#0. はじめに
皆様こんばんは。
能登の大雨災害に謹んでお見舞いを申し上げます。未だ震災からの復興途中であるにもかかわらず再びの自然災害に言葉もありません。しかし同じ様に災害に見舞われた他の地方でも復興が進んでおります。少なくとも希望だけは失わずに。
それでは(先週はバカンスでお休みし、昨日も溜まった仕事により延期しましたが)今夜もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第17回をお送りします。
暫しお付き合いください
1)野田氏自身が増税緊縮派
言うまでもなく民主党野田内閣と言えば(つい先日にも指摘した https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2024/09/pseudoctor202491blog15.html#2 通り)選挙前には「議論すらしない」と言い切っていた消費税増税を、選挙が終わった途端に強引に進めた過去を持つ。しかも野田氏はかつて橋本龍太郎内閣が5%への増税を決めた際に「マニフェストに無い事をやるのは国民への裏切りだ」と口を極めて罵った当人でもある。
ここまでアッサリと変節したのは、財務大臣になった途端に財務官僚から折伏(洗脳)を受けたからだと言う https://twitter.com/VVm6nMCbtS44985/status/1838136184922583548 。やはりここでも黒幕は財務官僚。
しかも彼の緊縮ぶりは財政政策だけではなく金融政策にも及ぶ https://twitter.com/baatarism/status/1838438488498462916 。野田氏の言う通りにしたら確実に日本経済はガタガタになる。実際、前回もそうだった。だからこそ「野田総理が安倍氏との党首討論で解散総選挙を表明した途端に株価が爆上げした」のを覚えておられる方も多い筈。なのに懲りずにまた代表に選出する愚。裏から何らかの力が働いているのでは、と思ってしまう。
2)小川氏もガチガチの増税緊縮派
その野田氏が幹事長に選んだ小川氏、消費税を「最低でも25%」などと主張する増税派の急先鋒 https://twitter.com/Y_Kaneko/status/1838517302284947849 。
しかもこの小川氏、前回総選挙の際に自分の選挙区に維新が候補を立てると聞いて慌てて馬場幹事長にアポ無し凸をかましたり候補者本人の自宅へ押しかけたりしたヘタレ https://twitter.com/komukaepapa/status/1838461433325195629 。
こんなのが幹事長で大丈夫か(反語)。
3)結局は「旧体制」への回帰を目指すのか
世代交代を目指して泉代表を選出した筈なのに今回の泉氏は「惨敗」と言って良い有様。そして候補者の中でも最も旧態依然とした人物が選ばれた。散々指摘されている様に、もしもこれで石破氏が自民党総裁になったなら経済政策は増税緊縮でほぼ一致してしまう。「反自民」の旗印を捨てる可能性を冒してまで、財務省に迎合する道を選んだという事か。
1)鈴木財務相が財政をめぐる高市氏の主張は「適切でない」と発言
そもそも現職の閣僚が自民党総裁選候補者の主張に対し、個別に意見するのは極めて異例かつ不自然。そして鈴木財務相が実質的には財務省の傀儡である事は言うまでもない。以上を鑑みると、どう見ても「財務省による高市潰し」 https://x.com/kikumaco/status/1838535863837561320 https://x.com/Y_Kaneko/status/1838882697516847433 。
ここまで財務省が高市氏を警戒しているのには更に傍証がある。例えば「財務省が最も警戒する高市氏 https://x.com/antitaxhike/status/1837634646903083433 」とか「財務省が高市総理の誕生を阻止すべく緊縮主義の布教に余念がない https://x.com/shinchanchi/status/1837843874561352169 」等の指摘が複数出ている。まぁそれも当然で、金融緩和&積極財政を明確に打ち出している候補は高市氏のみなのだから。
2)リーフレットの件も露骨な高市潰しだった
前回も述べた通り https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2024/09/pseudoctor202492blog16.html#2 毎日新聞が「スクープ」とまで銘打った件、結論から言えば「他候補の陣営は軒並みもっと酷い事をやっている」だった。故に党選管からも実質的にはお咎め無しなのに、何となく悪印象だけが残る。
さて本件で「火のない所に煙を立たせた」のは石破氏推しで「緊縮派」の平将明議員 https://twitter.com/nihonjintamasii/status/1836576004103606747 https://twitter.com/shoetsusato/status/1836520058325209324 。何故こんなバレバレのネガキャンを仕掛けたのか。先に述べた「実質的には問題無いのに悪印象を付ける」手口は野党やメディアがやってきた「モリカケ」「統一教会」「裏金」などと類似している。もしや、黒幕が共通しているのかも?!
3)高市氏にも勇み足はあるが
これも前回「首相と閣僚の給与撤廃」などと言い出した件を批判した。今回は「企業の内部留保の使途明確化」と言い出した件 https://x.com/Sankei_news/status/1836767999803761031 。これ、実は意外と正確に理解しているのではないかという指摘 https://x.com/Senior_Yuming/status/1837680575811055869 もあるが、だとしても足元を掬われかねない主張ではある。
ただそれでもまだ他候補よりもマシだと思うのは、むしろ高市氏に好意的な人から批判が出ている様に見える事。たとえ推しの候補であっても批判すべき点は批判する。それが健全な民主主義というものだろう。
1)学費値上げしても経営改善には殆ど寄与しない
こちらの記事 https://toyokeizai.net/articles/-/828690?page=2 によると2022年度の東京大学の経常収益は2663億円、うち学生納付金(学費、入学金、検定料すべてを併せたもの)は165億円と、僅か6.2%に過ぎない。つまり授業料を20%値上げしたとしても僅か13億円の増収であり、全体的な収益増には殆ど結び付かない。一方で学生の負担は大幅に増す。極めていびつな構造になる。
2)そもそも国立大学の学費は限りなく無料に近づけるべきもの
何故なら「教育は無形の国家資産」だからだ。即ち国民全体の知的水準を上げる事で将来の国家を担う人材を輩出する。その為には裾野を広げる事こそ重要で「選択と集中」など真逆の愚行に過ぎない。
ところが東大はロクに学生の意見も聞かず一方的に値上げを決めた上に「授業料は教育を享受する学生が負担」などと嘯く https://x.com/Kstar_astrophys/status/1838497873744343147 。上述した通り「高等教育の受益者は国家全体」である。にもかかわらずこの妄言は、学問の府にあるまじき行為。
3)要するに運営費交付金を削りまくってる財務省が悪い
ここ20年で運営費交付金は200億円も削られてきた。それが経営悪化の最大原因である事は明らか https://x.com/antitaxhike/status/1838689371970769045 なのに、財務省もメディアも当然の如く知らんぷり。
それどころか、例によって財務省をアシストする御用新聞。上記1)で述べた通り値上げは殆ど経営改善に寄与しないのに、日本経済新聞は「補助金頼み脱却へ」などと平気で書く https://x.com/nikkei_daigaku/status/1838529241413226732 。完全にミスリード。
#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である
1)甲状腺癌の過剰診断問題を「陰謀論まがい」と発言
相本啓太氏の記事が話題を呼んだので反応したと思われる https://x.com/AIMOTO8989/status/1838163422166630655 。以前から毎週の様に述べている通り、甲状腺癌の過剰診断問題は国際的にコンセンサスを得ている。これを「陰謀論まがい」と呼ぶのは、断定していないとはいえ「陰謀論と比肩しうるレベルの愚論」という意味になるので酷いdisには違いない。
知識も論理も全く不足しているのに幼児的全能感と小手先のレトリックだけで乗り切ろうとするから、多くの人に見透かされる羽目になっている。これまでは彼の話を鵜呑みにして検証など全くしない相手に囲まれていたのだろうが、そういう揺り籠的な場から出て来たのは自分自身。もう少し成長しない限り、立場は刻々と悪くなる一方だよ。
2)上念司氏との対談を経ても基本姿勢は全く変わらず
対談の場では最初こそ殊勝な態度を見せた様だが本質は相変わらず https://x.com/TatsutaKazuto/status/1838580479165108472 。言質を取らせない様な論法に終始したが、それでも鼻血は「赤プリに避難した人の1割程度」と述べたのは大きな収穫。これにより
1)他の媒体(当時取材したメディア記事等)にはそういう話は一切出ていない
2)時間も場所も離れているので被曝影響は有り得ない
3)あくまで本当だと言い張るなら赤プリ周辺だけに何らかの異常事態が生じていたという無理のある説明しかできない
という「完全に詰んだ」状態になっている。これが前述した「立場が刻々と悪くなる」の実例だ。
3)早稲田大学のゼミで鴨下氏を指導しているのは辻内琢也教授
この辻内教授についても詳しく述べたいのだが残念ながら間に合わない。
また次週にでも書きたい。
今回のバカンスはタイのプーケットからバンコクを回ってきました。楽し気な話は次回にして、まずはバンコクでの感染防御について。
空港からの送迎車内に貼ってあったのはモロに「手洗い、マスク、三密回避」
もう一枚文字が読めなくても「ソーシャルディスタンスを保て」という意味だと解る。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは承認制です。投稿してもすぐには反映されません(平均して何日か、時には何週間もお待ち頂く場合もありますので、どうか御容赦ください)。
コメントを投稿される際は、ハンドルを設定してください。匿名投稿も可能ですが、これはブログの仕様です。
お名前の入力をお願い致します(勿論、本名である必要はありませんし、URLの入力も任意です)。