゲーな訳です。
これを打開する為には、外からお金を入れてやれば良い。つまりは政府が財政支出を増やせば良いのです。実際、初期の頃は「賃上げ税制」と称して「賃上げをした企業には減税する」という話もありましたが、今となっては焼け石に水ですね。
つまり「物価上昇を上回る賃上げ」とは、理念としては結構なのですが具体策が伴っていない。それは勿論財務省が妨害しているからなのですが、なまじ理念だけは正しい為に、上手く行かない責任が企業(特に余力に乏しい中小企業)に押し付けられるのではないか、と危惧しています。

Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした 

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