コミケを風疹から守り隊

2024年12月6日金曜日

週間PseuDoctor2024年12月第1回(Blog版第27回)

 #0. はじめに

皆様こんばんは。
今冬はトリプルデミック(マイコプラズマ・インフルエンザ・新型コロナの同時流行)が起こる危険があります。予防策は何といってもやはり「マスク・手洗い・三密回避」です。その上でインフルとコロナに関してはワクチン接種もご検討ください。
それでは今夜もblog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第27回をお送りします。
暫しお付き合いください

#1. 【週間PseuDoctor】【政治】【経済】「今週の『反減税』勢力
1)またも財務省の悪行三昧が明らかに
まずは「結婚・子育て支援の贈与税制廃止」を打ち出した自民党税制調査会。会長の宮澤洋一氏は「減税分を増税で補う」とかトンデモない事を口走っている。彼は旧大蔵省出身で、しかも官僚から政治家に転身したきっかけとなった伯父の宮澤喜一氏もまた、大蔵省出身。つまり筋金入り。自民党に緊縮派議員は数々あれど、ボスクラスの一人なので、彼を何とかしない限り自民党を拡張財政に向かせるのは難しいだろう。
次にいつもの(財務省の御用会議である)財政審。ここから出てくる緊縮策はほぼ例外なく財務省の振り付けと考えてよい。曰く「コロナ禍前よりも国債発行が増えているのを問題視」し「過度な食料自給率重視は不適当」だと言い「薬価は毎年改定」更には「能登の復旧・復興はコストも念頭に」だそうだ。まさに、ありとあらゆる場面で「もっとケチれ」「金は出さん」「もっと国民から搾り取れないか」と言い続けるパブリックエネミー。

2)未だに「財務省陰謀論」とか言っちゃうの?
何とあの飯田泰之氏が「財務省陰謀論は筋違い」「政策の責任は政治家にある」と呟いてプチ炎上。控え目に言ってもこの発言はnaive過ぎる。前項で(も)述べた通り財務省が居ん然たる権力を揮っているのはもはや「公然の秘密」だし、その事は他の中央省庁ですら予算を握っている財務省に頭が上がらない点からも明らか。
そりゃぁ「政治家の責任」というのは原則論から言えばその通りだが、例えば「派閥の論理」で就任した非専門家の大臣が、その象徴で何十年もキャリアを積んできた官僚のレクや根回しに真っ向から逆らえるとでも思ってるの?田中角栄ぐらい最初っから「官僚は一切信用しない」のを前面に押し出していればまだしも、中途半端にその真似をしようとした田中真紀子は、官僚の総スカンを喰って大臣を辞めたよ。更に言えば「行政自身が強い裁量権を有している」なんてのは、行政法関係をちょっとでも齧れば明らかなんだけどねぇ。
そもそも、ちょっと批判が盛り上がっただけなのに、早速こうして有識者やメディアが火消しに回る。大体、そこまで「財務省は国の為に頑張ってる」という自負があるのなら、次官なり財務官なり、それなりの立場にある高級官僚が表に出て来てトコトン国民に説明しなさいよ。呼んでもいない時はホイホイ取材に応じて偉そうに国策を論じるくせに、ちょっと批判を浴びたら陰に隠れてファンネル攻撃。

3)メディアや有識者や政治家も相変わらず
他の野党(特に立憲民主党)やメディアも引き続き国民民主党と玉木代表の足を引っ張るのに余念が無い。立憲民主党なんか自民党を上回る緊縮ぶりを発揮し補正予算案の減額を要求したかと思えば玉木代表を名指しで「ダメ」呼ばわり。一方のメディアも不倫ネタでいつものタイトル詐欺、更には公約に掲げている「原発新増設」を「匿名者からの伝聞情報」で批判するお粗末さ、と思ったらいつもの「ジャーナリストの皮を被った反原発活動家」の青木美希さんの煽りじゃないですか。
そうこうしているうちに政府与党は「減税時期の先送り」を画策し始めた。まさに利根川語録の「減税は…する…!するが…今回まだその時と場所の指定まではしていない。どうかそのことを諸君らも思い出していただきたい。つまり…我々がその気になれば減税は10年20年後ということも可能だろう…ということ…! 」そのまんま。

4)国民の声を聞け
こんな事ばっかりやってるから、庶民の怒りは増す一方。「サラリーマン退職金課税」こそ潰したものの、そんなのはほんの局地戦での勝利に過ぎず、未だ大局を覆すには至っていない。30年間溜めに溜め込んだ怒りを軽んじないで頂きたい。
さて目下の懸念材料は玉木代表の役職停止3か月。私見ではおそらくこの間に政府与党財務省は代表代行の古川氏を丸め込んで「減税時期の先送り」を確定させ時間稼ぎしたうえで、減税派と国民の切り崩しと分断を図ってくるだろう。油断できない。


#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である

#2. 【週間PseuDoctor】【社会】【報道】「『共同通信の大誤報』にみる既存大手メディアの断末魔
1)生稲晃子氏の靖国参拝は「見間違い」
これは余りにもお粗末。「手分けして取材に当たっていた時事通信社記者の言い分を鵜呑みにして記事にしてしまった」との由。更に実際にはNHKと「3社で」取材に当たっていたにもかかわらず、NHKが出した「検証記事」ではその部分に触れておらず、この期に及んで「報道しない自由」の行使っぷりに大草原。
ついでに言えば、たとえ靖国参拝が事実だったとしても、2年前の(現職に就任する以前の)行為が外交問題に発展するというのも、どうかと思う。

2)西田亮介氏のエクストリーム擁護に総ツッコミ
西田氏が「マスメディアは裏取りに莫大なコストをかけ」と擁護した直後に本件が明らかになった。まぁタイミングが悪かったと言えばそれまでだが、しかしそうでなくとも「裏取りに莫大なコストをかけ」てはいないと思われる事例は幾つも挙げられる。
という訳で氏の発言もまた、プチ炎上した。これも言わば、既存大手メディアに対する「積年の恨み」とでもなろう。即ちこれまで一方的に情報を拡散され反論の手段を持てなかった個々人の叫び。

3)遂に「ふてほど」まで不適切報道の略とされてしまう
本件以外にも「メディアのやらかし」が続々と発信され(詳しくは参考まとめを参照)遂には新語・流行語大賞の「ふてほど」(本来はTBSドラマ「不適切にもほどがある!」の略)が「これって不適切報道の略じゃね?」と言われるまでになった。当初は明らかにネタだったが、いまやGoogle検索でも「ふてほど」と入れると「不適切報道」がサジェストされるレベルになっている。
私は数年前から「我々は報道歴史の大転換点に立ち会っている」と考えており、その思いは増々強まっていく一方。「いつまで転換してんだよ」と思われるかもしれないが、歴史の転換なので一朝一夕には怒らない。それでも流れは着実に変わりつつある。少なくとも現在では、かつてないほど既存大手メディアの影響力は落ちていると感じる。


#3. 【週間PseuDoctor】【社会】【表現】「フェミニストの東大教授がBL作家だった件と表現規制
1)萌え絵を表現規制のターゲットにする一方でBL作家やってるのはダブスタ
確かに「東大教授がBL作家だった」てのはキャッチーなネタだけど、それ自体は悪い事でも何でもないし、TLでもその点に対する批判は皆無。問題なのは「萌え絵批判と表現規制の旗振りをする一方でBLに手を染めてた」ダブルスタンダードにある。言うまでもなく「表現の自由」とは「自分の嫌いな表現でも守る」事なのだから「好きな表現を守り嫌いな表現は規制する」のは真逆な態度。
フェミニストという、本来なら「人権を守る」活動をしている筈の人達が往々にして他者の人権を踏みにじるのは、その活動が「特権を得る」為のものに変質してしまったからではないだろうか。その意味で、いわゆる「リベラル」と類友な匂いを感じる。

2)クレジットカード会社による表現規制
さて表現規制と言えば、少し前に「クレジットカード会社による表現規制」の件を取り上げた https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2024/11/pseudoctor2024112blog24.html#3 。その続報としてVISA日本法人社長が「ブランドイメージを守る為には取引拒否もある」と明言した。つまりVISA本社は特に規制していない様だが現場判断で規制されており本社もそれを認めている、という事。折しも、ライフカードがIWFなる団体に加入し、今後はコンテンツ内容に干渉していくとの由。
とりあえず個人的には、これまでメインカードにしてきたVISAをなるべく使わない様にしてJCBを主軸にした。「自国ブランドの国際カードがある」のは欧米以外では極めて稀有だと聞いているので、その意味でもJCBを応援したい。


#4. 【週間PseuDoctor】【社会】【報道】「実名報道の問題
1)逮捕時実名報道は悪しき慣習
先週の話だが改めて。兵庫で「障害のある娘を自宅に置き去りにして死亡させた母親」が逮捕され実名が報道された。本件には幾つかの問題がある。
①既に十分な捜査が行われ逃亡の恐れも証拠隠滅の恐れも無いのに逮捕。逮捕権の濫用ではないのか。
②実名報道は逮捕時の警察発表を受けてのものだが、その必要性があったのか。単なるゴシップ趣味ではないのか。
③最大の問題は実名報道による社会的制裁が事実上の刑罰として作用している点。この事は裁判の際に「既に社会的制裁を受けている」として減刑される例の存在からも裏付けられる。しかしこれは無罪推定(推定無罪)の原則に反する。そのうえ無罪だった際の名誉回復も不十分。
④こうした「逮捕時実名報道」はメディアの恣意的なものである。その証拠にメディア関係者が逮捕された場合にはまず名前は出てこない。

2)過去の問題提起
この様に幾つもの問題を孕んでいる「逮捕時実名報道」は一刻も早く止めるべきだと考えているが、実際にはなかなか止む気配がない。参考までに、10年以上前からの問題提起もまとめておいたのでご覧ください。


#5. 【週間PseuDoctor】【医療】【社会】「パリ五輪バスケットボールチーム帯同シェフの一人が内海聡シンパで「自然派」だった
1)八村塁がパリ五輪の食事に不満
直接的には「八村選手が食事に不満」と報じられたが、内容を見ると帯同シェフの一人が「自然派無添加オーガニック」の食事を提供していたとの事。あの大きな体の八村選手がそれで満足できる筈もなく、確執を産んだのも必然と言えよう。

2)シェフはあの内海聡とも繋がるヴィーガン反ワクチン反マスクだった
そしてそのシェフはタイトル通り、あの内海聡とも繋がりのある反ワクチン反マスクの人物。どうやら馬場選手が気に入って推薦したらしいが、それを認めてしまう協会の脇の甘さ。既に地元では有名だし芸能人のファンも多いらしい。更に今回「五輪シェフ」の名前を得た事で全国区に広がってしまうのを危惧する。
そうでなくても反ワクチン反マスクの跳梁跋扈には頭を痛めているのに。


#6. 【週間PseuDoctor】【私事】「今週のデレステ&アズレン」
やみのま~
例によって、アタポンイベ頑張ってます。今回も2000位以内は譲らないつもり。そしてイベ曲も、前回は余裕で銀トロ逃しましたが、今回はどうでしょうか。実は既に「ドミナント編成でMAS+フルコンボ」を達成しているのです。
これでも銀トロに届かなかったら、もぅ仕方ない。
#デレステ

そしてアズレン。「ToLOVEるコラボ」も無事に終え、メンテ後はイベントの谷間。という訳でまたまた少しまったり過ごします~
#アズールレーン


#7. エンディング
以上、PseuDoctorがお送りしました。
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は12/3日夜に非常戒厳を出しましたが6時間で解除されました。「議会で多数派を占める野党への思い切った対抗措置」だった訳ですが、結局は失敗に終わりました。本件に関する論点を3つ挙げます。
「民主主義との関係」「日韓関係更には国際関係への影響」「(例によって)メディアの問題」の3つです。詳しくはまた、来週にでも取り上げましょう。
Twitter(X)から来られた方も、直接読まれた方も、お疲れ様です。
今週もお粗末様でした 

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