コミケを風疹から守り隊

2025年10月17日金曜日

週間PseuDoctor2025年10月第3回(Blog版第67回)

#0. はじめに

皆様こんばんは。

やはり季節がひと月ほど遅れているみたいで、10月も半分過ぎたというのに未だに爽やかな秋晴れには殆ど出会えず、今日も秋雨が続いている様です。気温の変化も不安定ですから、毎度の事とはいえ、どちら様も体調管理にはご留意ください。

それではblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(Twitterでの連ツイを止めてブログに移行した経緯はblog版第1回をご覧ください)第67回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「短くも険しい高市早苗政権への道
1)公明党の連立離脱に大義無し
公明党斉藤鉄夫代表の言い分が余りにも二転三転しすぎて目眩がするレベル。表向きの離脱理由は「政治とカネ」なのだが、石破政権ではずっと許容していたのが高市新総裁に代わった途端に我慢できなくなるというのは、いかにも不自然。しかも高市新総裁には「誰が総裁になっても同じ」と言っていたのに、今になって「石破総裁なら離脱しなかった」とか言い出すのも凄い。
ここまでgdgdになったのはおそらく(多くの人が気付いている様に)真の離脱理由は「中国の強い影響を受けている」からなのだろう。実際、高市新総裁との会談直前に中国大使と会っていた件を突っ込まれた途端にしどろもどろになってしまった斉藤代表、ある意味で正直なキャラではある。
ともあれ、連立離脱は仕方ないとして、その影響についても考えておきたい。公明党の選挙協力が得られなくなって困る人も居る筈。その典型例が船田元(はじめ)衆議院議員。公明党の協力でようやく議員になれた立場としては、離脱して欲しくない余り「総裁選のやり直し」などという妄言まで吐く有様。
しかし全体として見れば、公明党離脱にはメリットもデメリットもある。デメリットは前述の如く選挙協力が得られなくなる点だが、逆に保守票が増えるというメリットもあろう。特に石破政権の下で票を減らし続けた自民党にとってはむしろチャンスかもしれない。また「政策の自由度が増す」という利点も見逃せない。

2)数合わせの野党連合では無意味
そもそも政治家の存在意義とは何か。それは「政策を実現する」のが最大の目的。勿論「民衆の不満をガス抜きする為」とか「自分の生活の為」「名誉や名声の為」という目標を持つ人も居るだろうが、上記の「政策を実現する」という最終目的の前にはいずれも些事に過ぎない。それでも敢えてこれらの些事を中心に据えて活動するのであれば、それは政治家ではなく、正しく「政治屋」と呼んであげるべきだろう。
その意味では今回の立憲民主党の動きはまさに「政治屋」しぐさ。いや「今回の」ではなく「今回も」と言うべきか。何しろ以前から「選挙互助会」と揶揄される程の集団なのだから。さてその「政治屋」しぐさ、要するに本気で政権を担当する意志も覚悟も無く、つまりは支持者向けに形ばかりのファイティングポーズを取って見せただけ。

3)イチャモンばかり付ける立憲民主党、政策本位の国民民主党
そんな立憲民主党だから、政策面で歩み寄る気などさらさら無い。だって、下手に安保や原発に対する態度を変えたら、コアな支持者の不興を買うのは必至だからね。だから(本当は大して拘っていないのかもしれないけど)自分達の食い扶持の為には譲る訳にはいかない。なので他党(特に国民民主党)に対しては「首相にしてやるんだから言う事を聞け」とばかりに迫るしかない。まるでRPG最終盤で魔王が勇者に「オマエに世界の半分をやろう」と言い出すパターンを見ているみたい(「魔王にしては小物」という批判は甘んじて受けます)。
幸いにして国民民主党は「政策を実現する」為に活動している様なので、そんなミエミエの誘惑には乗らないのが何より。だからといって自民党と連立を組むと埋没してしまう危険性が高いので、政策ごとに閣外協力をするのが(現時点では)最も望ましいと考える。
その意味では「自民と維新との連立」は評価が難しいところ。政策の不一致を懸念する声もある様だが、維新は権力(というよりも利権か)の為なら「柔軟に」対応する様な気もする。

#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【政治】【報道】「とにかく高市新総裁を叩きたくて仕方ないオールドメディア
1)例の「支持率下げてやる」発言の炎上止まず
結局、共同通信のカメラマン一人が厳重注意になっただけで各社とも幕引きを図る様だ。その背景にあるのはおそらく「つい本音が漏れちゃっただけ」「どうせみんな本当は印象操作してるって知ってたでしょ?」みたいな考え方だろう。
しかしその考え方は大きく間違っている。私は以前からメディアの役割は何よりもまず「事実をありのままに」記録し伝える事だと言い続けてきた(参考 https://twilog.togetter.com/_pseudoctor/search?word=%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%82%92%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%AB&ao=a )。日本のジャーナリストはこの点に関して国際的に異常と言える程に軽視している https://x.com/_pseudoctor/status/1595425719072731136 。だからこれ、実は物凄く深刻な問題なのであって、これに真剣に向き合わない限り日本のジャーナリズムに未来は無いと言って良い。

2)「女性の敵」「労働者の敵」etc.認定をする方々
ところがオールドメディアは全く懲りていない様で、その後も高市氏を不当に貶める様な報道が引きも切らない。先週も述べた通り「ガラスの天井」はそれを言い訳にしたい人達にとって真に好都合だったのだから、それを破ろうとする女性が出てくるのは邪魔でしかない。そう考えると高市氏を叩いている人達(の少なくとも一部)が炙り出されてくる。
その一方で「お嫁入り」だの「平手打ち」だのといった比喩を好んで使う人達が未だに居る。これは旧態依然とした女性蔑視の現われに他ならないのだが「いわゆるフェミニスト(ツイフェミ)」の方々からの批判は全く聞こえない。何故そうなるのかは、既に前段に書いた通り。
また一方で女性云々を別にしても「高市おろし」が目立つ。まるでかつての第二次安倍政権を彷彿とさせる勢いだ。逆に考えるとこれは「高市政権は安倍政権の再来になる」予兆ではないかと、期待を込めて見ている。

3)自民党広報が直接の情報発信を始めた
そんな中、自民党広報に大きな変化が起こった。新たに広報部長となった鈴木貴子氏を中心として、総裁や幹事長の記者会見の内容を「全文文字起こし+字幕+youtube配信」を始めたのだ。私のTLでは肯定的な評価が相次いでいる。これにより報道各社は切り取りや捻じ曲げが非常にやり難くなったのは朗報。
早速、毎日新聞の切り取り報道に一次情報と比較したツッコミが入っている。なので繰り返し言おう。報道各社は真剣に考えないと未来は無いよ、マジで。


#3. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「高市新総裁の経済政策に引き続き注目
1)自民党税調の改革を図る
さてその高市総裁、政策面での最重要課題は勿論、経済政策。とはいえ、過度な期待は禁物。何しろ未だ政権も獲っていないし、たとえ総理になれたとしても、あの安倍政権ですら消費税減税までは出来なかったのだから、少しずつでも着実に進むのを応援したい。
その意味で党内人事、特に税調会長人事が注目された。あの「税調インナーの中ボス」宮澤洋一氏を外したうえに「財務省出身の税の専門家だけで税制調査会の役員を固めるのではなく」と自ら発信した意義は大きい。
前項で述べた党の広報だけでなく、高市氏自身もSNSで直接の情報発信を行っているのは「これぞトランスペアレンシー」という感じがして、大いに期待が持てる。

2)緊縮派を駆逐せよ
しかし一方では未だに財務省を頂点とした緊縮派の影響力は強力。相変わらず教育・研究に金を出さないのでノーベル賞受賞者が拡充を訴えるのももはや風物詩と化した感すらある。そしてメディアも政治家も財務省言いなりの連中が多い。特に酷いのは立憲民主党の野田佳彦代表。野党時代に橋本龍太郎内閣の消費税増税に対し口を極めて罵った上に、民主党政権では「検討すらしない」と公約していた消費税増税を強行。で今になって「消費税負担軽減対策チーム」を立ち上げ?余りにもピンボケ過ぎて草も生えない。

3)景気回復への希望
そういう緊縮派には一刻も早く御退場頂いて、日本経済を「正常な」成長軌道に戻さないといけない。高市氏の経済政策は極めて重要だが、それに加えて国民民主党の後押しがあればさらに良い。実際、国民民主党の提言は運営費交付金の増額、年少扶養控除の復活、薬価の引き上げ etc.……どれも大切な案件ばかりで、これらにコミットする野党勢力の存在は貴重。


#4. 【週間PseuDoctor】【社会】【報道】「最近2か月の『ふてほど』
1)「豊漁」報道の欺瞞
上でジャーナリズムの問題を取り上げたので、溜まっていた「ふてほど(不適切報道)」ネタを放出する。
まずは漁業関係報道の問題。以前から「日本の漁業は『取り尽くし系』なので適切な資源管理なくて将来は無い」との指摘があるが、こうした声は水産庁にもメディアにも殆ど届かない。鰻でも鰯でも、長期的なスパンで見るのではなく場当たり的に「去年よりも増えた」程度で大騒ぎして問題の本質から目を逸らさせる。取り返しがつかなくなってからでは遅いのに。

2)機微な情報をダダ漏れにしたがる
以前から個人情報を無節操に公開する無神経さを批判してきた(例: https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2024/12/pseudoctor2024121blog27.html#4 とか https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2025/04/pseudoctor202542blog44.html#5 など)。今回注目したのはNHKスペシャルのディレクターがラピダスに企業秘密の開示を迫った件。それだけでも非常識なのに、それを堂々と公共の電波に乗せて公開してしまう図太さには呆れかえる。

3)その他過去事例
参考まとめを見て頂ければ、様々な事例で枚挙に暇が無いのが解ろう。これらを大きく分けると、情報の扱いについて
①出すべき情報を出さない
②秘匿すべき情報をダダ漏れにする
③情報そのものを捻じ曲げる
などの要素がある。勿論複数の要素を併せ持つ事例もあるだろうが、それぞれの事例を見ながら、どの要素が最も該当するのかを考えて頂くのも良いのではないだろうか。


#5. 【週間PseuDoctor】【医療】【ニセ科学】「9月の反医療
1)コロナ禍は続いている
相変わらず反医療のネタは続いており、まさに「浜の真砂は尽きるとも世に反医療のネタは尽きまじ」状態。まず皆さんに覚えておいて欲しいのが「コロナ禍は終わらない」という点。どうも世間的には「季節性インフルエンザと同レベルの扱い」にしてしまいたい様だが、死亡率を見ても、後遺症を見ても、全く油断ならない病気である事に間違いない。
はっきり言おう。
もぅコロナ前の状況に戻る事は無い。マスク、換気、そしてワクチンなどの対策を適宜組み合わせて使い続ける。これからはずっと、そうすべきだ。
過去に戻りたい?いいや、戻れない・戻るべきでない事もある。例えば昭和の中頃までは道端で大小便をする人もそれなりに居た。そういった人々を現代に連れて来たら窮屈に感じ昔を懐かしむ事だろう。しかし、戻るべきではない。それと同じだと私は考えている。

2)反ワクチンと反マスク
にも拘わらず、ワクチンやマスクに反発する人々は後を絶たない。その中には政治家・教師・行政などが少なからず含まれているのも心配のタネ。こうしたトンデモを完全に駆逐するのは著しく困難(ほぼ不可能)なので、少しでも彼等の影響力を減弱できる様に(たとえどれほど微力であっても)努力し続けるのが肝要。

3)その他の反医療
ここにも様々な事例が含まれているが、深刻なものはマジでシャレにならない。医療拒否で亡くなる人も居れば、トンデモ医療で命を落とす人も居る。他の事はともかく、健康や生命は、一旦失われると取り返しがつかない。
個別の事例にはそれぞれの事情があるのかもしれないが、皆様におかれましてはくれぐれもお気を付けて頂きたい。


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
デレステは引き続きLIVE Infinity頑張ってます。まぁ「それしかない」からというのもあるのですが、それでもこれまであまりやらなかったスマートモードとかに手を出す機会になったりもして、これはこれで楽しいものです。ただどうしてもスタミナが余り気味で……
ともあれ、上条さんに続いて2人目のUR+達成です(乙倉ちゃん)!引き続き3人目(とときん)を進めていますよ。
#デレステ

そしてアズレンには遂にあの紐神様ことヘスティアが登場!実は知る人ぞ知る通り、アズレンには既に紐神様が居るのですね。そう、ヘスティアの英語読みであるヴェスタルです。しっかりと紐も装備している癒しの女神です。本家ともども、大切にしていきたい所です。
欲を言えば「ダンまち」にはヘスティアとリューの他にも魅力的な女性キャラが沢山居るのですが、コラボが2人だけなのが少しだけ残念です。声優さんの都合が付かなかったのかな、とか思ったりしています。
#アズールレーン

#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。
エンディングまで政治ネタなのはどうかな、とも思ったのですが、高市早苗氏の新総裁就任は様々なものを焙り出した気がします。景気回復を望まない勢力、女性進出を(普段の言動とは裏腹に)望まない人々、文句は言いたいけど責任は取りたくない皆さん等々。
勿論高市氏にも欠点は多々ありますが、取り敢えずは上記の諸々をまとめて吹っ飛ばす勢いで活躍して欲しいものです。

Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした

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