コミケを風疹から守り隊

2025年3月20日木曜日

週間PseuDoctor2025年3月第3回(Blog版第41回)

#0. はじめに

皆様こんばんは。

お彼岸ですね~。なのに今日はとても寒く、雪が降っている地域も少なくない様です。Fedibird (mastodon)の方にもちょっと書きましたが、いくら「暑さ寒さも彼岸まで」とは言っても、この「寒の戻り」は流石にちょっとキツい。まぁここから一気に暖かくなるのを期待しましょう。

それでは今週もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第41回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「石破政権は「賞味期限切れ」なのか?
1)高額療養費自己負担引き上げ問題も中途半端
ようやく「一時見送り」にこぎ着けた関係各位の努力には敬意を表する。しかし状況は全く楽観を許さない。本来なら当然「白紙撤回」すべき愚策なのに「見送り」で誤魔化そうとしているのがアリアリ。首相の「私の判断は間違いだった」発言を評価する向きもある様だが、良く聞くと「説明不足だった」しか言っておらず、撤回はおろか見直しの意図すら全く感じられない。これで夏の参院選で(勝たないまでも)ボロ負けしなかったら「理解を頂いた」として秋には再度強行するのは確定的に明らか。

2)商品券問題は「石破おろし」に繋がるのか
そんな中にわかに注目されているのが「一年生議員への商品券10万円配布」問題。これ、本人も「初めてではない」と言っているし、石破派議員の(後に撤回したとはいえ)「慣例である」との発言もあり、岸田政権時にも類似の事例があったらしいので(慣例は言い過ぎにしても)過去に似た様な事が複数回あったのはほぼ確実。
そう考えると、何故このタイミングで騒ぎ出したのかが気になる。明らかに「仕掛けた」勢力が存在し、しかもその存在は各メディアや野党が「尻馬に乗っても大丈夫そうだ」と思わせるレベル。
まぁこれ以上言うと陰謀論になりかねないので止めておくが、ただ、これまでどんな酷い政策を打ち出しても不自然な程に批判されなかった石破政権が、こんな(はっきり言ってショボイ)ネタでここまで攻撃されるのは非常に不自然だ、とは言っておこう。

3)何よりも「政策のダメさ」で批判されるべき
今書いた通り、どんな酷い政策を打ち出してもロクに批判されなかった(高額療養費自己負担引き上げの件に関しても、あくまで「反対している人が居る」ていでの報道や批判に留まっていたと見る)石破政権が、こんなショボショボのネタで万一退陣する事にでもなったら、喜びも半減してしまう。
というのは(勿論、戦後最悪レベルのダメ内閣が退陣するのは嬉しいが)政策への批判が十分でない限り、次の内閣がちゃんとやってくれる保証は無いからだ。逆に言えば、これまで政策で批判できなかった(誰かさんの肝いりだった)からこそ、それ以外の部分でしか批判できないのではないか。そんなんじゃぁ困るんだよね。

4)野党の頼りなさも際立つ
「政策で批判すべき」と言えばメディアは勿論のこと、各野党の体たらくも情けない。日本維新の会は修正した予算案にも再び賛成する構えで恥の上塗りを図る。立憲民主党は内部で減税の勉強会とか始まっている様ではあるが、所詮は「選挙対策のガス抜き」にしか思えない。
そして希望の星である国民民主党の玉木代表は、代表復帰した途端に「ニセ科学への耐性の無さ」をさらけ出している。ママエンジェルスという明らかにトンデモな団体とウキウキで対談したかと思えば、同級生のプロバイオティクス宣伝本を真に受ける始末。流石に批判が殺到して釈明するかと思いきや、何と生成AIの言い分を貼り付けて批判者の感情を逆撫でする。なお現在ではプロバイオティクス関連のTwは削除済みだが、ママエンジェルスの方は未だ動きが無い様だ。
なお国民民主党と玉木代表のこうした「トンデモ親和性の高さ」に関しては先月にも指摘しており https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/02/pseudoctor202523blog37.html#3 、その中でも「以前からの懸念である」事を示している。
本当にこれ、何とかしないと最大のアキレス腱になりかねない。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「『財務省批判』は陰謀論に非ず

1)緊縮主義が国民を苦しめる
これはもぅ何度でも何度でも言い続けるが、現代日本が抱えている問題の多くは「政府が金を出し渋っている」事に起因している。不景気そのものは勿論、氷河期世代が救われないのも、少子化も、医療が疲弊して病院の6割が赤字になっているのも、政府が兆円単位で財政支出を増加・継続させれば確実に改善する(但し必要条件であって十分条件ではない)。
そして勿論、日本の財政は世界でもトップクラスの健全さを誇る(詳しくはいつもの過去記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2018/11/blog-post.html を見て頂きたい)ので、本来ならこれらの財政支出は余裕で賄える筈。なのにやらない。
その最大の責任は、財務省にある。

2)財務省解体デモの虚実
そうした認識が広まってきたせいか「財務省解体デモ」が話題になっている。数年前に比べれば隔世の感があり、まさに感無量……と言いたかったのだが、ご存知の通り手放しで喜べない事情がある。それは参加者の少なくない部分が反ワクチンや排外主義者と重なっている点。いくら良い事を言っていても、こういう皆さんとは共闘できない。
実を言うと、こうした「反緊縮とトンデモの親和性」については以前から懸念していたところでもある。その一端は過去スレ https://x.com/_pseudoctor/status/1435615102149926917 や https://x.com/_pseudoctor/status/1625870989589643264 で窺える筈。
どうしてこうなるかを色々と考えたのだが、今のところ、我が国では(財務省の永年のプロパガンダの成果により)反緊縮そのものが「非常識なトンデモ」の地位に追いやられてしまったせいなのではないか、と考えている。
従って、たとえ財務省デモのメンバーがトンデモだったとしても、財務省批判そのものは妥当だし、やはり財務省は解体(歳入部門と歳出部門を分離)すべき。

3)それでも財務省がダメな理由
財務省がダメな理由はそれこそ佃煮にするほどある。「戦車よりジャベリン」とか「豪雪地帯の住民は冬期には強制移住」とか「自賠責から6000億円仮パク」とか、枚挙に暇が無い。
そんな中、新たな悪行三昧のネタが2つ。
①「国民民主を交渉相手にするのは難しい」などと言い放った件。そもそも「交渉」とは対等の相手とするものである。いったい何時から官僚が議員と対等になったのか。民主主義の基本原則を蔑ろにする態度だ。しかも交渉相手を「選ぶ」立場だと思っているのだから、更に思い上がりも甚だしい。
②「復興増税の防衛財源転用」をめぐり森雅子議員の予算委質問に圧力を掛けた件。国会で質問を行うのは議員の極めて重要な職務であり権利である。それに向かって役人如きが干渉するとは、身の程知らずにも程がある。しかもその理由が「復興税を勝手に防衛財源に転用」しようとしたのをバラされそうになったからなので、二重に許し難い。
こうして財務省は日夜好き放題を続けているのに、これらの問題も大手メディアや野党は問題にしない。その一点だけでも、どれほど財務省の権力が大きいか解ろうというものだ。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#3. 【週間PseuDoctor】【震災】【原発】【報道】「朝日新聞の『除染土』記事にみるオールドメディアの断末魔
1)「除染土」をカタカナにした記事への批判
先週 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/03/pseudoctor202532blog40.html#4 のオマケでちょっとだけ触れた件。改めて言うと「除染土」では全くおどろおどろしくもないしむしろ安全に見えるから、わざわざカタカナにして意味を取り難くしたのだと考える。処理水放出を「汚染水」と呼ばわる手口が完全に失敗したので何とかして次の悪口を捻り出そうとして失敗した哀れな有様。更に「東京の福島化」に至っては最早悪口だか何だか解らなくなる始末。

2)コミュニティノートにケチを付ける
その一方で朝日新聞はTwitter(X)のコミュニティノート(CN)がよほど目障りだったのか、わざわざ(兵庫県知事選の際には)殆ど機能しなかったとする記事を出している。ご存知の通りCNは報道機関の投稿だろうが一定の条件を満たせば容赦なく表示される。これまで特権的に情報のコントロールを行ってきた報道機関にとっては屈辱だろう。
とはいえ、あくまで「正しい情報を届ける」のが使命だと認識していれば、訂正はむしろ歓迎すべき筈。しかし実際には、そうなっていないのは推して知るべし。

3)原発事故当時からのダメダメさが蒸し返される
という風に、自らカサブタを剥がす様な真似をしでかしてしまったので、ならばとばかりに過去の所業が掘り返された。悪いけど、報道のやらかしを絶対に忘れない人達は沢山居るからね。
そしてついでながら東京新聞も、常磐線の開通がよほど悔しかったのか「運転士の被曝量」を心配してみせるという愚挙に出た。まぁ、労組と連動した政治的な動きですね。


#4. 【週間PseuDoctor】【司法】【医療】【社会】「司法の危機を示す事例が相次ぐ
1)乳腺外科医の差し戻し審は無罪判決
この件は最初から無理筋だった。即ち医クラが一致して「術後せん妄」の可能性を指摘していた(つまり本人にとっては現実と区別がつかない)のにそれを無視して(精神科であり術後せん妄に関しては素人の)医師を参考人にした検察、そして地裁の無罪判決をひっくり返した朝山芳史裁判長。
何より問題なのは警察、即ち科捜研のあまりに杜撰な鑑定。ペンではなく鉛筆で書いた結果を消しゴムで消して書き直したり、残余検体を廃棄して再検査を不可能にしたり。捏造を疑われても仕方の無いレベル。しかもこうしたデタラメさは今回に始まった事ではないという。
この酷さは「大野病院事件」の再来だと言っても過言ではない。失われた時間とキャリア、亡くなった医師の息子さんの生命は取り返しが付かない。警察も検察も裁判所も首を並べて猛省して欲しいところだが、でもまた繰り返すのだろうな、きっと。
だって今でも、無理筋の訴訟が現在進行形で進んでるんだもん。

2)Vチューバー刺殺事件は「自力救済」だ
これはもぅタイトル通り。容疑者の男性は裁判を起こして勝訴しているのに金は返ってこない。だから実力行使(自力救済)に訴えた。勿論許される事ではない。しかし逆に言えば自力救済が禁止されているのは司法や行政がキチンと機能しているという前提あっての事。
要するに本件は「司法と行政の欠陥を浮き彫りにした」ひとつの事例だと言える。

3)立花氏襲撃事件は紛う事なきテロ
相手が誰だろうとテロリズムには与しない、それが私のスタンス。だが一部の人にとってはそうではない様だ。つまり「気に喰わない相手に対するテロならOK」と考えているらしい。そうした思想は、安倍元首相が暗殺された際にアカラサマになった。彼を失った損失は計り知れないが、そうした人々を可視化できたのは(極めて僅かではあるが)メリットと言えるのかもしれない。


#5. 【週間PseuDoctor】【政治】【社会】「『男が産めるのう○こだけ』集会の醜態
1)実際の様子
あまりにも下品な所業なので話題にするのをためらう程。こんなものを素面で騒げるとは正気を疑う。まぁ確かにキャッチーなフレーズではあるのだろうが、止める奴は居なかったのか、居なかったんだろうなぁ。

2)言い訳に走る各位
で、野党4党の皆さんがノリノリで参加してた訳だが、当初は揃ってノーコメントで押し通そうとしていた。しかし騒ぎが大きくなって無視しきれなくなったのか「知らなかった」との言い訳が始まった。
いや記念写真も動画も残ってるでしょう。誤魔化せるレベルじゃないよ。それとも「どんなあからさまなウソでも言い張ったもん勝ち」なの?政治の世界では?

3)今更「無関係」と強弁するのはダブスタ
まぁ一万歩譲って「知らなかった」んだとしましょう。それでも会合に出席したり一緒に写真を取ったりしたのは事実なんだから、いつも皆さんが言っていた様に「ズブズブ」なんですよね、今回の主催者側とは。
そうでないと言うのなら、流石にダブスタが過ぎますよ。


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
まずは前イベのシンデレラキャラバンリコレクション。イベ限スカチケも惜しみなく使って、今回はMAXの6人を☆15+1お迎え出来ました。そして今日(もぅ昨日ですが)からのアイドルプロデュースも順調に進めております。
また最近、MASの初見フルコンを2曲達成しましたのでご報告します。



最後にガシャ。久し振りに一撃で一本釣りしました。凄い!

#デレステ

一方のアズレンは再びイベントの谷間なので、例によって淡々と進めております。
#アズールレーン


#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。
流石に遅くなったのでエンディングはお休みします。
Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした

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