コミケを風疹から守り隊

2024年9月5日木曜日

週間PseuDoctor2024年9月第1回(Blog版第15回)

  #0. はじめに

皆様こんばんは。
台風一過でようやく秋らしくなってきましたが、今度は朝晩の思わぬ冷え込みに体調を崩しそうになったりします。皆様お住いの地域は如何でしょうか。どうぞご自愛ください。
それでは今夜もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第15回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「またも財務省の悪行三昧が炸裂、今度は自らの所業を堂々公開 https://twitter.com/MOF_Japan/status/1829444073952039322 
まずは確認の為に投稿全文をコピペしておく。
本日、各府省から令和7年度予算概算要求の提出があり、本格的に予算編成作業が始まります。
財務省主計局では、Web形式でのヒアリングも活用して各府省担当者と政策の内容等を議論していきます。
それではダメな点を列挙していこう。
1)専門外に干渉しまくる愚行
言うまでもなく財務省主計局の官僚は何の専門家でもない。にも拘らず当然の様に「政策の内容」等を議論するという。そもそも「議論」が成り立つ為には、そのテーマについて参加者の専門性が近いレベルにある必要がある。もしここに大きな隔たりがあると、議論ではなく「説明」や「講義」及びそれに対する「質問」ないし「イチャモン」になってしまうからだ。
ところが財務官僚は特に専門性が無くても「議論」できると考えている節があり、そうした思想そのものが増上慢だと言えよう https://twitter.com/gear_jiro/status/1829894356075233371

2)民主主義の原則を無視した僭主気取り
毎度指摘している通り、民主主義国家における官僚とは、主権者の意志を忠実に実行するのが最大の責務であり、そこに自らの意志を混ぜ込むのは厳に慎まなくてはならない。即ち日本を含む多くの先進国の様な代表民主制の国家では、主権者の代表たる政治家の意向に全面的に従うのが原則。その原則が保たれればこそ、主権者たる国民は選挙を通じて自らの意志を国政に反映する事ができる https://twitter.com/thksngy/status/1830449401506226507
ところが現状の如く、強大な権力を有する官僚が政治家を軽視して国政を私する様な状況は真に非民主的であり、我が国の形そのものを大きく歪めていると言わざるを得ない。

3)自らの悪行を天下に晒して恥じない厚顔無恥ぶり
少なくとも以前はこうした話題は水面下に留まっておりあまり表面には出てこなかったのだが、こうして財務省自身が全世界に情報を公開する様になってきた。これは何を意味するのか。おそらくは「自らの地位を盤石にし権力を誇示する」のが目的だと推察するが、それは諸刃の剣でもある。即ち上述した通り、自らの悪行を広く世間に知らしめる結果にもなっているからだ。
財務官僚は自分達が国民からどう思われているか、冒頭のTwに付いた引用リプでも見ながら少しは反省してみるがよい。
ついでに言っておくと、こうした投稿が成された背景には「予算要求が117兆円と2年連続で過去最大を更新 https://twitter.com/kyodo_official/status/1829446477242134616 」した事がある様だが、何度でも繰り返す。「予算が過去最大を更新してこそ平常運転」なのだ。逆に言えば、予算が過去最大を更新しない様では、国が堅実に発展しているとは到底言えない。つまり「財政規律」などと主張する輩(一例 https://twitter.com/mainichi/status/1829446646817771583 )は悉く「国家の敵」。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「自民党総裁選・立憲民主党代表選の政策比較
毎週の様に自民党総裁選(の政策比較)を話題にしているが、立憲民主党代表選についても少しずつ候補者の政策が明らかになってきたので併せて取り上げる。

1)最重要なのは経済政策とくに「拡張財政か否か」
経済政策の重要性は常に縷々述べている所ではあるが、あの朝日新聞の世論調査でも、国民が経済政策を最も重視している事が示されている https://twitter.com/asahicom/status/1828004581315694628
これは考えてみれば当たり前の話で、たとえどれほど高邁な理想を掲げたとしても「飯を食う」「働いて金を稼ぐ」といった国民生活のレベルがおぼつかなければ何の意味も無いからである。

2)自民党候補の政策比較
まずメディアがイチ推しの石破茂氏が掲げる「イシバノミクス」に関しては、原田泰氏が痛烈に批判している https://twitter.com/kataokagoushi/status/1828741521480532109 。それに留まらず「金融資産課税強化」まで打ち出している。これは二重の意味で悪手。即ち、この局面での増税は有り得ない。そして岸田政権の「貯蓄から投資へ」により少なからぬ国民が金融資産を増やし始めたの見計らって課税とは、まるで騙し討ち。
次に河野太郎氏。「財政規律を取り戻す」との発言だけでも完全にアウト https://twitter.com/cQ_Q/status/1830895355019588039 。更に「雇用の流動性を高める為に解雇規制を緩和 https://twitter.com/kokiya/status/1829896835428917492 」などと言い出した。確かに景気が回復すれば雇用流動性は高まるが、逆は真ならず。無理矢理に雇用流動性を高めても景気は良くならない https://twitter.com/kataokagoushi/status/1830413505574625657 。これは丁度「景気と金利」の関係と同様。その上、社会保険料をエサに世代間対立を煽る https://twitter.com/konotarogomame/status/1830373222220763641 。
以上をまとめると緊縮主義・シバキあげ・分断統治とヤバさしか感じられない。これじゃネオリベだよ。
そしてコバホークこと小林鷹之氏。こちら https://twitter.com/antitaxhike/status/1829503330571464777 で指摘されている通り、一見すると財政拡張派に見える発言も「国益の観点から必要な財政出動は躊躇なく行うべき」なる表現は財務省の論理そのもの。即ち「何が必要かは我々が決める」という思想であり、その現われが例の悪名高き「選択と集中」だ。そこに重ねて「国益の観点から」とまで留保を付けている。これでは「消費税減税は?」「国益の観点から却下」「社会保障費の国庫負担増は?」「国益の観点から却下」という具合に、何とでも言えてしまう。
やはり「財務省の別動隊」と見ておくのが無難だ。

3)立憲民主党候補の政策比較
最も注目に値するのが江田憲司氏 https://twitter.com/momotro018/status/1829046641036513704 。消費税減税を主張し「財務省と国税庁の分離が必要」とまで言う。可能性は低いだろうが、彼が代表になれば立憲民主党にも復活の目はあろう。
逆に最悪なのが野田佳彦氏。公約破りの消費税増税を行った張本人であり、更に言えば、かつて橋本龍太郎内閣が消費税を5%に上げた際に「マニフェストに書いてない事を平気でやる」と口を極めて罵っていた人物でもある https://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo 。二重の意味で「どの面下げて人前に出てこれるんだ」。
で、今でも消費税減税は否定している https://twitter.com/Y_Kaneko/status/1829115207123452187 し、今度は「議員定数削減」などと言い出した https://twitter.com/uikohasegawa/status/1829357687576117752 。念の為確認しておくと、議員定数とは「増やせば増やすほど直接民主制に近付き、減らせば減らすほど独裁制に近付く」もの。だから、コストが許す限り減らさない様にすべきだし、逆に独裁を目指す権力者であるほど議員数を削減しようとする。
最後に枝野氏。企業の内部留保を「失われた30年」の主因の如く述べる経済センスの無さ https://twitter.com/edanoyukio0531/status/1830782257835188568 。これは形を変えた緊縮主義でしかない。端的にツッコむと、内部留保の増加は不景気の原因ではなく結果。

#3. 【週間PseuDoctor】【社会】【メディア】「星野智幸氏の『リベラル』批判 https://twitter.com/asahi/status/1828164523850907767 が波紋を呼ぶ
1)今更感満載の指摘ではあるが傾聴に値する
星野氏の批判(反省)の中心を成すのは「リベラル」(いわゆるJリベラル)の中にある「正義に依存し正義の正しさを疑えない態度」。これに関しては正直「ようやく気付いたの?」と「よくぞ口にした」との感想が交錯する https://x.com/shoukootaden/status/1828267918536159280 。好意的に解釈するならば「これまでも薄々は気付いていたのだろうが、敢えて口にするのは憚られた」といった所か。
野暮な解説を加えるならば「正義」の名の下に行われる行為は全て「それは本当に正義なのか?」の問いを常に突き付けられ、それに答える事を要求される。言い換えれば「正義」の一言で思考停止してしまうのは厳に慎まなくてはならない。
特に本来の意味での「リベラル」には「自分と異なる考えであっても尊重する」という意味が含まれているのだから「正義」への依存はまさしく「反リベラル的」であると言える。

2)「リベラル」諸氏の反発が逆に問題点を浮き彫りにする
例えば平野啓一郎氏の反応 https://x.com/naakass/status/1828607493943230856 が典型的であり、長々と書いている割に具体的な反論に乏しく、要するに感情的になって「裏切ったなチクショー!」と言っているだけ。
また五野井郁夫氏の反論 https://x.com/MojaMojappa/status/1828715708987126020 も「何を以て正義と呼ぶのか」という問題の本質を外したものとなっている。更に本田由紀氏の反応も「正義」の定義も示さずに「正義を目指すこと」を善しとしている https://x.com/fYg9kIFnBD9997/status/1828718625366389190 。これは一種のトートロジーであって、一見すると正しい様にも見えるが実は無内容。
そしておきさやか氏に至ってはもはや「語るに落ちる」としか言い様が無い https://x.com/mamiananeko/status/1828734094496145793 。
これらのヒステリックとも言える反応が示しているものは何か。

3)批判に耐えられない「Jリベラル」思想の脆弱さ
一言で言えば「思想に背骨が入っていない」状態。即ち、自らの思想の「正しさ」を確信しそれをドグマ化する様な態度だから、むしろ思想の脆弱化に繋がっている。何故なら、たとえどの様な思想であれ、いずれ必ず批判に晒されるからだ。その事は少し歴史を紐解いただけでも解ろう。故に強靭な思想とは生半可な批判などものともせず、むしろありきたりな批判など既に折り込み済みだったりする。その意味で、少しばかり批判されただけで過敏に反応する態度は、到底「その思想を身に付けている」とは言い難い態度だ。
加えて特に、上述した通り本来の「リベラル」は多様性を重んじる。つまり異論に対しても最大限寛容であるべき。そう考えると(これも繰り返しになるが)いわゆる「Jリベラル」は本来のリベラルとは正反対。
はっきり言えば単なる「反権力全体主義」に堕しており、自分達が権力を握りたいだけのワガママ。

#4. 【週間PseuDoctor】【社会】「天然石をワイヤーで吊る大阪万博休憩所が批判を浴びる https://twitter.com/rockfish31/status/1828789667761885333 
1)安全性への疑問
まず門外漢から見ても「何トンもある岩をワイヤー一本で吊りその下で休憩する」のは悪い冗談としか思えない。特にワイヤーが網目構造になっていないのでどこか一本が切れると直ちに落下するのは怖い(専門的には「不静定次数が低い」と言うらしい https://x.com/mnt_coins/status/1828641830562603167 。
また本件をTwitter(X)上で擁護した藤本壮介氏にも専門家から複数の疑念が寄せられている。
天然石の使用に関して「業務で構造設計を実施している身」からの質問 https://x.com/aki_jp2020/status/1828679999030976986 。
「工学教育を行っている者」からの懸念 https://x.com/clear_wt/status/1828715871566762038 。
更に地質学者から「天然石は均質な材料ではなく穴を開ける方向によっては強度は期待できない。実際にマイクロクラックが発生している。穴もハンマードリルで開けている」との指摘がある( https://x.com/NishimuraKoich2/status/1828807052837171360 からのツリー)。
また施行状況に対する安全性の指摘もある https://twitter.com/naoshim/status/1828956989826928746 。
以上まとめると「安全性に関して重大な疑念がある」と言っても過言ではない。

2)公平性への疑問
前項で複数の疑念が寄せられた藤本氏は、実は本件を採用した当事者だった https://x.com/msgmsg55/status/1828578290053062712 。
また未確認情報ながら「施工入札に参加したのは一社のみ、そこは設計者の親の会社だった」という情報もある https://twitter.com/tokyo2020tokyo/status/1828973769576329471 。

3)大阪万博は維新政治の「終わりの始まり」なのか
折しも、つい先日の8月25日に行われた大阪府箕面市の市長選挙では、無所属新人の原田亮氏が維新の現職を破って初当選を果たした。それも原田氏32448票に対して上島氏は18309票だったのだから、大差の惨敗と言っても良いだろう。
紋切り型の言い方をすれば「これまで好き放題やってきた維新政治に市民がNoを突き付けた形」とでもなろう。維新としては万博を支持回復の起爆剤にしたい所だろうが、こんな状態でマトモに開催できるとは思えず、逆にトドメを刺す事態にもなりかねない。

#5. 【週間PseuDoctor】【社会】【メディア】「『令和の米騒動』の空騒ぎにはウンザリ
1)そもそも米は足りている
もともと8月は端境期であり、新米が出荷されるまでは一年で最も米が少なくなる時期。昨年度の作況指数も北陸でやや低かったものの、全国平均では101と平年並み https://www.maff.go.jp/j/study/suito_sakugara/r5_2/attach/pdf/index-6.pdf 。
以上より、米そのものは足りていると考えられる。

2)「米不足」の原因は煽り情報とそれによる買い占め
きっかけになったのはおそらく、あの「南海トラフ地震臨時情報」。備蓄が呼びかけられた為、米も買い占められる傾向になった。ただこの臨時情報は短期間で解除されたので、順調に行けば、そこまで米不足にはならなかった筈。
しかしここで、メディアによる煽り情報と消費者心理が相乗効果を起こしたと見る。即ち当時の報道は専ら「小売レベルで米が足りない」現状や「不安に駆られる大衆」の状況を報じるばかりで、全体的な将来の見通しや対処法などは積極的に報じてこなかった。その結果、少なくない人々がいつもよりちょっとずつ多めに備蓄し続け、小売り現場では慢性的に品薄が続く事になった。これが「令和の米騒動」のカラクリだと推測する。
その意味で、この期に及んで「SNSなどの真偽不明な米不足情報に惑わされないで」みたいな内容をしたり顔で報道したり、無闇に「備蓄米を放出しろ」などと言い放って今では知らん顔をしているメディアや一部の政治家 https://twitter.com/sui72381132/status/1829863816940900467 https://twitter.com/oohara_hachidai/status/1830020115292962892 や政治団体 https://twitter.com/thermalpaper00/status/1830233922355319277 に対しては、結構な不快感を抱いている。

3)やはり大事なのは情報リテラシー
現在では新米が流通し始めた為に状況は改善している。しかしそれに安堵するだけでなく、我々が反省すべきはもっと過去の事例から学ぶ事だろう。即ち平成の米騒動(1993年)に比べれば遥かにマシな状態であったにも拘らず米不足が生じてしまったのは、現象としてはむしろ第一次オイルショックの際のトイレットペーパー不足に近いと考えられる。勿論当時はネットもSNSも無かったけれども、噂レベルの煽り情報に振り回されて買い占め行動が起こり、それによって現実の品薄が引き起こされた。言わば社会的な「予言の自己成就」とでも呼ぶべき状態であり、今回もそうした要素は無視できない。
そこで大切なのは、相手がSNSだろうが既存大手メディアだろうが「煽り情報」には乗せられない様に注意すべき。その意味でTwitter(X)上では冷静さを呼び掛ける意見や現場からの「足りている」情報が見られた点は注目に値する。

#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
まずは9周年おめ!のデレステ。LIVE Carnivalも佳境に入っております。今回何と!自分史上2回目のランクSSに到達しました!前回はかなりフロック気味だったのですが、今回はある程度狙ってランクSをクリアできたので喜びもひとしお。
しかしSSをクリアするのは難しい。これ、どう考えても限定SSR(はっきり言えばドミナントアイドル)をセンターに据えたユニットを編成しなくちゃ、むーりぃ、でしょう。つまり運営は「スカチケ買って」って言いたい訳だよね。うーん、どーしよー。勿論これまでにスカチケは何度も買ってるけど、どの時もハイスコア狙いの為じゃなくあくまで欲しいアイドルをお迎えする為に買ってた訳で。
もう少し時間があるので、もうちょっと考えます。
最後に、前回SS到達した時のリザルトを貼っておきます。今回はこれよりも伸びる予定ではあります。
#デレステ

そしてアズレン。まず前回の海域イベ、ファーゴを報酬でお迎えした直後にドロップしました。まぁよくある光景です(泣)
気を取り直して今回は軽めの海域イベと作戦準備を進めています。瑞鳳は未だお迎えできませんが、また報酬でゲットすればいいかな、と思っております。
#アズールレーン

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。
ウイングマンの実写化、桂正和さんの感慨 https://twitter.com/MasakazuKatsura/status/1830728309069750348 には遠く及びませんが、それでも私も感無量ではあります。連載開始時には丁度ジャンプをリアタイ購読していた身としては。語り始めたらキリがないので一つだけ。これは「夢を叶えた少年の話」。それが40年の時を経て「夢を叶えた作者の話」に昇華した、のだと思っています。
Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした 

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