コミケを風疹から守り隊

2024年8月29日木曜日

週間PseuDoctor2024年8月第4回(Blog版第14回)

  #0. はじめに

皆様こんばんは。
台風10号は当初予想から大きく西に進路を変え、日本列島を縦断する勢いです。現在は奄美から九州地方が暴風雨域に入っており今後も十分な警戒が必要です。
それでは今夜もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第14回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「財務省は来年度予算で国債費の要求額を29兆円近くまで増額 https://twitter.com/hongoutwo/status/1825790117094772779 
1)他省庁なら絶対に許されない過大要求
これはもぅ毎年の事なのだが、財務省は常に「国債の利払い費」を過大に見積もり、そして当然の如く、実際の支出は見積もりよりも遥かに少なかった。もし他の省庁が同じ様に、過大な見積もりで予算要求をしたのに遥かに少ない支出で終えたらどうなるか。まず間違いなく財務省は大威張りで予算カットを行うだろう。増してや、毎年毎年同じ事を繰り返し続けるなど、絶対にあり得ない。
で、この財務省が「利払い費の増加」として計上した金額は1兆9000億円。これがどの位の規模なのか、例えば国立大学の運営費交付金と比較してみよう。ご存知の通り、2004年の法人化以来国立大学の運営費交付金は財務省に削られ続けてきた。その結果、世界のトップレベルだった日本の大学の研究能力は著しく毀損し「注目の科学論文数」は過去最低レベルまで落ち込んだ。その削られた金額が、およそ1000億円。運営費交付金全体が1兆円ちょっとなので、その1割にあたる。
お解りだろうか。日本の高等教育をどん底に叩き落してまで「節約」したお金に比べて、財務官僚がペン先一本で捻り出した金額はその20倍近くにも及ぶ。
これだけでも十分過ぎるほど酷い話なのだが、更に本質的な問題として、国債の元本償還費を歳出に計上しているのは先進国中で日本だけ。また利払い費についても、その半分以上は日銀に入るので国庫に戻ってくる。つまり総額29兆円弱のうち「本当に必要なお金」は10兆円にも満たない。
これはひとえに「他者には厳しく自分達には甘々な財務省体質」の現われ。しかしこれだけアカラサマに繰り返していても、他省庁はおろか政治家も文句を言い難い理由がある。

2)事実上補正予算の財源となっている
その理由とは、この「差金」が(年度後半にほぼ確実に行われる)補正予算の財源になっているからだ。補正予算そのものは、当初予算では足りない部分や、状況の変化に対応する為に必要と言える。であればその「財源」は新たに手当てすべきであり、真の王道は言うまでもなく「国債増発」である。
しかし財務省的には国債増発など、最悪から二番目位に「絶対にやりたくない」レベル(ちなみに一番嫌がるのは「恒久減税」)。むしろ逆に、少しでも金が余れば国債を減らそうとする。即ち昨年度の様に景気回復により税収が大幅に上振れした時でも国民には一切返さず、国債の返済に充てるという「ドブに捨てる」も同然の行為を行った。しかもこれは国会にも誰にも断らず、財務省独自の判断で行っていたのた。
どれほど彼奴等の専横が目に余るか、この一点だけでも十分すぎる程だ。

3)こんな「小手先のお手盛り」はいい加減に止めろ
改めて以上の論点をまとめておく。
①想定金利が何十年も常に過大のまま
②他省庁では決して許されない甘々要求
③国債の元本償還費を歳出に計上しているのは先進国中で日本だけ
④国債の利払い費は半分以上が日銀を通じて国庫に入る
⑤事実上「補正予算の財源」に成り果てている欺瞞

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「自民党総裁選各候補の政策比較
先週も述べた通り https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2024/08/pseudoctor202483blog13.html#2 政治家を選ぶ際には政策こそが何よりも重要。そこで現在解っている範囲で各候補の比較をしてみる。

1)小林鷹之氏の経済政策とくに「社会保障改革」
これも先週述べた通り、小林氏は少なくともかつてはバリバリの緊縮派であり、現在でもそうなのではないかと強く疑っている。その理由の一つがこれ https://twitter.com/kataokagoushi/status/1826620826046923126 。減税継続に否定的であり、財政出動も「民間の設備投資を促す」為だという。これ、逆に言えば「財界のご機嫌取りの為に最低限の財政出動を行う」とも読める。言わば「ナンチャッテ財政出動派」である可能性が高い。
一方の社会保障制度改革。小林氏は自らの特設サイト https://kobayashi-takayuki.jp/sosaisen/ で「給付か負担かではなく、第三の道」と記しており、一見すると注目に値する。何故なら、従来の社会保障制度改革とされる言説の殆どが「負担増か給付減あるいはその両方」だからだ。それでは上手くいかないのは明らか。即ち
負担増:景気が十分に回復していない現状で大多数の国民はこれ以上の負担に耐えられない
給付減:直ちに決定しても実行するまでのタイムラグ及び移行期間を考えると、給付減の影響を最も強く受けるのは今の現役世代だろう(その意味で無闇に世代間対立を煽る言説には厳に注意すべき)
となり、上手くいく要素が無い。更に言えば、負担増も給付減も言わば付け焼き刃であり、抜本的な対策にはなり得ない。では抜本的対策とは何かと言えば勿論「持続的な経済成長」である。この事はTwitter(X)でも毎週リンクしている過去記事 https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2018/11/blog-post.html に詳しく書いた。
なので、もしも小林氏の言う「第三の道」が「持続的な経済成長」を指すのであれば大いに歓迎すべきところだが、どうもそうではないらしい。同サイトに曰く「イノベーションを通じて、成長産業でもある医療・介護の持続可能性を高める。創薬を世界をリードする産業に」とある。確かに私も医療・介護は成長産業だと考えている。しかしもしも本当にそう思うのだったら、産業の保護育成の為に国費を投じて社会保障費を増額すべきところ(そうすれば成長してより大きな果実が返ってくる筈)だが、現実はむしろ逆。
ここで社会保障分野への財政出動にコミットせず、あくまで「イノベーションを通じて」と言ってしまう所に、現状での小林氏の限界を見る。

2)河野太郎氏は緊縮派を隠そうともしない
河野氏はメディア的には有力候補とみなされているが、色々な意味で総理にしてはならない人物だと考える。政策で言えば「財政規律を取り戻す」と明言してしまった点でアウト https://twitter.com/Polaris_sky/status/1827946175477252180 。もうこれだけで、仮に河野氏が総理になったら日本終了のお知らせ確定。
まぁそれ以外にも自党議員に裏金返還を求めたり https://twitter.com/KJ_monasouken/status/1827984744052850975 ブロック批判に筋違いの反論をしたり https://twitter.com/denkochan_plc/status/1828081950260904143 と話題には事欠かないのだが、政策の話とはズレるので今回は割愛する。

3)石破茂氏は原発ゼロを目指す
河野氏よりも更にメディアが推している石破氏だが、なかなか具体的な政策を口にしない。もしかしたら中身が無いからかも。そんな中「原発ゼロに近づける」との発言があった https://twitter.com/AkiraMIYANAGA/status/1827288816530682370 。河野氏ですら脱原発の方針を撤回した今、独自性を出すにしては余りにもピント外れ。またリンク先の記事を見て頂ければ解る通り、やはり具体的な政策は殆ど無し。過去には円安を「円が弱い」と表現した事もあり https://twitter.com/idobata_station/status/1825039601733640255 本質的に政策音痴なのだろうと見ている。

#3. 【週間PseuDoctor】【震災】【原発】「増々酷くなる反原発デマ
1)先鋭化する鴨下全生氏
お盆休みで少しは大人しくなったかと思いきや、どうやらコミケに行っていただけらしく、最近では再び精力的に(←褒めてない)発言しており、内容の酷さもエスカレートしている。中でも極めつけは「ピカの毒がうつる」並みの差別に言及し https://x.com/ishiimark_sign/status/1827734788893282512 被災者を「放射性廃棄物」呼ばわりしている https://x.com/aki_jp2020/status/1828270094495150512 。もはやどう見ても「底が抜けた」としか言い様の無いレベル。
その一方で、徹底して「具体的根拠は示さない」「数字は出さない」といった態度は終始一貫している。つまりは一方的に空疎なデマを垂れ流し続けているだけの存在。

2)裁判そして東京新聞との関係
では何故今頃になってここまで愚かな行動を続けるのか。幾つかの推測が成り立つ。1つは係争中の裁判(東京都公務員宿舎立ち退き訴訟)を有利に運ぶ為。即ち読み手の感情を逆撫でする投稿を繰り返し、堪忍袋の緒が切れた反応のみを取り上げて「自主避難者がいじめられている」証拠とする手法 https://twitter.com/masaharu19759/status/1827747050253168642 。しかしこれは如何にも筋が悪いし、あまり有効に機能していないという大きな欠点がある。むしろ逆に、鴨下氏の方こそ訴えられかねない https://twitter.com/it1132011/status/1828268017236746308
それでも彼が強気に出るのは、あの「風評加害メディア」の代表格である東京新聞のバックアップがあるからだと思われる。まるで援護射撃をする様に、7月末の話題を今頃になって記事にする https://twitter.com/cnakayama1958/status/1827911006489866252 。しかもその記事自体も、7月末に報じた記事の焼き直しっぽい https://twitter.com/happy_world2/status/1828314051275067474
別件ながらついでに挙げておくと「風評加害メディア」のもう一方の雄である共同通信が英語記事でまたもや「Fukushima water」なる造語を使用し https://twitter.com/AIMOTO8989/status/1827485063753416956 炎上するとシレッと書き換えて知らん顔 https://twitter.com/Nathankirinoha/status/1828359149891264832 。

3)風評加害者への「最高の仕返し」とは何か
それではこうした風評加害者・風評加害メディアにどう対処したら良いのか。再三指摘している様に、風評加害者は自分達の活動に利用する為に被害者に寄り添うふりをして踏み付けにする。だから被害者には永遠に不幸のままで居て欲しい。都合が良いから。なので被害者が立ち直ったり反発したりして利用価値が無くなると、今度は自分達が「被害者ポジション」を取るために利用しようとする。具体的には感情を逆撫でして怒らせようとする。
以上をまとめると風評加害者は被害者の悲しみや怒りをエサにして肥え太る。言わば「ネガティブな感情が好物の魔物」と考えて差し支えない。
以上より、風評加害者への最善の対抗策は、ネガティブな感情を与えない事。即ち我々が最高に楽しく愉快な人生を送る、それこそが風評加害者が最も嫌がる事だ。
但し勿論、怒りや悲しみを忘れろとまでは言わない。怒るのも悲しむのも、批判も抗議も訴訟も、どれも正当な権利であり、行使は自由。だけど上に書いた事も少しだけ覚えておいて欲しい。繰り返す。奴等は「ネガティブな感情を好物にしている魔物」なのだから。

#4. 【週間PseuDoctor】【メディア】【国際】「NHK国際のニュースで中国人キャスターが原稿に無い文言を放送する
1)発言内容
中国籍の外部スタッフが国際放送にて原稿に無い「尖閣諸島は中国の領土」「南京大虐殺を忘れるな」「731部隊を忘れるな」と発言 https://twitter.com/NIWA_KAORU/status/1826598920530927910 。当該スタッフは20年来の勤務らしいが、急にこうなったのはおそらく中国政府に家族を人質に取られているからだと思われる https://twitter.com/Formosanhistory/status/1826570575151833526

2)尖閣諸島の実効支配への対抗措置か
海保と警察は8月19日に尖閣諸島に上陸したメキシコ人男性を書類送検している。これは明らかに日本の実効支配を示す事例であり、その直後に本件が発生した事は注目に値する https://twitter.com/kettosee/status/1826989720720769046
更に圧力を強める中国は先日領空侵犯を行い、緊張が高まっている。

3)外交とは「右手で握手、左手に武器」
そもそも外交とは硬軟取り混ぜて行うもの。まぁ日本の周辺国には右手と左手が入れ替わった様な強硬姿勢を前面に押し出す国が目立つけれども、であればこそ、したたかな外交が望まれる。その意味でも岸田総理の退陣は痛かった。

#5. 【週間PseuDoctor】【医療】【芸能】「乳がんを公表した梅宮アンナが標準医療にこだわる姿勢を見せる
我々医療者の立場からすれば標準医療を受けるのが当たり前なのだが、これがニュースになるという事実が、芸能界でのトンデモ医療の蔓延ぶりを窺わせる https://twitter.com/kuri_kurita/status/1828572064804110594だからこそ梅宮氏の考え方はお手本にすべきレベルであり、少しでも広まっていく事を望む https://twitter.com/mrnetinfo/status/1828362468655276231 。
一方で残念なニュースも。来週の「水曜日のダウンタウン」でアカラサマにコロナ対策が揶揄されるらしい https://twitter.com/senor_sp/status/1828625006445895795 。余りにも呆れ果てて、もはや怒る気力も起きない。

#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
まずはデレステ。シンデレラロードお疲れ様でした。粛々と進めた結果、忍さん、鈴帆さんとも15+9人お迎えできました。途中うっかりしてLv60特技Lv9まで育てた鈴帆さんをスターレッスンで食わせてしまうという失態も演じましたが、何とかなりました。
少し休んで、LIVE Carnivalに備えましょー
#デレステ

 そしてアズレン。海域イベはD3を7回クリアしてストーリーをコンプできました。開拓の方も、メンテまでには何とかコンプできそうです。あとエルドリッジの近代化改修も終わりました。結局ファーゴは報酬で入手する事になりそうです。
#アズールレーン

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。
引き続き台風10号が心配です。最大限の警戒を。
Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした 

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