#0. はじめに
皆様こんばんは。メリークリスマス!
とは言ったものの、今週は「バイトテロよろしく解剖の写真をノリノリでSNSにアップしちゃった美容外科医」やら「法治主義もなんのその、裁判官訴追署名に大量の賛同が集まる」などの事例が相次ぎ、完全にチベスナ顔になっております。
でまぁ、これらの件は次回(ってもぅ来年じゃん!)に取り上げるとして、今週は今週で、blog版としてリニューアルした「週間PseuDoctor」(経緯はblog版第1回をご覧ください)第30回をお送りします。
暫しお付き合いください
1)いわゆる「財源論」は四重にダメダメ
今回は「参考まとめ」にあまり載っていない部分を解説する。つまり「財源論が何故ダメか」について。いわゆる「財源論」がダメダメなのは言うまでもないが、具体的にダメな点を4つ挙げる。ポイントは「この4点がいずれもクリティカルな批判である」という所。つまり財源論を批判する側は4つのうちどれでも好きなものを選んで批判すれば良いが、擁護する側は全てを論破しなければ擁護した事にならない(そして勿論そんな事は到底不可能である)。
では1つずつ述べていく。
①税収減の根拠がデタラメ
例の「税収減7兆円」の根拠はペラ紙1枚だったと玉木氏がバラしている。更にそこに記された数字は財務省お得意の「税収弾性値1.1」などという現実離れした数字を用いて計算されたもの。つまり「税収の大幅減」という結論が最初にあって、それに合わせる様に数字を作ったとみなせる。
しかしそうした重要情報は拡散されず、相変わらず大手メディアや与党政治家はこの数字を使い続けている。
②税収がメッチャ上振れしているうえ余らせまくった挙句に捨てている
前者は割と有名なのでご存知の方も多いだろう。このまま行くと、今年度も史上最高税収記録を更新しそうな勢い。景気が回復していないのにこの有様。深く考えなくても「うわっ、私の税金、取られ過ぎ?!」と思うのがマトモな神経だろう。
で、ここからはあまり知られていないが、財務省は予算を使わずに余らせては、せっせとそれを「虚空に捨てて」いる。例えば2022年度だけでも繰越金が17.9兆円もあり、そのうち12兆円は「発行予定だった国債」に充てられてしまった。つまりその12兆円分の国債は「生まれる前に遡って存在を抹消された」のだ。
③もし本当に「財源」が必要なら国債増発の一択
そろそろお腹一杯になってきたが、どうしても「財源」が必要なら国債増発が最善手。実際にコロナ対策費はそうやって捻出したが、財政はビクともしなかった。
で、これは何度でも何度でも繰り返すが、国債は返済の必要はない。世界のどの国でもそうやって国債を増やし続けているし「失われた30年」以前の日本もそうやってきた(具体的には150年間で40000000倍に政府債務を増やしている)。
以上より、国債を増発しない理由はただ一つ。「財務省が嫌がる」から。
④そもそも減税の目的は政府支出の増加つまり財政赤字を増やす事にある
「減税」と言うからには税を減らさなければならない。「別の税で埋め合わせる」なんてのは減税でも何でもなく、単なる「税の付け替え」に過ぎない。
その意味で「財源」論は最初から間違っている。税を「減らせ」と言っているのだから減らせば良い。「減った分を何処から持ってくるのか」などと言う相手には「俺の言った事、理解できる?」とでも言っとけば十分。
2)「税は理屈の世界」発言のアホらしさ
前項で十分にお解り頂けたと思うが、財務省の出してくる屁理屈はどれもこれもムチャクチャ。はっきり言えば「情弱さえ騙せれば良い」と開き直ってるレベル。それでもこれまでは大手メディアや「有識者」がこぞって持ち上げてくれてたから何とか誤魔化せてきた。だけど昨今の様にガチの正論や批判をぶつけられると、到底それらには耐えられないのがバレバレ。
そこで苦し紛れに「財務省側こそ知識や理屈を持っている」というポーズを取る事にした、と見ている。こうしておけば議論の中身を追わない、タイトルだけ見るタイプの人は騙せるだろうから。
だが繰り返して強調する。財務省とザイム真理教徒達は殆ど常に、知識も足りないし理屈もムチャクチャ。その一例を過去記事で暴いている https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2022/06/blog-post.html ので、興味のある方はご覧ください。
#税収を財政支出の制約条件にしてはならない
#国債は借金ではなくむしろ国債こそが財源である
1)深刻な薬品不足は相次ぐ薬価引き下げのせい
現在、現場からは日々悲鳴が上がるほど深刻な医薬品供給不足が続いている。表面的には色々原因はあるだろうが、最大の根本原因は薬価(薬の値段)が下げられ過ぎたせいだと言える。原材料価格も人件費も高騰しているのに、財務省の圧力を受けた厚労省が「医療費削減」の旗印の下に薬価を引き下げ続けた結果、採算が取れなくなって事業縮小、遂には撤退する所まで出てきている。
2)更に薬価を下げてトドメを刺しにくる財務省
とまぁこれだけでも十分に危機的状況なのに、それでも飽き足りない財務省は更に薬価引き下げの圧力を強めている。で、その言い分がまた奮っている。曰く「薬価改定は製薬会社にとって革新的な新薬を開発する動機につながる」だそうだ。
これってさぁ、大学に向かって「補助金を減らせば一生懸命に研究する様になる」って言い放ったのと同じ屁理屈じゃん。こう言っとけば、いざ医療崩壊が起こった際にも製薬会社に責任を押し付けられるもんね。セコくて汚い、一言で言えば「小賢しい」やり口だ。
3)医療崩壊の足音が聞こえる
という訳で、マジで医療崩壊が近付いてきてるよ。支払いを渋る一方で、搾り取る金は増やす。その一例が「高額医療費制度自己負担額の引き上げ」。これが、あらゆる分野に嘴を突っ込んで金をケチる財務省のいつものやり口。
で、崩壊したらしたで、前項の様に製薬会社に責任を押し付けたり「美容医療を志向する医師が増えたから」とか医師のせいにしたりするのは目に見えてる。だから今のうちにはっきり言っておく。
医療崩壊は医療費をケチってる財務省とザイム真理教徒のせい!
いつもの拙ブログの過去記事も貼っておきます。「もぅいぃ加減『社会保障費の増大が国家財政を圧迫』という大嘘は止めよう https://pseudoctor-science-and-hobby.blogspot.com/2018/11/blog-post.html 」
1)引き続き発掘され続ける「不適切報道」
詳しくはまとめを参照して頂きたいが、今回も例によって犯罪被害者に凸って傷口を抉り返したり、ボランティア活動を勤務先にバラしたりと不適切報道のオンパレード。
ある意味、平常運転かもしれない。でも、社会の大多数からそう思われる様になったら、本当の本当にオワコンだからね!
2)元祖「ふてほど」の反原発報道
さて不適切報道と言えば思い出すのは反原発。あれだけ福島でふてほどをやらかしてきた朝日新聞、全く反省しないどころか「福島の教訓 忘れたのか」などと逆ギレ。
更に輪を掛けて酷いのが毎日新聞。この期に及んでカタカナ書きの「フクシマ」を使うだけでも酷いのに、まさにその「福島の教訓」を生かしてバックアップ体制が整備されているオフサイトセンターの停電を取り沙汰して「フクシマの教訓どこに」などと臆面も無く恥ずかしい記事を載せてしまう体たらく。
3)「汚染水がダメなら汚染土!」とばかりに新たなシノギを模索するアノ人達
アノ人達とは、山本太郎とか福島瑞穂。例の「汚染水」報道が完膚なきまでに叩き潰されて大人しくなるかと思いきや、単に新たなネタを探してるだけだった模様。
彼らがようやく見つけたネタが「汚染土」だったのだが、完全に時代遅れの二番煎じであり、殆ど話題にもなっていない。まぁ内輪だけで盛り上がるのが関の山だろうから、せいぜい生温かく見守らせてもらおう。
もぅ散々既出のツッコミだけど、これって要するに「除湿器+浄水器」なんだよね。エネルギー収支は当然の大赤字なので、二酸化炭素削減には一切貢献せずむしろ逆効果。
まぁウォーターサーバーと違ってボトル交換が不要だからその分は二酸化炭素削減になるって理屈かもしれないけど、電力を使ってる事には変わりないよね。
あと「原理が科学的におかしい訳じゃないからニセ科学と呼ぶのは」みたいな意見もあった。確かに除湿と浄水に関してだけなら、その通り。でもオプションに「水素水で健康に」とかあるから、やっぱり、限りなくニセ科学。
1)新型コロナとインフルエンザが感染拡大している
今年は既にインフルエンザが大流行レベルで感染拡大を起こしている。そしてその陰に隠れて目立たないものの、新型コロナも増えている。ここで思い出して欲しいのは、日本中がこぞって「マスク・手洗い・三密回避」を励行していた3年前には、インフルエンザはほぼ完全に抑え込まれていた件。新型コロナはともかく、インフルエンザワクチン接種率は今シーズンと極端な違いは無い筈だから、この差は上記の一般的な感染防御によるものだと考えられる。
なので繰り返しお願いしたい。基本的な感染防御、とりわけマスクの励行をお勧めする。
2)例の告発本は嘘だらけだった
Meiji Seikaファルマの社員チームが書いたという触れ込みの書籍「私たちは売りたくない」が嘘だらけだった。即ち「チーム」と言いつつ執筆者は一人だし、亡くなった社員の方との接点も無し。更には出版社がこれらの欺瞞を正当化する見解を発表。
本件でもやはり、反ワクチンはロクでもなかった。
3)反マスクとか反ワクチンとかいい加減にして欲しい。マジで。
という訳で前項に限らず、まだまだ反マスクや反ワクチンの勢力は強い。まだ「自分はワクチンを打ちたくない」だけならギリギリ個人の権利として許容範囲内(本当は公衆衛生上の観点からは認めたくない)だが、他人にワクチン忌避を勧めたりそうした思想を広めたりするのは明確に反ワクチンであり批判対象である。
増してや、ワクチンよりも遥かに副作用が少ない(事実上無視できるレベル)筈のマスクまで奪おうとするのは許せない。他者に健康被害を強要しているのも同然の蛮行だ。
やみのま~
今イベはシンデレラロード。いつもの様にまずは拓海さんを☆15にして……と思ったのですが、今回はそこそこお迎えした所で美世さんの方も少し進めたりしています。
あと、編成ユニット数が27→45に増えたのは地味に嬉しいポイント。そろそろキツキツになってきていたので。
#デレステ
そしてアズレン。最初はイベント海域の切り替え方が解らずノーマルで初めてしまいましたが、C2からハードで進め、現在D2を8周した所です。相変わらずストーリーモードは後回しですが。
さて明日のメンテ後には能代が加わる様で、そちらも楽しみです。
#アズールレーン
以上、PseuDoctorがお送りしました。
それではいつもの様に(ブログでは初めてですが)年に一度の飯テ■行きます。
今週もお粗末様でした
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